うる星やつら伝言板

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うる星やつらについて、深く掘り下げて議論などを行う伝言板です。
深く、熱く語りたい場合などにご利用ください。
単なる質問や挨拶などのトピックを作成するのはご遠慮ください。(削除対象となります)

62件 ( 21 〜 40 )  |  1/ 1. 2. 3. 4. /4


TOMOBIKI WARS ACT,2撃墜 引用
No.147-42 - 2003/07/10 (木) 22:09:13 - 毘沙門天 ID:kTjFpXqY
面堂「そうか、変わっていないのか。この町は全く変わったというのに・・・」
あたると面堂は簡単なイスに座ってコーヒーでも飲みながら話をしていた。
あたる「変わったっておまえんとこの治安部隊が高校生を黙らせたからだろうが。そのせいで友引商店街は姿を消したんだ。」
面堂「あれは父上がしたことだ。僕にはどうしようも出来ない。」
するとあたるは立ち上がって出口の方へ急ぎ足で歩いていった。
面堂「おい諸星。何処へ行くんだ」
あたる「しれたことを。おまえんとこのオヤジを一発殴ってくる」
面堂「ま、まてそんなことをしたらここの責任を任されている僕の信用がなくなるじゃないか」
あたる「しるかそんなも・・・」
どどどどどど。地響きがなった。それと同時に電気が切れオクトパスシティー内の明かりが消えた。
あたる「なんだ!?何が起きた!?」
面堂「とにかく外に出よう」
あたるは走りながら面堂の方を見つめていた。
面堂「なんだ、僕の顔がそんなに美しいか?」
バキ!
あたるは木槌でなぐった。
あたる「誰が貴様のアホ面など見つめるか!!」
面堂はもの凄い殺気を出しながらどこからともなく刀を取り出し、斬りつけた。
面堂「き〜さ〜ま〜・・・。」
あたる「ここは暗闇だぞ!」
面堂「くらやみ・・・?わ〜暗いよ、狭いよ、こわいよ〜!」
あたる(なおってなかったのか)
何とか外に出たあたると面堂は外の光景をみて唖然とした。一面焼け野原なのである。空を見上げると二機の戦闘機が徘徊していた。しばらくして戦闘機は東の方向へ向かった。
あたる「くっ!」
あたるはスクーターに乗ると戦闘機を追いかけていった。
面堂「どうした諸星!」
あたる「あっちにはラムのUFOがある!」
面堂「なんだと!?」
すぐさまトランシーバーを取り出し
「面堂邸私設軍隊司令部、こちら終太郎。友引町上空を東に移動中の戦闘機二機に接触をかけろ。攻撃してきた場合は撃墜してもかまわん」
トランシーバー「こちら面堂邸私設軍た・・ザーー、ガガザー」
面堂「どうした!?応答しろ!くそ、電波障害か!」
(ラムさんがあぶない!)
その頃あたるは戦闘機を視界にとらえるとメガホンを取り出し
「くぉらー、そこの戦闘機!!何処の誰だかしらんがどっかいけー!」
戦闘機から応答はない。するとラムのUFOが目前に見え始めた。あたるは戦闘機に体当たりをしようとしたがスクーターがガス欠を起こした。
「くそ、ラムー!!にげろー!!」
ドガーン!!爆発音と共にUFOが火に包まれた。
「ラムーーーー!!・・・く、くそ〜・・・」
あたるは心の底から泣いた。そしてラムを守れなかった自分を責めた。
あたる(なんで、何でラムが殺されにゃならんのだ。なんで・・・)
あたるは全身が震えていた。

