木枯らしに狂乱す歯車:中編 (Page 2)
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温泉「・・・諸星はもう2度と・・・」
面堂「!」
コースケ「?」
温泉「・・・2度と学校に・・・来れんだろう・・・」
全員「・・・」

その一言で静まり返る・・・

パーマ「・・・おい・・・どういうことだよ、それは・・・」
面堂「いったいなんだ・・・?何が起きた?」
温泉「・・・癌だ。」
面堂「癌・・・だと・・・!?」
しのぶ「あたるくんが・・・癌・・・!?」
メガネ「・・・だから入院したと・・・!?」
温泉「・・・本人も知らずうちに成長してしまったため末期となり
   助けられる見込みはなくただ残りの生きてる時間を過ごすだけらしい。」
コースケ「・・・ちょっと・・・待てよ!!!」
メガネ「コースケ・・・」
コースケ「どういうことだよ・・・なんだよそりゃあ・・・!!」
面堂「諸星が・・・あの諸星が末期がんだと・・・ッ!?
   冗談もほどほどにしろ!!非常識すぎる!!」
温泉「・・・事実だ」
面堂「!!・・・・くっ!!」
しのぶ「ねえ・・・嘘でしょ・・・?まさか・・・ほんとにそんな・・・」
温泉「嘘じゃない・・・現にラムくんはそれのショックで登校拒否になってる・・・」
パーマ「温泉!!!」
温泉「・・・」
パーマ「嘘だといえよ・・・嘘だろうが・・・!!」
温泉「・・・くどいぞ・・・」

パーマはそのとき「きっ」っとなって温泉マークを殴りかかろうとしたが
メガネがとめた・・・

パーマ「メガネ・・・」
メガネ「落ち着け・・・信用ならんのならこの目で直接確かめに行けばいいことだ・・・」
パーマ「あ・・・ああ・・・」
チビ「メガネ・・・・」

心底・・・煮えたぎってるのはパーマだけではない・・・
冷静ながらメガネには・・・静かに憤慨を抱いていた・・・


あまりに唐突過ぎたのでみな冷静な対処がとれない・・・
わけもわからず怒る者もいれば鬱になるのもいれば動揺する者も・・・人さまざまであった・・・

そうして学校にも・・・ほかの場所でも・・・


テン「なんやて!?あのアホが!!」

サクラ「なにっ!?諸星が癌・・・!?」

因幡クン「えっ!?諸星さんが・・・!?」

ラム父「なっ・・・んなわけあるかいッ!!!!」

弁天「なにぃ!?諸星が死ぬだとォ!?」

おユキ「まあ・・・大変・・・」

ラン「え・・・っということはダーリンが・・・ラムのダーリンがいなくなるってことだから・・・
   ぐわはははは!!いいザマや!ラム!!おんどれもわいの苦しみをあじわえばいいんや!!」

コタツネコ「・・・(ふ)」

錯乱坊「不吉じゃの・・・」


・・・下3名は別として、同じように皆反応を示した。
やはり唐突過ぎて状況がよくつかめないのだろう・・・




そして・・・メガネ達は病院へ・・・


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