ラムとあたるが学校を休み2,3日たち・・・ そのころ・・・ =友引高校= メガネ「・・・おかしい!!」 パーマ「ああ・・・確かにおかしい!」 カクガリ「ラムちゃんがあたるの看病で学校を休んだというのはわかるとしても・・・」 チビ「そのあとの不登校はいったい・・・?」 親衛隊の4人組が深刻に悩む 面堂「そもそもまったく・・・あのアホが風邪や熱など・・・なにかの間違いに決まってる」 コースケ「だよなぁ・・・」 今のところはみなあたるの様子を知らないようだ・・・ メガネ「・・・にしても静かだな」 パーマ「ああ・・・」 カクガリ「なんか寂しい気もしてきたな・・・」 チビ「あの二人がいないからか・・・?」 メガネ「ウム・・・」 しのぶ「でもほんと・・・変ね」 面堂「確かに・・・」 メガネ「何がだ?」 面堂「わからんのか?ラムさんが休んでると同時に諸星も学校に来とらんのだ」 メガネ「わかるわいそれくらい」 パーマ「んなことよりラムさんがなぜいないのかを今こーして悩んでいるのだ」 面堂「だから・・・なぜ看病の後にも同時のように二人休む必要がある?」 カクガリ「?どういうことだ?」 面堂「いつもならラムさんが実家へ帰る・・・というときには諸星だけでも学校へ来てたろう?」 チビ「そりゃまあ・・・」 カクガリ「そうだな」 しのぶ「あたるくんはあんなのでも学校をさぼってふらつくことはなかったわ・・・・     少しだけど(小声)」 メガネ「確かに一応来てその後抜ける奴だからなぁ・・・」 パーマ「まあおかしいということはわかった。それで何がわかるのだ?」 面堂「ラムさんと諸星が一緒に休む・・と考えられまいか?」 コースケ「?だからそれは看病で・・・」 面堂「その後もだ」 パーマ「なるほど・・・」 メガネ「そういう考え方もあるな・・・」 面堂「そう・・・だから・・・もしや・・・誰にも告げず二人は駆け落ちを(バキッ)・・・」 メガネ「ん・・・んなワケあるか!!」 パーマ「そ、そうだそうだ!!あのあたるがそんな不純なこと・・・」 メガネ「・・・」 パーマ「・・・」 全員「ありえる・・・・」 クラス中はパニックに陥りそうだった。ちょうどそのとき・・・ ガラッ メガネ「・・・温泉マーク」 温泉「・・・」 パーマ「なんだよ?なににらみつけて・・・」 温泉「ふう・・・」 面堂「?」 温泉「席につけ・・・」 メガネ「・・・温泉?」 とりあえずその場はみな従い席に戻ることに メガネ「なんなのだ?いったい・・・」 パーマ「もしや・・・あたるとラムちゃんに関して何か知ったんじゃ・・・」 カクガリ「なにっ!?ばかな!」 メガネ「いや・・・教師というものは保護者と連絡がとれる・・・     知ってるかもしれん」 チビ「なるほど!」 面堂「・・・」 細々としゃべる4人・・・ 腕を組み温泉マークをにらむように見る面堂・・・ そして重たい息を繰り返し吐く温泉マーク・・ 温泉「・・・諸星とラムくんの事情がわかった」 面堂「!」 メガネ「きたっ」 パーマ「おうっ」 やはり知っていた。 温泉「・・・いや・・・やはりなんでもない、忘れろ」 メガネ「・・・おい」 面堂「ちょっと待て!!」 しのぶ「どういうことよ!?」 温泉「・・・授業をはじめる(ドカッ、バキッ、ボカッズコッ)・・・」 生徒から(特に男子)いっせいにハンマーをくらう・・・ パーマ「納得いかんな」 メガネ「いったい何があったというのだ?話せ!!」 温泉「・・・」 ハンマーをはらいのけむくっと立ち上がり授業を進めていく・・・ その際何度も今のように妨害をし立ち上がり妨害しては授業をし続け・・・繰り返した そして↑を何回か繰り返した後、授業が終わる・・・温泉マークはひでぶ状態になりつつあったが 正気を保ちついに・・・ 温泉「・・・そんなに聞きたい・・・か?」 