TOMOBIKI WARS ACT,1 引用
No.147-41 - 2003/07/10 (木) 19:40:27 - 毘沙門天 ID:kTjFpXqY
あたるモノローグ
俺の名は諸星あたる。三年前友引高校を卒業し、今は一家の家計を支える一社会人となった。皆それぞれこの町を去り、元二年四組でこの町に残っているのは、俺、ラム、面堂のタコ、コースケぐらいである。
俺はラムと結婚し今はUFOで生活をしている。ラムは一応地球人が食べれるぐらいの料理は作れるようになったが、まだ少し辛い。
コースケはまだ彼女と結婚はしていないが来年結婚予定だという。今はそのための結婚資金を集めるため日々努力している。
面堂は現在地下に「面堂家系列会社専用地下都市」、通称オクトパスシティーの建設の責任を任されている。既に80%が完成、50%が運営を開始している。ちなみに俺とコースケはこのオクトパスシティーの警備員をしている。
職がなかった俺とコースケのためにラムが面堂に頼み込んだのであろう。不本意ではあったが、ラムの努力を無駄にするわけには行かない。
しのぶは今因幡と異次元空間で生活をしている。時々三次元に戻ってきて俺やラムと昔話をする事もある。
三年前友引町であれだけ起きていた乱闘騒ぎもいまではめっきりと減った。友引高校が面堂家治安部隊を借りエスケープ者を撲滅したためである。その結果昼休みの買い食いが減り友引商店街の食べ物屋は姿を消した。
乱闘騒ぎの無くなったこの友引町はどことなく平和ボケをしていた。
しかし三年間乱闘騒ぎがなかった分が一気にやってきたかのようにその事件は起きた・・・。

午前七時、あたるは眠い目をこすりながら朝の食卓に座った。
ラム「おはようだっちゃ、ダーリン」
あたる「おう・・・」
ラム「早くしないと遅れるっちゃよ。」
あたる「わーっとる。」
高校時代と変わらない関係である。しかしこれが二人にとってもっとも幸せな関係かもしれない。
あたるは朝ご飯を食べ終わるとスクーターに乗って仕事へ向かった。行く途中鬼星の船がとまってなにか大きな筒みたいな物を運んでいたがあたるは気にも留めなかった。制服に着替えると警備員室のドアを景気よく開けた。
「おーっ・・・す?」
いるのはコースケだけである。
あたる「あれ、他のみんなは?」
コースケ「しらねえ。俺もたった今来たんだが誰もいなかった」
あたる「ふーん、・・・うわ!」
後ろから何者かに刀を斬りつけられた。面堂である。
面堂「貴様、何をしている。今日は面堂財閥創立記念日で休日のはずだ。さてはまた何か企んでいるな」
あたる「何でもねぇよ。間違っただけだ。それより何でお前もいるんだよ」
面堂「・・・・・・。」
あたる「おまえも間違ったのか。相変わらずあほだな。こんなのが面堂財閥の次期頭首だと思うと次の仕事探したほうがいいな」
面堂「きさま、この面堂終太郎を愚弄する気か!?」
あたる「高校時代から愚弄してただろうが。」
面堂「なにを〜!!」
刀を斬りつけた。むろんあたるも真剣白刃取りをする。
あたる「この野郎、「うる星やつら」連載当初から同じ手ばっかり使いやがって。」
面堂「だったら貴様も違う手で応戦せい!!」
あたる、面堂「ぐぬぬぬぬぬぬぬ・・・」
コースケは呆れた顔で、
「お前等ほんと変わってないな」といい、さっさと帰っていった。
面堂「ところでラムさんは元気か?」
あたる「いきなり話を変えんじゃねえ!!変わってねえよ。」
面堂「お前も前後の会話につながりがないぞ。しかしそうか、変わらないのか。この町は全く変わったというのに・・・」
面堂のこの一言はこれから起こる事件を予感させていた。

(無題) 引用
No.147-40 - 2003/07/10 (木) 18:31:43 - 毘沙門天 ID:kTjFpXqY
う〜ん、自分も四谷裕作さんや大神司朗さんのようにやりたくなってしまいました。
考えがまとまり次第やってみたいと思います。
ちなみにタイトルは前回投稿した「TOMIBIKI WARS」です。

そして誰もいなくなったっちゃagain 予告編 引用
No.147-39 - 2003/07/10 (木) 12:22:51 - 四谷裕作 ID:YeplxOKA
私も大神司狼さんのように、何回にもわたって考えたストーリーを書いてみようと思います。
私が考えた劇場版のタイトルは「そして誰もいなくなったっちゃagain」
今回は簡単な紹介文を書きたいと思います。
あらすじ アニメ版そして誰もいなくなったっちゃから数ヶ月、再びあの島を訪れたあたるたち。そこでまたしても1人また1人と殺されていく。犯人は誰か?あたるたちはどうなってしまうのか?ご期待ください。
大神司狼さんのように、上手い文章は作れませんが、お許しください。
なお本文は次回書きます。

