夜花の詩2 (Page 2)
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ラム「・・・ダーリンがうちを・・・・?」
弁天「おそらくな」
ラム「・・・そうっちゃ・・・?」
弁天「ま、行動をみての解釈だけどよ、・・・ほれ、あそこにいるが泣いてるじゃねえか」


人気が無い裏路地でしゃがみこみ下を向く。弁天達のいる角度からは泣き顔がはっきり見え見えだった。
大粒の涙をこぼして悔しそうに・・・さっきいったことを後悔してるように思えた・・・


ラム「・・・ダーリン・・・・」
弁天「な?」
ラム「・・・ダーリンは・・・うちを思ってそういってくれたっちゃね・・・」
弁天「ま・・・まぁ言い換えるとそうか・・・?」
ラム「・・・でも無駄だっちゃ・・・手遅れだっちゃ」
弁天「・・・そうか」
ラム「うちはそれでもダーリンが好きだっちゃ・・・」
弁天「ああ・・・で、どうする?」
ラム「やるっちゃ・・・悲しむのは後だっちゃ」
弁天「・・・だな。でもよ・・・帰っちまったぜ?ほかの奴ら」
ラム「今すぐまた・・・みんなを集めないと」
弁天「・・・なにするんだかしったこっちゃねえが・・・今はあいつら気分が悪いようだぜ?」
ラム「・・・こうするっちゃ」(パシャッ)
弁天「・・カメラ?」

それもすぐ現像されるやつ・・・

あたるの泣いてるさまが写ってる・・・

弁天「で、それをどうするんでぇ?」
ラム「みんなに見せるっちゃ。・・・説得がどうしてもきかなかったときは」
弁天「ほぉー・・・でもま、タイミングいいな。ご丁寧に日付時刻までついてらこの写真・・・」
ラム「だっちゃ、好都合だっちゃ」
弁天「タイミングっつーか・・・都合よすぎっつーのか・・・」
ラム「じゃ、もう一枚とるから弁天は終太郎やしのぶ達を、うちはメガネさん達を連れ戻すっちゃ!」
弁天「ああ」
ラム「ここでまたあとで落ち合うっちゃ!」
弁天「おう!」


ラムは涙をふいて再び"花"の採取に試みる





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