ピンク色のLOVE (Page 1)
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    ラム「ダーリン!往生際が悪いっちゃ!!」
    あたる「しつこいわい!!」
    ラム「ダーリン!どうしてうちの料理を食べてくれないっちゃー!!」

    どうやら、諸星あたるはラムちゃんの特製の激辛料理を食べされられそうになっているらしい。
    その顔といったら・・・どちらも必死だった。特にあたるの場合は時々ラムちゃんの電撃がくる・・・。

    ラム「ダーリン、食べてくれないと10万ボルトだっちゃよ!」
    あたる「食ってたまるか!そんなもん!」

    そのとき、ちょうど大きな紙袋を持った女の子が通りかかろうとしていた。
    しかしこのとき、あたるがその曲がり角を曲がったのがいけなかった。

    ドシーン!

    案の定、追いかけたラムちゃんと女の子はぶつかった。その瞬間、地面になにかが飛んだ。よく見ると・・・
   ラム「タイヤキ・・・?」
   まさか・・・。と、この後ラムちゃんの顔が一瞬青ざめた。
   「おんどりゃー、どこ見て歩いとんねん!タイヤキが台無しになってしもうたやないか!どないしてくれんねん!」
   やっぱり・・・ランちゃんだった。特にこのタイヤキの量。きっとこれからレイとの 逢引きだったのだろう。
    ラム「あ・・・そーだっちゃ!ダーリン!」
    このスキに、あたるの姿はもう既に消えていた。
   ラン「くぉら!ラム!おんどりゃーこのタイヤキどないしてくれんねん!またわしと レイさんのデートをぶち壊しくさって!!きっちり責任とらんかい!!」
   ラム「わ、わかったっちゃ!ランちゃんが欲しいと思っているものをうちが作るっ ちゃ!」
    そのとき、ランちゃんの頭にあるものがひらめいた。
    ラン「そやな・・・。そんじゃ、惚れ薬を作ってもらおうかぁ!?」
    ラム「え・・・?でも、それなら前に作ったものがうちのUFOにあったはずだっ ちゃ!」

    ラムちゃんは一度UFOに帰り、その薬とやらを持ってきた。確かに、ピンク色に輝く薬が数量入っている。
   ラム(でもこれじゃ、きっと効かないっちゃね・・・。)
   そう思ったラムちゃんは、隣りにあるピンクの薬を入れた。
   そして、ランちゃんのUFOに行った。

    ラム「ランちゃん、これだっちゃ!」
   ラン「ほんまにこれ効くんかいな?」
    ラム「うちも前に実験したけど、うまくいったはずだっちゃ!」

   早速、ランちゃんは新しく作ったタイヤキに薬をかけると、レイのところへ向かった。
   ラン「レイさん!」
    レイ「ラン!」
    ラン「はい♪あんこがたっぷりのタイヤキよ♪」
   ランちゃんは、薬をかけたタイヤキを差出した。そして、レイはすぐに食べてしまっ た。
   すると・・・レイの瞳にはランちゃんが映り始めた。
   レイ「ラン・・・」
  レイはランちゃんの手を握った。

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