(無題) 引用
No.147-38 - 2003/07/09 (水) 18:40:41 - 毘沙門天 ID:IIDrgNx6
昔の話題ですが、ふと思いついたので書いてみました。

あたる達が友引高校を卒業して三年。二年四組のメンバーの殆どは友引町を去っていった。あたる、コースケはことごとく大学試験に落ち職を失っていたがラムが面堂に頼み込み、二人は面堂家が建設中の巨大地下都市の警備員をしていた。一応ラムとも結婚した。この結婚を機に日本と鬼星が和平条約を締結、貿易を開始した。また面堂は飛鳥と、しのぶは因幡とそれぞれ結婚し、四人組はラム親衛隊を解散しそれぞれの思いを胸に旅に出た。
そんな友引町は三年前の連日の乱闘騒ぎが嘘のように平和な町となっていた。
友引高校が面堂家の治安部隊を借りエスケープ者を撲滅したからである。
そのため昼休みの買い食いによって成り立っていた友引商店街は消え去っていた。
そんな友引町にある日二機の戦闘機が町を破壊。そして関東地方のどこかに二次攻撃を予告する電話があり、自衛隊は第二次攻撃に控え関東地区全域に警戒態勢を引いた。友引町は住民に避難勧告を出し、巨大地下都市は閉鎖。
あたる達は巨大地下都市に犯人がいると確信しもと二年四組を招集し巨大地下都市に潜入。三年ぶりであり命がけの乱闘騒ぎが始まった。

パトレイバー2の劇場版を参考に作ってみました。「TOKYO WARS」ならぬ「TOMOBIKI WARS」と言ったところですね。

劇場版(12) 引用
No.147-37 - 2003/04/27 (日) 14:55:20 - 大神 司狼 ID:ro6Qw72M
「先生の御蔭で助かりました。誰かに連れられ”天国”に往ったきりになるところでした。ありがとう。」
薬物被害に遭った女子生徒が退院して大神司狼に礼を言う。
「おぬしのう、生物学だけでなく薬も作れるから校医も始めたら、どうじゃ?」
サクラが大神司狼に話す。
「英語まで始められたら、失業者が約1名出るな。」
温泉マークが笑いながら語る。
「嬉しいよ。でも俺は行かなきゃ。」
大神司狼は答える。
「行っちゃうの?」
生徒から言われる大神司狼。
「俺は騒ぎを起こして迷惑をかけたからな。でも友引町は故郷の山脈と同じ位に思い出深い所になった。」
大神司狼は語り続ける。
「また、いつか、帰ってくるよ。出会えて良かった!」
彼は愛馬髑髏に跨り愛犬ケルベロスを従えて進み始める。
「御元気で!」
友引高校の教職員も生徒一同も口々に出発する大神司狼に声をかけた。
「吸血鬼が救世主に変わるとは急展開でしたね。」
校長は呟いたが誰も込められた洒落に気付かず別れを惜しんでいた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

*完*

御愛読ありがとうございました。

劇場版(11) 引用
No.147-36 - 2003/04/27 (日) 14:39:46 - 大神 司狼 ID:ro6Qw72M
「面堂財閥に敵意を抱いて脱退した一派が今度の事件を起こしている。それは間違いない。」
大神司狼は言った。
「だから内部事情に関する詳しい知識を使って一連の事件を引き起こした。面堂財閥で既に閉鎖した施設は未だ残っているか?」
彼は尋ねる。
「あります。”美しい夢見人”をモチーフにしたテーマパーク跡です。温室で人工的に蝶を羽化させて飛ばしたり天使ロボットで夢を描いたり、そういったコンセプトです。」
終太郎が答える。
「集団離職した一派は、そこで働いていたのか?」
大神司狼は確かめた。
「そうです。他に何も考えられなくなる程、熱中する社員ばかりでした。父は宝尾掘太に事業を任せていました。」
終太郎は言った。
「そこが発生源だ。」
大神司狼は何をするべきか知り尽くした表情で言った。
「終太郎の飛行機が今すぐ飛べないなら、うちの円盤で飛ぶっちゃ。」
ラムが自分から意志表示した。

