リバースリバース〜先祖をたどれ(5) (Page 2)
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あ「縁起でもないことを言うな・・・実際にありえるから恐いじゃないか」
サ「しかし、これだけ時間が経っても変化がないとなるとのー」
チェ「調合に間違いはないはずだが・・・む」
あたるの体から白いもやのようなものがでてくる。
あたるの先祖「ごめんごめん、少しトイレに行っていたもので」どこにでもいそうな中年のおじさんが姿を現した。顔を見る限り角や牙もなく、普通の地球人のようだ。
あ「幽霊の分際でトイレなんて非常識なことあるか」愚痴ってから続ける
あ「これはお前の仕業か?」牙を指差して聞く。
あたるの先祖「僕のせいというかなんと言うか・・・とりあえず故意にやったわけではないよ」

説明が始まる。

あたるの先祖「僕は生きている時は変わった体質を持っていてね。相手からの強い刺激を受けると、その刺激を与えた方の能力や姿の一部がうつるんだよ。例えば
犬に思いっきり噛まれるとかがいい例だね。」気づかなかったが、お尻のあたりから犬の尻尾が生えていた。
あたるの先祖「まあ、普通はすぐに治るんだけどね・・・あまりに刺激が強いと残る場合があるのだよ。」皆がこの中年おじさんと犬の死闘を思い浮かべた。
あたるの先祖「きっと、君のはすぐに治ると思うよ〜ちょっと待っててね」とあたるの体に再びもぐりこむ。体の中から声がした
あたるの先祖「ちょっとそこに人、思いっきり叩いてくれないか」サクラを指名したようだ。
あ「自分から飛び込めばいいこと。さくらさーーーん   ぐはぁ・・・」見事に蹴りを喰う。
チェ「おお、角が消えたではないか」そういわれて、自分の頭を触ってみる。たしかになくなっている。牙も消えていた。さっさとリボンをはずそうとするが
ラ「そのままにはさせないっちゃーーー」ラムが放電する。また、角と牙が出現した
あ「ぐぎゃぎゃぎゃぎゃ。ラムなんて事をするんだ」などと言っておきながらサクラにくっつく。
サ「気色悪い!!」肘鉄を食らった。
また、ラムからの電撃が来るとおもい警戒したが、こなかった。それよりも皆の目線が頭に向けられているのでちょっと心配になり頭を触ってみる。
あ「げ、消えてない」いつのまにか体の外に出ていたあたるの先祖が言う
あたるの先祖「僕が乗り移っている時だけこうした能力になるんですよ〜。今日は天界の福引でたまたま下界旅行が当たりましてね。
あっちこっち行ってたらちょうどあなたを見つけたもので体の中で休みながら見学させてもらってたんですよ〜」急におっといけない、というようなジェスチャーをし
あたるの先祖「そろそろ集合の時間なので帰りますね。さようなら〜」あたるが声を発する前に、あっというまに消えてしまった。
あ「待てーーーーーーーーーーーーまだ元に戻ってないぞーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーおーーーーーーい」
ラ「一件落着だっちゃ」ラムが腕に抱きついた。


リバースリバース〜先祖をたどれ(5)完

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「リバースリバース〜先祖をたどれ」は、これで終わりです。雑な文ですが、読んでくださった方ありがとうございました<(_ _*)>
このタイトルの作品はこれで終わりですが、次号作は題名が変わるだけで、これの続き物です。w
タイトル変更で混乱するかもしれませんが、ご了承ください^^;
それでは、またの作品でもよろしくお願いします。|彡サッ!

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