メガネ「・・・そうだといっとるだろ」 パーマ「なんなんだ?一体」 温泉「・・・まあいずれ嫌でも知れることだ・・・話したほうがいいかもしれんな・・・」 メガネ「?」 面堂「なんだ?勿体ぶって・・・」 温泉「すごく深刻なんだよ・・・すごくな・・・」 面堂「・・・?どういうことだ?」 温泉マークは覚悟を決めついに話す・・・ 温泉「諸星は病院だ・・・入院してる・・・」 パーマ「・・・なんだ?そりゃ」 メガネ「なぜ病院にいる・・・?なぜ入院してる・・・!?」 カクガリ「ラムちゃんはどうなんだ?」 温泉「・・・登校拒否だ」 全員「なっ・・・!?」 メガネ「と・・・登校拒否だと!?」 パーマ「な・・・なぜだ!?理解できん!!」 チビ「あたるがいないからなのか?」 温泉「ばかやろ・・・」 メガネ「!?」 パーマ「・・・」 面堂「・・・本当なのか?」 温泉「・・・事実であり・・・まことであって嘘ではない・・・    そして・・・諸星に関係ある・・・」 しのぶ「・・・あたるくんに何かあったの・・・?」 メガネ「どうなんだ?温泉マーク」 温泉「・・・諸星はもう2度と・・・」 面堂「!」 コースケ「?」 温泉「・・・2度と学校に・・・来れんだろう・・・」 全員「・・・」 その一言で静まり返る・・・ パーマ「・・・おい・・・どういうことだよ、それは・・・」 面堂「いったいなんだ・・・?何が起きた?」 温泉「・・・癌だ。」 面堂「癌・・・だと・・・!?」 しのぶ「あたるくんが・・・癌・・・!?」 メガネ「・・・だから入院したと・・・!?」 温泉「・・・本人も知らずうちに成長してしまったため末期となり    助けられる見込みはなくただ残りの生きてる時間を過ごすだけらしい。」 コースケ「・・・ちょっと・・・待てよ!!!」 メガネ「コースケ・・・」 コースケ「どういうことだよ・・・なんだよそりゃあ・・・!!」 面堂「諸星が・・・あの諸星が末期がんだと・・・ッ!?    冗談もほどほどにしろ!!非常識すぎる!!」 温泉「・・・事実だ」 面堂「!!・・・・くっ!!」 しのぶ「ねえ・・・嘘でしょ・・・?まさか・・・ほんとにそんな・・・」 温泉「嘘じゃない・・・現にラムくんはそれのショックで登校拒否になってる・・・」 パーマ「温泉!!!」 温泉「・・・」 パーマ「嘘だといえよ・・・嘘だろうが・・・!!」 温泉「・・・くどいぞ・・・」 パーマはそのとき「きっ」っとなって温泉マークを殴りかかろうとしたが メガネがとめた・・・ パーマ「メガネ・・・」 メガネ「落ち着け・・・信用ならんのならこの目で直接確かめに行けばいいことだ・・・」 パーマ「あ・・・ああ・・・」 チビ「メガネ・・・・」 心底・・・煮えたぎってるのはパーマだけではない・・・ 冷静ながらメガネには・・・静かに憤慨を抱いていた・・・ あまりに唐突過ぎたのでみな冷静な対処がとれない・・・ わけもわからず怒る者もいれば鬱になるのもいれば動揺する者も・・・人さまざまであった・・・ そうして学校にも・・・ほかの場所でも・・・ テン「なんやて!?あのアホが!!」 サクラ「なにっ!?諸星が癌・・・!?」 因幡クン「えっ!?諸星さんが・・・!?」 ラム父「なっ・・・んなわけあるかいッ!!!!」 弁天「なにぃ!?諸星が死ぬだとォ!?」 おユキ「まあ・・・大変・・・」 ラン「え・・・っということはダーリンが・・・ラムのダーリンがいなくなるってことだから・・・    ぐわはははは!!いいザマや!ラム!!おんどれもわいの苦しみをあじわえばいいんや!!」 コタツネコ「・・・(ふ)」 錯乱坊「不吉じゃの・・・」 ・・・下3名は別として、同じように皆反応を示した。 やはり唐突過ぎて状況がよくつかめないのだろう・・・ そして・・・メガネ達は病院へ・・・