閉鎖済テーマパークはバックアップ電源で不夜城と化していた。
天使姿の一団が大きな建造物に吸い込まれるように入って行く。
「鬼や獣が襲いかかって来ます。白鳩天使様、御助け下さい。」
天使姿の一団は平伏しながら声を揃えて言う。
「鬼退治だ。獣を駆除だ。」
声が響いたが以前よりノイズ混じりになっている。

大神司狼が生徒たちと共に閉鎖済テーマパークに入って来た。
天使姿の一団が阻止しようとするが友引高校2年4組は易々と突破する。
大きな建造物に大神司狼は愛馬に跨り愛犬を従え入っていった。
中には大きな天使のロボットが聳え立っていた。
「ここは誰にも譲らない。白鳩天使様、御導きを。」
声の主は宝尾掘太だ。
「退治、退・治、タ・・イ・・ジ、・・・」
ネット上で流れた声の源は天使ロボットだ。
ノイズが酷くなっている。
「人形は生き物じゃない。」
大神司狼は口癖に使う言葉を少し変えて発した。
彼は遠吠えで愛犬ケルベロスを呼んだ。
彼は超音波で無数の蝙蝠を呼んだ。
彼は愛馬髑髏の背中で立ち上がった。
彼が口を開くと同時に動物たちも口を開いた。
音波を放った。
蝙蝠は飛び回りながら音波の渦を天使ロボットの周囲に作り出す。
大神司狼は地上で音波の衝撃を木偶人形に浴びせる。
愛馬髑髏は死神が嘲り笑うように嘶く。
愛犬ケルベロスは地底から響いて来るような咆哮を発する。
多数の音が集まって白鳩天使ロボットは崩壊した。

天使姿の一団は我に返った。
「人形に、のめり込んで、逆に操り人形にされたのか。」
呆然自失の宝尾掘太に誰かが言葉を浴びせた。

*いよいよ次回は最終回。

劇場版(10) 引用
No.147-35 - 2003/04/27 (日) 13:38:57 - 大神 司狼 ID:ro6Qw72M
生徒たちは面堂邸に集まった
「大神先生は、どこへ行ったっちゃ?屋敷には誰もいなかったっていうっちゃ。」
ラムが安否を気遣いながら話す。
「大神の野郎なら魔境でも生きていられるさ。でも街の住民が暴れ出すとは夢にも思わなかったぜ。」
あたるが人に言い聞かせるように話の流れを繋ぐ。
「大神先生が近くで生きてる気配を感じるんだ。面堂家探査衛星では確認していないのだが。」
終太郎が常日頃と少し違う態度で話した。
「薬で騙された娘に今は何も知らせない方が良いと思うの。兎の心臓を抉って解毒剤を作ったことを聞いたら逆に悪くなるわ。」
しのぶが心配しながら言った。
「若!大変です。ネットワークが!」
私設軍隊の将校が血相を変えて部屋に飛び込んできた。
「どうした!セキュリティを強化したんじゃなかったのか?」
終太郎が返す。
「それも破られて乗っ取られました。」
将校がモニターに触ってもいないのに電源がONになった。
「面堂家に災厄が降りかかる。天罰が下る。」
画面では面堂財閥を集団離職した元社員一同が声を揃えて言う。
「おのれ、恩知らずにも程がある。」
終太郎が激怒する。
「若!レーダーに怪しい影が、飛行機でもヘリでもありません。空を覆い尽くす昆虫の大群です。」
対空監視塔から連絡が入った。
私設軍隊は身動きが取れない状況に陥った。
昆虫がエンジンに詰まり事故を起こす危険性があるので飛行機も車両も動けない。
蝶や蛾の鱗粉が飛び散り将兵が花粉症と同じ症状になって戦えない。
「虫けらごときに面堂家私設軍隊が太刀打ちできないとは・・・」
終太郎は絶句した。
その時だ。
遠吠えが聞こえた。
「何だ?今のは?」
あたるが耳を澄ませる。
蹄の音も響いて来る。
「これは確か・・・」
ラムが希望を取り戻す。
「大神先生よ。」
しのぶは明るい声を発した。
「心配かけたな。面堂邸内の森林に潜んでいたんだ。黙って入って済まない。腹が減ってたので棲みついている鳥や獣を食べてしまった。」
大神司狼が愛馬髑髏に跨り愛犬ケルベロスを従え現れた。
夜なので彼の瞳は梟のように丸みを帯びた形に広がっている。
「先生、気になさらずに。無事で何よりです。」
終太郎にも希望が戻った。
「さあ、害虫駆除だ。」
大神司狼は超音波を発し無数の蝙蝠を呼んだ。
蝙蝠は次から次へと昆虫を捕食する。
雲のような昆虫の大群は風に吹かれる霧のように消えてしまった。
「先生、助かったっちゃ!」
「一時は、どうなることかと・・・」
生徒たちは口々に安堵の言葉を発する。
「これで終わりではない。発生源を絶たねば。」
こう言った大神司狼は次の獲物が潜んでいると嗅ぎつけていた。
*続く

