・・・病院内・・・ 閑静につつまれたその空間で・・・ つばめはひとりただ・・・ ヒマそうにいたのだった つばめ(サクラまだかなぁ・・・ヒマだなぁー・・・) サクラの頼みによりつばめはこうやって病院に潜伏していた。 そして今、その正体のわからない黒幕の尻尾に触れようと・・・ つばめ(足音・・・?) カツ・・・カツ・・・ あたる以外いないはずの病院におきるはずがない足音・・・ つばめ(これはまさか・・・・!) 錯乱坊「わしじゃ!!」 つばめ「う、うわあああ!?」 いつぞやだったか錯乱坊が保健室でわけのわからない竹馬(?)をしたのと同じようにでてきた。 錯乱坊「ご苦労じゃの、おぬしヒマそうであったからの」 つばめ「ええ・・・もうあくびが・・・」 錯乱坊「もう大丈夫じゃ、サクラ達も来ておる、ここはわしにまかせて下へ行くのじゃ」 つばめ「はい、・・・・それじゃあ頼みます」 錯乱坊「うむ」 そうして下へ駆けていくつばめ・・・残った錯乱坊・・・ だが・・ 錯乱坊「・・・ふ、馬鹿なやつめ・・・やっと消えおったわ」 錯乱坊の様子が変だった ???「フン、(ベリッ)この変装もいい加減につかれる、本当に人間かあの坊主?」 なにやら覆面(?)みたいなものを剥ぎ取り ???「ちっ・・・にしてもまさかこうも狂うとはな・・・邪魔なヤツらがまた来たな・・・」 病院内の防犯カメラのモニター内には・・・サクラ達の姿があった。 そして錯乱坊もいた・・・ ???「ふん・・・・我々の陰謀に感づいたこの「星」の者か・・・邪魔だな・・・・     ・・・我々の目的の達成のために排除せねばならんな・・・掃除しておくべきか・・・」 === そのころ・・ つばめ「サクラ!!」 サクラ「・・・つばめ!?」 つばめ「良かったぁ、ぼく疲れたよ」 サクラ「お、おぬし見張りは・・・!?」 つばめ「へ?叔父上がもういいってさっき・・・」 サクラ「なにっ!?」 錯乱坊「わしはここじゃ」 つばめ「うわっ!?」 錯乱坊「何を驚く?」 つばめ「あれぇ?・・・さっき・・・上の階で会いませんでした?」 錯乱坊「上の階?・・・わしらはまだ入ったばかりでおぬしに会っとらんぞ・・・」 つばめ「え?」 この発言に何かを察したサクラは・・・ サクラ「・・・上か・・・」 つばめ「あ、サクラ!!」 急に走り階段を駆け上る・・・ サクラ「皆、上じゃ!!上を捜せ!!」 テン「う、うん」 つばめ「・・・これはいったい・・・」 錯乱坊「おぬし図られたな・・・」 つばめ「え?」 錯乱坊「まぁこれではっきりしたがの・・・病院内に黒幕がいるということが・・」 つばめ「あの・・・どういうことですか?一体・・・」 錯乱坊「・・・そやつはわしに化けたのじゃろう、おぬしを追い出すためにじゃ・・・     そして最も邪魔なという感づいたわしらが今こうして参った・・・黒幕はなんらかの形で     動くじゃろうな・・・」 つばめ「そ・・・そんな・・・」 錯乱坊「おぬしも上にゆくぞ」 つばめ「・・・はい!!」 モニター監視室・・・ ???「ヤツラめ・・・上にきたか・・・じきにここも見つかるだろうな・・・     ならもう手段は選ばん、私がじきじきに排除してくれる!!」 そうして再び変装した黒幕が・・・動く