夜花の詩:1 (Page 2)
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ラム「それがわからないっちゃ・・・その病気が近くの星で発疹したことなんて一度もないし・・・
   もちろんうちらの星でも一度もないっちゃ。」
テン「・・・わからんわな・・・」
ラム「だっちゃ・・・・・・・でも」   
テン「?」
因幡「でも?」
ラム「・・・希望ができたっちゃ!」
テン「希望?」
ラム「その「病気」は・・・治せるっちゃ」
テン「ええっ!?ホンマかいな!!」
ラム「だっちゃ・・・とにかく急ぐっちゃ!!」

と、ハッチをあけ外にでる

テン「あっ、ラムちゃーん!!」

テンが追いかける

因幡「・・・」

ひとり残った因幡クンはその場を去った・・・
ラムは治す方法をすぐに調べた。

あたるは厄介な癌に侵されている。末期でもう助かる見込みがない。
しかしそれに絶望したラム達の果てには・・・たったひとつの希望があるという。



しのぶ「それで完全にあたるくんは助かるの?」
ラム「・・・運がよければ・・・だっちゃ。」
面堂「運・・・?」
メガネ「それはどういう・・・」
ラム「因幡クンがいったとおりダーリンには2通りの未来が待ってるっちゃ。
   死ぬのと・・・生きて治らない記憶喪失になるのが」
メガネ「え、ええ・・」
ラム「うちはその・・・生きるほうに懸けてるっちゃ」
しのぶ「え?どういうことなの?それがあればそれも含め完全に治るんじゃないの?」
ラム「治るっちゃ・・・でもその運命だけはどうしても治せないっちゃ・・・」
しのぶ「ええ!?それじゃ・・・」


つまり「死ぬ・生きる」は運の問題で、「治せる」というのはそれ以降のことであった
ちょうどよく2分の一の比率だ・・・


ラム「だから遅れてなにもできなくなるより・・・急いで希望があったほうが・・・うちは・・・」
面堂「ラムさん・・・」
カクガリ「健気な・・・ううっ」
チビ「あたるが羨ましいぜ・・・」
パーマ「だが・・・というと・・・もしあたるの運命が死・・だったら・・・」
メガネ「ばっ・・・!」
ラム「・・・そしたらここに来た意味もなくなるっちゃね・・・でも
   まだ時間はあるっちゃ。急ぐっちゃよ!」
パーマ「う・・うん!」
メガネ「おーし!ラムさんの為にもあたるを助けるぞーっ!!!」
全員「おーっ」
??「おい、ラム」
ラム「?・・弁天!?」


そのとき・・・エアバイクに乗った弁天が話し掛けてくる


弁天「・・・何をそう急いでるんでぇ?」
ラム「弁天!!ちょうどよかったっちゃ!」
弁天「あん?」
ラム「弁天も来るっちゃ!!」
弁天「て、おい・・・ラム!!・・・どうしたんだ?」
メガネ「あたるがな・・・まだ生きれる希望があるそうだ」
弁天「あいつが?」
メガネ「ああ」
弁天「・・とはいってもよぉ、あいつ見放された末期癌だろ?」
メガネ「だが奇跡があるそうだ」
弁天「奇跡?先のことだぜ?」
しのぶ「未来を見れる人がいるのよ!!」
弁天「ほーっ」
ラム「弁天も協力してほしいっちゃ」
弁天「協力って・・・何をだよ?」
ラム「花を摘みにいくっちゃ!!」
弁天「花ァ?なんでえ?墓に添えるには早すぎるぜ。もうあいつを見限ったのか?」
ラム「(ずるっ)・・・んなわけないっちゃー!!」
弁天「・・じゃあなんだよ?」
ラム「ダーリンの病気を治す薬作りのためだっちゃ」
弁天「へぇー」
ラム「弁天も協力してほしいっちゃ!!」
弁天「・・・ま、いいか」
ラム「ありがとだっちゃ♪・・・ん?あ!!」
弁天「?」
ラム「弁天!」
弁天「わっ!!」

ラムは弁天を揺さぶった

弁天「あ・・あぶねえだろーがバカヤロー!!」
ラム「あ、ごめんっちゃ」
弁天「なんだぁ?どうしたんで・・・って・・・諸星ぃ!?」
メガネ「なにぃ!?」


街中にあたるの姿が・・・・・



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