劇場版(9) 引用
No.147-34 - 2003/04/27 (日) 00:13:03 - 大神 司狼 ID:EuU96fa6
*書き込みボタンを誤って押し途切れた過ちを御詫び申し上げます。

「善良な皆様、今の魔物が人を喰い物にする大神司狼です。証拠映像を見せましょう。」
天使姿の1人が口を開き面堂財閥直営のネットワークに強制的に割り込んで映像を流す。
「嘘だろ・・・こんなことが・・・」
女子生徒に飲ませる薬を作る目的で兎を割き生暖かい鮮血ほとばしる心臓を抉り出す大神司狼の姿が映し出された。
大神司狼が女子生徒を保護する場面を一部だけ編集した映像も流れる。
「見て下さい。魔族に襲われ半狂乱に陥っています。」
更に映像は続いた。
鬱蒼とした自宅の森林で大神司狼が兎を仕留めてケルベロスと分かち合いながら生で喰らう場面だ。
「それに、さっき太陽の光を浴びて退散した。これは何を意味するのでしょうか?」
天使姿の人は杖を掲げながら熱っぽく語った。
群衆は騒然となった。

「街の人が大神先生の家に向かってるっちゃ。うち、空を飛んでる時に見たっちゃ。」
ラムが異変に気付いて報告に来る。
友引高校は既に映像を流され騒然となっている。
「困りましたね。」
校長が呟く。
「面堂、私設軍隊でなんとかならんのか?」
あたるが言う。
「市民に発砲はできない。」
終太郎は苦悩しながら答える。

群衆は暴徒と化し転んで傷だらけになりながらも鬱蒼とした森林を抜け吸血鬼城を思わせる大神屋敷に辿り着いた。
「悪魔払いだ!」
口々に叫び建物を壊し放火した。
しかし中から誰も出てこず愛馬髑髏も愛犬ケルベロスも見当たらない。
炎から蝙蝠が逃れて飛び立って行く。
その集団は、まるで1つの大きな翼竜のようだ。

*続く

劇場版(8) 引用
No.147-33 - 2003/04/26 (土) 23:48:03 - 大神 司狼 ID:Pxd6HAZg
「何だか騒がしいようだけど、外では何が起こってるの?」
薬物被害に遭った女子生徒は病室で医者に尋ねる。
「今は他のことを気にせずに健康を回復させる。それが君の仕事だ。」
巡回して来た医者は穏やかに声をかけた。

「闇の魔王が迫っている。その名は大神司狼!友引に巣食う悪魔!」
マスメディアを通して声が響き始めた。
「面堂財閥は無実の社員に罪を被せた。吸血鬼の傀儡だ。」
宝尾掘太は引き抜いた部下と共に非難声明を流す。
「おのれ、好き勝手なことを抜かしおって。」
終太郎は怒りを爆発させながら刀に手を伸ばそうとする。
「おまえは悪よのう。」
あたるが茶化す。
「諸星、貴様!」
終太郎は振り向いて今にも掴みかかって来そうな勢いだ。
「内輪で喧嘩してる場合じゃないっちゃ。大神先生が危ないっちゃ。」
ラムが喧嘩を止める。
「連絡が取れないっちゃ。職員会議に出て来てないと聞いたっちゃ。何か遭ったに違いないっちゃ。」
ラムの言葉で一同は驚愕を隠せない。

