木枯らしに狂乱す歯車:後編 (Page 2)
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    幸いラムもいないことだしガールハントでも・・・ぐっふっふ」
しのぶ「ちょ・・・ちょっと!ラムだって本気で心配してるのよ?」
あたる「知ったことか!それに俺は今ついてるとしかいいようがない!!
    最大にして最高のこの運気!!学校も休めるしラムもいない!!自由じゃーっ♪!!」


その一言に皆ぷちっときて・・・


しのぶ「こっ・・・このっお気楽男!!」(隣のベッドをあたるに叩きつける)
あたる「ぐぉわぁッ!!!」
しのぶ「あたし帰るっ!!心配して損した!!」
あたる「しっ・・・しのぶ〜・・・」
面堂「・・・アホが」
メガネ「貴様がそんな薄情者だったとはな・・・」
パーマ「俺たちも帰るぜ」
カクガリ「最後までほんとにそうしているのか?」
チビ「ラムちゃんのことはどうでもいいのか!?」
テン「ふんっ、みそこなったで!!アホ!!」
サクラ「私も忙しいんで帰らせてもらおう」
コースケ「そんなんじゃもう見舞いに来てやんねーぞ!!」
あたる「おーい・・・」


一気に静かになった病室・・・


外の皆の帰る姿を窓から眺めるあたる・・・













あたる「ふ・・・・」(ため息)
??「あの〜・・・」
あたる「ん?」


因幡クンが実はまだいたのだった。


あたる「な、なんじゃ?まだいたのか!?」
因幡「嫌だなぁ、僕はさっきからいたじゃないですか」
あたる「てっきり皆と一緒に帰ったのかと・・・」
因幡「僕は上の台詞に「帰る」とのってませんが・・・」
あたる「・・・で、何の用じゃい?」
因幡「諸星さんの未来を見にいったんですよ、癌について聞いたら・・・」
あたる「!」


そう・・・因幡クンは運命製造管理局の従業員・・・
あたるのこれからの運命を先に見ることも可能なのだ


因幡「・・・喋らないほうがいいですか?」
あたる「・・・いや、どうせ死ぬとわかっとる・・・話せ」
因幡「・・・未来には・・・2パターンがありました・・・」
あたる「・・・2・・・パターンだと・・・・?」
因幡「はい・・・」


因幡クンは真剣に喋りだす・・・

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