夜花の詩9・サクラ編 (Page 1)
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サクラ「おかしい・・・」

錯乱坊「何がじゃ?」(にゅっ)


「ばきっ」


サクラ「え〜いっ!!深刻なときに戯けたことをするでないっ!!」
錯乱坊「あっぷのどこが戯けてるのじゃ?」

竜之介「それにしても誰もいねえぜ」
サクラ「・・・」



上階を探ってみたサクラ達だが黒幕の姿はなかった



サクラ「・・・」
錯乱坊「また変装しとるのかもしれんぞ」
渚「変装?」
錯乱坊「わしに化けたようにの」

全員「・・・」


全員細い目で錯乱坊を見る


錯乱坊「なんじゃ?その目は?」

サクラ「・・・あほらしい、叔父上に化けるなど変態以上の変態じゃ」

竜之介「人間じゃねえぜ」

錯乱坊「どういう意味じゃ」




サクラ「・・・じゃが叔父上の意見にも一理ある・・・もしや我々の誰かに化けてるのかもしれん、
    かたまって動いたほうがいいようじゃの、くれぐれも単独行動はいかんぞ」
テン「・・・あのな、サクラ姉ちゃん・・・」

サクラ「ん?」

渚「すでにみんなばらばらになってます」


サクラ「ぬぁにぃ!?」



===



ラン「ったく、なんで私達もこんなことしなきゃならないのかしらねぇ、
  (・・・というのもみぃんなラムのせいやな!!クソッ!!)」

レイ「んだ」



先駆けて単独行動をしてるラン達・・・



ラン「・・・でもまぁ今回は仕方ないのよね・・・深刻だしね・・・(ちっ、面倒くさい)」
レイ「うん」
ラン「でもこんな広い病院のどこを捜せば見つかるのかしら?(見つかるわけないじゃろうに)」


愚痴るラン・・・










そのとき・・・





「くぉらぁ!!」


ラン「キャッ!?」
レイ「!?」


後ろから怒鳴り声


ラン「サクラ先生!!」


サクラ「おぬしら勝手な行動をするなと言ったじゃろうが!!」

ラン「だ、だってぇ〜・・・」

サクラ「こっちに来い、敵が化けてる可能性がある、勝手な別行動はいかんぞ」
ラン「はぁい・・・(ちっ・・・)」
レイ「・・・」


そして三人が歩いた先は


ラン「・・・?サクラ先生、どこへ・・・?」
サクラ「こっちじゃ」


あやしい部屋へ導くサクラ・・・


レイ「?・・・(医薬品室?)・・・」






そして三人は暗いその部屋の中で・・・






サクラ「・・・」

ラン「あの・・・ここは・・・」

サクラ「ふ・・・」

ラン「え?」


サクラは急に不気味な笑みをし・・・






サクラ「愚かな奴らめ・・・死ね!!」(ばっ!!)


ラン「サクラ先生!?キャッ!?」



サクラ(?)はラン達に火炎ビンを投げつける。



レイ「ラン!!」
ラン「あっ!!」(どんっ)


レイはランを突き飛ばし、レイもその勢いでふっとび2人はそれをよけた。






「ガシャッ!」

「ボンッ!!」


ラン「キャッ!?」


壁にあたったそれは爆発した。


サクラ「ちっ、よけたか・・・ならこれでもくらうがいい!!」


(ビュンッ)


ラン「キャッ!?」


『ニトロ』と書かれたビンを投げつけてくる
それはあたって割れたら爆発してしまうものだ、


レイ「ランッ!!!」




しかしランはよけられない!


ラン「きゃああああ!!」








・・・そのとき!









???「ぬん!!」(バキッ)

ラン「!?」




何者かがビンをたたきつけるようにし防いだ。



「ばきゃっ」(ビンが床にぶつかり割れた音)


???「・・・やはりな、悲鳴がしたと思ったら・・・」

サクラ「な・・・貴様は・・・」

ラン「あ・・ああっ!?」








サクラ「わたしが本物のサクラじゃ!!!」



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