「吸血鬼は闇の彼方へ去れ。」
天使の扮装をした一団が大神司狼に敵意に満ちたスローガンを浴びせる。
髑髏は死神が嘲り笑うように嘶き大神司狼を守ろうとする。
ケルベロスは牙を剥き出しにして地獄の底から響くような唸り声を発し盾となって立ちはだかる。
「エイッ!」
少年剣士を思わせる小柄な人が大神司狼のサングラスを羽のレリーフが刻まれた杖で割って落とした。
「ウギャーア。」
昼の太陽光線を浴びた大神司狼は牙とも言える大きな犬歯が生えた口を開け悲鳴をあげて目を手で隠す。
左右色違いで縦長の瞳が針のように細く変わる光景を彼の指の間から群衆が見た。
「悪魔だ。狼男だ。吸血鬼だ。死神だ。」
群衆は口々に声を発した。
「今ここでは戦えない。」
大神司狼は愛馬髑髏に乗り退散し愛犬ケルベロスが群衆に威嚇の吠え声を浴びせ後を追う。
「善良な皆様、今の魔物が人喰い物にする

劇場版(7) 引用
No.147-32 - 2003/04/26 (土) 20:19:56 - 大神 司狼 ID:cHGkaiUQ
「どうした、ケルベロス。何か入って来たのか?」
地の底から響くような唸り声を聞いて大神司狼は部屋の外へ出た。
ケルベロスは白い鳩を睨みつけ牙を剥き出しにして全身から攻撃衝動を漂わせる。
「妙な音がする。臭いも不自然だ。ケルベロス、無理をするな!」
大神司狼が止めようとする寸前にケルベロスは白い鳩に襲いかかり牙で「破壊」した。
「あっ、この部品は・・・」
後から出て来た終太郎が驚いた声を出す。
「見覚えがあるのか?」
大神司狼が返す。
「面堂財閥玩具部門で思索中のペット用ロボットパーツと同じ規格品だ。」
終太郎が答える。
「前の金庫番がクビになったそうだが誰かを引き抜いて行ったんじゃないのか?」
大神司狼の一言に終太郎はハッとし話始めた。
「わが面堂財閥に不満を燻らせ続けた社員が何人か退職した。内訳は・・・」
終太郎が話す内容を聞く大神司狼。
「それだけ集めたら翌日に新しく会社が作れる。何か始めるんじゃないのか?」
大神司狼が指摘した。
「始めるって、何をだっちゃ?」
いつの間にかラムが来て話を聞いていた。
「ベンチャー企業で金儲けだろ?」
あたるも話題に加わって来る。
「同じ派閥を作った社員が集団で辞めることは日常茶飯だ。細かいことを気にしてたら身が持たない!」
終太郎は面倒臭そうに言った。
「その一派が大きな何かに取り込まれて操られているとしたら?」
大神司狼が何かに感づいて危惧し始める。
その場にいる生徒一同が動揺した。
「既に当校の生徒が染まり始めている。教職員にも伝えて予防線を張らねば。直ちに友引高校に戻り緊急対策会議だ。」
大神司狼は続けた。

「鳩ロボットが犬に壊されて映像も音声も途絶えました。」
エンジニアが報告した。
「あの衝撃的な場面は逃してないだろうな?」
声が響き渡る。
「クッキリと映っています。色彩のコントラストも鮮やかで誰が見ても度肝を抜くでしょう。」
エンジニアが答えた。
「それならば良い。街中で繰り広げられた光景も映ってるか?」
再び声が響く。
「スクープ映像なら任して下さいよ。」
カメラマンが答えた。
「流石は選ばれた者だ。天空から浄化し地上の野獣を退治するんだ!」
また声が響いた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*続きは次回


