キミと過ごした日々『第3話』覚醒 (Page 2)
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キミはオレであり、オレはキミでもある。キミ、オレを呼んだだろう?だからオレはここから出られるわけ』
あたるはその言葉にハッとして周りを見渡す。
いつの間にかあたるが檻の中に入れられていた。
ちょっと待て!オレはお前なんか――――――
呼んでない
『呼んだじゃないか。ほら、“死にたくない”ってね。それに、オレの体でもあるしな。キミはそこで見物していればいい』
………………………
…………………
……………
………
使徒の攻撃を難なくかわすあたる。
あたるの方が力が上だと見てとれる戦闘だ。
「凄い……………」
モニターを見ていたサクラが無意識に自分の考えを口に出す。
サクラだけじゃない。お雪も含めて鬼星スタッフ一同がモニターに釘付けになった。
ピカッ
激しい光とともに大きな爆発が起き、地面を轟かす。
煙の中からあたるが出てくる。
ドサッ
立ち止まると、急に倒れた。
右手にはブレスレットがついている。
――――――んで、気が付いたら病院のベッドの上。
………………一体オレはこれからどうなるんだ?
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