(うる星やつら)   ダーリン?今日はどうしたっチャ 
 
 ある年の夏の日いつもの様に学校へ登校している時からスタート
ラム    「毎日毎日、暑いっチャね〜ダーリン。」
あたる   「・・・・・・・・・・・」
ラム    「ダーリン?どうしたっチャ?ダーリン?ダーリン!
       ダーーーーーーーリーーーーーーーン!!!」
     『うるせぇーーーーーーーーー!!!』
ラム    「ダーリン・・・・・・・・・・・・・」
そしてあたるは、走って学校に行ってしまった。
トボトボ、一人で学校に行っていたらふと、思いついた。
ラム    (ダーリンは朝もなんか機嫌が悪かったっチャ。
       学校に行けば普通になるっチャ。)
そして、急いで学校に飛んで行った。
いつもの様にクラスの部屋に入ると1番、初めに目が付いたのは
あたるの行動だっだ。なんとあたるは席に静かに座っていた!
それを見てボーと立っていると、
面堂   「どうしたのですか、ラムさん?」
ラム    「ダーリン!ダーリンは着てからずっと・・・・」
面堂   「諸星、諸星ですか?はい、着てからずっとあれです。
       席に座り下を向いているのです。」
ラム    「・・・・・・・・・・・ありがとだっチャ。」
面堂   「ラムさん・・・・・・・」
ラムは席に座った。そうして考え始めた。
ラム    (ダーリンどうしたのかな?うちの事が嫌だからあんなことを
       だったら今は普通だっチャ・・・うーん、どうしてかな?
       昨日、までは普通だったっチャ。だったら今日何かが
       あるっチャ。調べてみるっチャ。だったら調べるために
       聞きこみをするっチャ。もしかしたら今日補習かも
       しれないっチャ。)
ラム    「終太郎。今日、補習授業ある?」
面堂   「今日は温泉が出かけるのでありません。でもどうして
       ですか?補習が嫌だからですか?」
ラム    「そうじゃないっチャ。ダーリンが・・・・・・」
         『キーンコーン カーンコーン』
面堂   「鐘がなりました。休み時間に聞かしてください。」
ラム    「わかったっチャ。」
1時間目は英語だった。
温泉   「教科書の27ページを開け。今からプリントを配るから、
       写し書きをしろー!できないやつが 『1人』 でも
       いたら、明日は補習だからな!」
一同   「えーーーーーーーーーーーー」
その時一番に『えー』と言うあたるが何も言わずに教科書を見ていた
          休み時間  終太郎と
面堂   「いいえ。あれは誰が見てもおかしいです。補習を
       1番に嫌う諸星が無反応とは・・・何かある。」
ラム    「でもそれが何だか分からないっチャ。それも今日に限って
       だっチャ。終太郎はなんか思いつくことある?」
面堂   「女にふられたは毎日だし、ラムさんでも知らないなら
       過去のことかもしれません。」
ラム    「そうだっチャ、きっとそうだっチャ!ありがとだっチャ。
       終太郎。聞いてみるっチャ。」
面堂   「いいえ。また何かあったら聞いてください。」
学校の帰り道、ラムは決心を決めて聞いてみた。
ラム    「ダーリンどうしたっチャ?」
あたる   「・・・・・・・・・・・・・・・・」 
ラム    「昔に何があったっチャ?うちに何でも言ってっチャ。
       昔に女の子にふら・・・・・・・・」
あたる   「うるせえよ、お前には関係ないだろ。人が悲しんでるの
       に、ケラケラケラケラしやがってお前は邪魔だ。どこかに
       行け!もともとお前が間違えなければ、忍とも結婚
       できたんだ!」
ラム    「そ・・・そ・・そんなに怒らなくても・・・・うち・・・うちは
       ダーリンが元気に・・・・・」
    『何も言わずに早くどこかに行けー!!!』
ワーと泣きながら宇宙船の方に飛んでいった。
ラムも見ずに家へ歩いていく・・・・
あたるが角を曲がると後ろに・・・・・・・・
面堂  「ラムさんを泣かした理由を調べなくては!」
無線で連絡が来た
男1  「盗聴器を肩に付けました。ただいまより
     盗聴を始めます」
面堂  「わかった。まだ小型マイクは付けてないのか!」
男1  「え・・・・・・・・・・小型マイクも付けるのですか・・・・・・」
面堂  「も・・も・・もしや
        忘れただと言うのか!」
男1  「大声を出すとばれてしまいます。カメラはありませんが
     盗聴器があるので・・・・・お許しを。」
面堂  「まぁ、盗聴器がうまくいっていれば良いだろう・・・・
      ラムさん必ずつかみます。」
        宇宙船では・・・・・・・・・
ラム   「う・・・・う・・・・・うえ〜ん・・・・ううう
      ダ・・・・・ダ・・・・ダーリンはうちのことがやっやっやっぱり
      嫌いだったっチャ・・・・・・うわ〜ん・・・うち宇宙に帰った
      方が良いっチャ・・・」
ラムは泣き疲れ椅子に座りながら寝てしまった・・・・顔はグシャグシャ
になり目は真っ赤になっていた・・・・・
         家では・・・・・・・・
あたるは何も言わずに帰宅した。
母    「お帰りあたる。あれラムちゃんは一緒じゃないの?」
あたる  「ラムは宇宙船に戻った・・・・・・・・」
母    「あたる今日は美沙子ちゃんの命日でしょ。
      お花買って行って来て上げなさい。」
あたるは部屋に戻って行った。
         路上で盗聴していた面堂は
面堂  「命日・・・・美沙子ちゃん・・・誰だ・・・・・・っあ!
