メガネ「ラムさぁ〜ん!!」 パーマ「おーい!!」 ラム達を捜すメガネ達 パーマ「やっぱり・・・迷っちまったんじゃねえか?俺ら・・・」 メガネ「おそらくな・・・」 パーマ「・・・」 パーマはさっきのメガネのいったこの『世界』について気になっていた パーマ「もしこの世界が本当にそうなら・・・」 メガネ「・・・」 パーマ「・・・『幻』が見えるのもちゃんとした理屈になってる・・・か」 メガネ「ああ・・・」 2人は密林に群生する草をかきわけラム達を捜す すると・・・ メガネ「ん?」 パーマ「お?」 目の前にラムの姿があった。 メガネ「らっ、ラムさんッ!!!」 パーマ「・・・!!・・・ん?ちょっと待て!!」(ぐいっ) 「びったーん!!」 メガネの服を引っ張りとめるパーマ、ずっこけるメガネ メガネ「なっ、何するんだオマエは!?」 パーマ「様子が変じゃねえか?」 メガネ「なにぃ?まさかそんな・・・」 ラムは何故か一人で・・・さらにこちらを「来て」と誘ってるように見える。 それに本当なら一緒にいるはずの弁天が見当たらない パーマ「・・・『幻』か?」 メガネ「うーむ・・・となると」 「ちゅど〜んっ!!!」 パーマ「うおおっ!?」 メガネ「クソォ〜!!やっぱり・・・」 近くにいた戦闘マシーンがこちらに攻撃してくる すぐさま反応したメガネは・・・ メガネ「えーいっ、ラムさんを愚弄しおってこのポンコツめが!!     俺が直々にスクラップにしてくれる!!」 パーマ「燃えてるなあ」 喜びが虚無となったことに対する怒りを敵にぶつけるメガネ・・・ メガネ「くのっ!!このっ!!このぉっ!!!」(バキッ!ボカッ!ドカッ!!) === 弁天「おーいっ!!」 チビ「メガネぇ〜!!」 カクガリ「パーマ〜!!」 同じように捜しまわる一行 コースケ「ん?」 しのぶ「人の声みたいなものが向こうから聞こえるわ」 チビ「メガネだ!!」 弁天「あっちか!!」 === メガネ「はーっ、はーっ」 完全燃焼したメガネ。マシーンは粉々だ。 パーマ「おつかれーっ」 メガネ「なしてオマエはそんな状態なのだ?」 メガネとは対称的にけろっとした状態であるパーマ パーマ「ん?だってよぉ、オマエがめいっぱい戦ってくれてるおかげで     俺すっかり暇でくつろいでたもんな」 メガネ「あ・・・そぅ」 「メガネーッ!!!」 メガネ「ん?」 パーマ「おっ!みんなーっ!!」 メガネ「無事だったか・・・」 ラム達が前からやってきた ラム「大丈夫だっちゃ?」 メガネ「ええ」 パーマ「ヘーキだよ」 ラム「そう・・・・・・・・良かったっちゃ*・・・」 メガネ・パーマ「えへへ・・・*」 照れる2人、 そしてこれにて全員合流した。 ラム「・・・じゃあみんな!集まったところで、目的地に行くっちゃよ!!」 全員「オーッ!!」 と、求めるモノがあるという十二時の方向にある池へ向かうラム達・・・ だがその途中・・・最大の難関が訪れた メガネ「な・・・」 しのぶ「うそ・・・」 面堂「そんな馬鹿な・・・」 コースケ「これ全部・・・」 弁天「『敵』だ!!」 気付いたら周りに何千何百ものマシーンがラム達一行の周りを取り囲んでいた。 前も後ろも左右も横の視界はマシーンで満ちていた・・・ 密集していて振り切れそうに無い・・・戦うほかはなかった パーマ「・・・本当に腹をくくんねぇとやばそうだな」 面堂「ああ・・・」 メガネ「死ぬなよ、お前ら」 チビ「えっ、縁起悪いこというなよぉ!!」 カクガリ「くそぉ、あっちにもこっちにも・・・」 しのぶ「もううんざりよ!」 弁天「ちっ、片付けるしかねえか・・・なんとかなるかねぇ、こりゃぁ・・・」 ラム「・・・、」 みんなで輪となりそれぞれ敵のほうを向いた。 弁天「・・・ラム」 ラム「?」 弁天「おめぇだけ先に行けるはずだ、ここはあたいらに任せて行きな」 パーマ「な!?」 面堂「賛成ですね・・・ラムさん、貴方は飛べる、こんなところで戦って無駄に散るよりも    希望を繋げてほしい、どうか先に」 ラム「で、でも・・・」 ラムはみんなをおいて一人で先にはどうしても行くことができなかった 弁天「諸星が死んでもいいのか!?」 ラム「!!」 ラムはそうだった・・・と思い出した。 あくまであたる救出のために来たのであって時間に余裕はなく 仲間を心配してる暇などないというのは自分もわかっていた、しかし・・・ ラム「う・・うち・・・それでも・・・」 しのぶ「これは地球の存亡の危機にも関わるのよ!!」 ラム「!!」 あたるの死はイコール地球生命体の絶滅を意味するのだった。 コースケ「そうだな・・・あたるだけの問題じゃねえんだ・・・      ラムちゃん、頼む、先行ってくれ」 ラム「しのぶ、コースケ・・・」 まだ迷う・・・ 弁天「あーっ、苛立たしい、てめえがそうグズグズしてっといずれ地球以外にも被害が出るんだぜ!    おめえの星にも、あたいの星にも、おユキんとこにもだ!!    そうなりゃこの宇宙はおしまいだ!!わかってんのか!?」 ラム「弁天・・・」   それでもまだ躊躇するラム・・・ 弁天「・・・安心しろ、死にゃあしねえよ、あたいらを信じろ、あたいらもおめえを信じる。    それにこれはおめえしかできねえことだ、頼むよ・・・」 ラム「ッ!」 カクガリ「大丈夫大丈夫、」 チビ「おっ、俺ももう怖くないよぅ」 パーマ「弁天様の言うとおりだよ、ラムちゃん」 ラム「みんな・・・」 弁天「わかったら・・・行け!」 ラム「ッ!!・・・ごめんっちゃ!!」 ラムはついに決心する、上空へのぼった メガネ「あ・・・ラムさん!!」 ラム「?」 メガネ「これだけは肝に命じて欲しい・・・ここには『あたるはいない』ということを・・・」 ラム「・・・?」 メガネ「それでは・・・また後で合流しましょう!!」 ラム「・・・わかったっちゃっ!!」 それぞれの思惑をのせ、ついにそれぞれの戦いが始まった。 ・・・しかしこの『戦い』がまだ序曲に至ってないということなど誰も知るよしがなかった