劇場版(6) 引用
No.147-31 - 2003/04/26 (土) 02:25:34 - 大神 司狼 ID:TLdEQD/I
鬱蒼とした森林を愛馬髑髏に跨った大神司狼が進み愛犬ケルベロスが付き従う。
蝙蝠たちが屋敷の主が帰ってくるのを祝うかのように次々に飛び出して忠を舞う。
「街の裏道より、ややこしい所にすんでんだな。先生は。道理で俺たちが捕まる訳だぜ。」
あたるが悪戦苦闘しながら進み愚痴をこぼす。
「他の星でも、こんなに気味悪い所に、うちは行ったことがないっちゃ。」
ラムは恐怖映画を思わせる敷地の光景に悩まされながら飛んで進んで行く。
「面堂邸ほど広くないけどジャングル温室より難所だな。」
終太郎は刀で枝を払いながら動いて行く。
一行は何とか建物の前に辿り着いたが大神司狼は既に扉を開け中に入っている。
庭で兎に出会ったが人の姿を察知すると同時に怯えて逃げた。
ソファーの上で大神司狼に保護を受けた女子生徒が寝かされていた。
「解毒剤を調合して持って行くから待ってろ。」
別室から大神司狼の声が響いた後に他の音が聞こえて来た。
待っている生徒一同には何かの断末魔に聞こえる。
「これを口に入れて飲ませるんだ。」
色のついた透明感のある液体をグラスに入れて大神司狼は持ってきた。
口を開いて別な周波数の超音波を彼は発した。
女子生徒は虚ろな瞳のまま起き上がりグラスを満たす液を飲み干した。
「あれ、みんなが、なぜ・・・?」
瞳に生気が戻り彼女は正気を取り戻した。
「先生、治ったのけ?良かったっちゃ。」
ラムが喜んだ。
「御嬢さん、この面堂終太郎が御守りします。」
終太郎が女子生徒の手を取り瞳を見つめて口説き始める。
「御嬢さ〜ん、こんな陰険タコ野郎なんかより、友引最高の僕に・・・」
あたるが脇から割り込んでくる。
「何を見境なく口説いてんのよ。」
しのぶが机を持ち上げ怒りの形相に変わって行く。
「病人の周りで騒いだら治りが遅くなる!」
大神司狼が一言で制止し生徒たちは収まった。

「私、”幸福感を味わえるダイエット”のキャッチフレーズに惹かれて、あの店に行きました。店員の皆さんが天使みたいで・・・」
女子生徒が語り始めた。
「天国をイメージした軟らかい内装でポワーンとした気分になって、その時、薬を勧められて、美しくなれるって。」
女生徒は続ける。
「香りに包まれただけで雲の上を散歩してる気分になったんです。友達を連れて来て、一緒に天使と楽園へ行こうねって囁かれて。」
女子生徒は薬の作用がなくなったのか涙声混じりだ。

