オンリーユータイムス   

星間パトロールが現地を封鎖

太陽系とは

 

銀河系の辺境に有る星系のひとつ。近年になってこの星系の第3惑星である地球という星との交流が活発化している。

文明レベルは低く、まだ

政治的交流はどの星も

行っていない。

2日未明・太陽系付近>

本日未明太陽系から銀河系中心部へ抜ける通称「太陽系回廊」で艦隊同士による

戦闘が発生した模様。現在も戦闘は継続中で、星間パトロールは回廊を封鎖し

不慮の事態に備え警戒を強めている。

戦闘を行っているのは鬼星とエル星の艦隊と見られているが、確認はされていない。

戦闘に至るまでの経緯や両軍の戦力、布陣状況などもまだ分かっていないが

交戦中の艦隊は双方とも航空母艦を伴う大規模な機動部隊との情報もある。

今後戦闘が拡大する可能性もあり予断を許さない事態となっている。

 

諸星氏がまたもや関与か?

 

星間連合の有力な情報筋によると今回の戦闘の経緯について地球在住の諸星あたる氏(17)が深く関与して

いる可能性が強まり、連合は近く調査団を地球に派遣する模様。諸星氏は昨年の鬼星軍地球来襲騒ぎの際にも

登場しており、今回の事態についてもキーマンと見られている様だ。

しかし、諸星氏は昨夜から行方が分からなくなっており、現在星間パトロールが諸星氏の行方を追っている。

 

諸星氏が今回の戦闘に関与している可能性について情報筋は次のような根拠があるとしている。

 

1・太陽系内、特に地球付近においてエル星軍所属と思われる艦艇がしきりに目撃されていること。

  なおこの艦艇は昨日地球に降下したとの情報もある。

 

2・諸星氏周辺にて数日前まで怪文書が出回っていたとの情報がある。

  この怪文書の発行元がエル星付近である可能性が高いという。

 

3・昨夜から本日未明にかけて地球圏を離脱している宇宙船が数積あることが判明。

  この宇宙船が現在交戦中の鬼星艦隊と太陽系内で合流している可能性があるという。

 

4・昨夜、鬼星と地球圏付近でかなりの量の超空間通信が行われている痕跡がある。

 

地球はまだ文明レベルが標準に達しておらず、宇宙港も存在しないため情報はどれも精度の薄いものであるが

諸星氏とエル星関係者が数日前から昨日にかけて接触した可能性はかなり高いようだ。

諸星氏は1年前に鬼星人のラムさん(17)と婚約を交わしたことで話題を呼んだが、

エル星関係者と接触したと思われる昨日から今日にかけて、鬼星軍の動きが活発化しており、

この情報がラムさんを通じて鬼星にもたらされた結果、

鬼星関係者を刺激し今回の戦闘に発展した可能性があるとしている。

連合は諸星氏が今回の戦闘の事情を知る人物とみて行方が分かり次第任意で事情を聞く方針だという。

 

 

回廊周辺は渋滞

  

太陽系回廊の戦闘による現地封鎖によりこの周辺の回廊は迂回した宇宙船により渋滞に見舞われている。

主な渋滞情報は次の通り。

 

ベクトルP13バイパス:ロンウォール星域付近を先頭に6万光年の渋滞

ルノー・メガーヌ回廊: 惑星トア付近を先頭に4万光年の渋滞

ノースウェガ記念運河: セレン・オーリック回廊交差点を先頭に12万光年の渋滞

 

他にも周辺回廊は次々と渋滞が発生しており物流関係にも大きな被害がでる可能性がある。