      ラムさんに連絡しよう・・・でもどうやればあの
      宇宙船まで・・・」
男1  「若、これを装着して行けば・・・・・・」
     『ガチャガチャ・・・・ブスン・・・・』
面堂  「エ・・・・・・エ・・・・・お・・お・・・お前たち・・・」
男2   「では宇宙船まで・・・」
そして紐を引くと
     『ボ〜バス〜ン』
面堂  「お・・・お・・・お前達にしては良いアイディアだ・・・・ほめ・・
        られるわけな〜い   怖いよ〜!」
と叫んでいるとラムの宇宙船に
       『ボォォォ〜〜ン』
ラム   「ウウウゥ〜ン ハァァ〜よく寝たっチャ。でも何か音が・・
      アァァァーーーーーーー!終太郎!!!どうしたっチャ?」
面堂  「ラ・ラ・ラムさん〜」
面堂を中に入れてベットに寝かして・・・・・・・・・・5分後
面堂  「う・う・うぅぅぅぅ〜 っん!ここは?」
ラム   「終太郎気がついたっチャね〜大丈夫?」
面堂  「は、はい大丈夫です。それよりつかめました。」
ラム   「つかんだって何のつかんだっチャ?」
面堂  「諸星がなぜああなったかですよ。」
ラム   「え・・・・・・・わかったっチャ。」
面堂  「はい、諸星は昔、昔と言ってもいつごろか分かりませんが
      美沙子と言う女の子を亡くしたそうです。それで今日が
      命日だそうです・・・・・・」
ラム   「そうだったんだ〜うちそんなことも知らずに・・・・・・終太郎
      ありがとだっチャ。うちダーリンに謝ってくるっチャ。」
そして宇宙船を出て行った・・・・・・・・
面堂  「ラ・ラ・ラムさん?ああのどうなるの?」
面堂は宇宙船に取り残されてしまった。
        『ガチャ・・・・バタン・・』
母    「あっ!ラムちゃん、おかえりなさい。」
ラム   「ただいまだっチャ。おば様、美沙子ちゃんって誰だっチャ?」
母    「美沙子ちゃんはあたるの幼稚園時代の1番好きだった子
      でも、通園の時交通事故で亡くなってしまったの・・・・・・
      それで今日がその子の命日・・・・・・・・・・・・だけど
      あたるは行こうとしないの・・・・・・・・・」
ラムは階段を駆け上がった、そして・・・
ラム    「ダーリン・・・うち・・ごめんっチャ!一緒に行こ?」
あたるは何も言わずに立ち上がり、ドアを開けて
あたる     「分かった・・・・・行こう」
その倍の声で
ラム    「うん!!」
          歩き始めて・・・・
ラム    「美沙子ちゃんってどんな子だっチャ?」
あたる   「・・・・・・・・・・・・・可愛い子だった・・・」
20分歩いただろうか・・・・・・・お墓にて
あたる   「ここだ・・・・この丘はあいつが好きだったんだ・・・
       だから俺はここに決めた・・・」
ラム    「決めた?」
花をお墓に置き
あたる   「親がいなくて・・・・・・だから俺が決めたんだ・・・・・」
また戻り始めて・・・・・
あたる   「ラム!・・・・・・・・・・・・・・ありがとう・・・・・・・・」
夕日があたるの背中にあたり何かを訴えたかのようだた・・・・・