「飛ぶ鳥は必ず糞を落として行く。生き物は人形じゃない。何か臭う。」
大神司狼の口癖が響き生徒一同がハッとなった。

「白鳩天子様、我々を嗅ぎ回っている獣がいます。」
宝尾掘太は店舗前から逃げた後に報告した。
「そうか、野獣は天使の弓で退治せねばならない。」
声が響いた。

*続く

劇場版(5) 引用
No.147-30 - 2003/04/25 (金) 22:47:10 - 大神 司狼 ID:KqiwkOLo
「友引高校の女子生徒だ。」
大神司狼は振り向きながら言った。
「しのぶは一度、化粧品店でゴタゴタを引き起こしたっちゃ。あの娘は無事なのけ?」
ラムが大神司狼に続けて言う。
「何よ。あたしを引き合いに出すことないでしょう。」
しのぶはラムに食って掛かる。
「大神先生、彼女は幸せそうな顔をしていますが、僕に会えたから・・・」
終太郎が自信ありげに語り出す。
「貴様は何を寝言を並べとるんじゃい。」
あたるが空かさず突っ込みを入れる。
「表情が不自然だ。それに何か臭う。一体、どこから出て来たんだ?」
嗅覚が鋭敏過ぎる大神司狼の言葉に一同はポカンとした表情だ。
「ここで何をしている?どこに行ってたんだ?何か薬臭い。」
大神司狼は愛馬の髑髏から降りて女子生徒に声をかけた。
「はっ?嫌ーっ!骸骨馬!吸血鬼!地獄犬!助けてーっ!」
女子生徒は半狂乱になって叫び逃げようとする。
大神司狼は息を吸い口を開いて人の可聴領域ギリギリの超音波を発した。
女子生徒は超音波を浴びて意識を失った。
「少し眠らせただけだ。心配ない。あちらが臭いの源だ。」
大神司狼が嗅ぎつけた先には花を咥えた鳩の像を建てた店舗が新しく出来ていた。
「幸福感を味わえる天使のダイエット?って何だっちゃ?羽みたいに軽くなるのけ?」
ラムが宣伝文句を読み苦笑しながら話す。
「あ、おまえは元金庫番の宝尾掘太ではないか。こんな所で何をしとる?その格好は一体、何やねん?」
店舗の前で宣伝する人を見て動転した終太郎は言葉にも動揺を出して話す。
「あっ、若様?・・・ひえーっ、お助けくださいまし。私は花園に舞う純白の小鳩っ。」
宝尾掘太は終太郎の顔を見て一時は正気に戻ったが天使の衣装のまま逃げ出して行った。
「今の男も何か臭う。それより生徒の手当てだ。」
大神司狼は気を失ったままの女子生徒を嘶く愛馬の髑髏に乗せ自分も跨った。
「僕が自家用機で病院まで運びます。」
女のこととなると使命感に燃える終太郎が熱っぽく意志表明した。
「この生徒に使われた薬は他では解毒剤がない。俺の自宅まで運ぶ。髑髏、ケルベロス、行くぞ。」
遠吠えを発して大神司狼は鳩の像の前から疾風のように去って行った。
愛犬ケルベロスは応えるように吠えて後を追う。
「買い食い取締りは一時休戦だ。俺を見失って迷子になるんじゃないぞ。」
大神司狼は一瞬だけ振り向いて言った後に前を向いて犬を従え馬を進める。
「こうしちゃおれん。」
あたるが走り出す。
「あ、ダーリン、待つっちゃ。」
ラムは飛びながら追う。
他の生徒も後を追った。

大神司狼の進む先に鬱蒼とした昼なお暗い森林が見えて来た。
その中に吸血鬼城を思わせる洋館が建っている。
木々の蔭にも館の軒下にも多数の蝙蝠が休んでいる。
そこが大神司狼の住む屋敷だ。

*続く。

劇場版(4) 引用
No.147-29 - 2003/04/25 (金) 01:28:44 - 大神 司狼 ID:O2u0LQZI
「今朝、面堂から聞いたんだけどよー、大神の奴、豪勢な料理に口を付けもしなかったってよ。」
あたるがラムに伝える。
「うちも驚いたっちゃ。しのぶの家でも何も食べなかったっていうっちゃ。」
ラムが返す。
「宇宙人の料理だから辛過ぎて食えねーのかと思ったけど違うみてーだな。」
あたるは言った。
「ダーリン、うちは丹誠こめて作ったのに、それは、どーゆー意味だっちゃ?」
ラムが詰め寄った。
「授業を始める。こら、諸星、騒がしいぞ。」
温泉マークが教室へ入って来て2人の遣り取りは中断された。
「食い物の話をしたから腹が減った。エスケープして買い食いへ行くか。」
あたるが生徒たちに呼び掛け温泉マークが制止しようとするが生徒たちの流れに倒された。
「オオカミが出るぞ。オオカミが出るぞ。」
温泉マークは気絶する前に最後の一言をエスケープ生徒たちの背中へ投じた。
「何だ?今の遠吠えは?」
あたるは飲食店街で立ち止まった。
「蹄の音も近づいて来るっちゃ。」
ラムがあたるの腕に自分の腕を絡ませて寄り添う。
「西洋神話では悪魔の描写が蹄を持った獣として描かれ・・・」
メガネは型通りの演説を始めた。
「影の生活指導部参上。」
終太郎が追いかけて来て張りのある声を出す。
「面堂、貴様ぁ、教師の尻馬に乗りやがって。それでも生徒か!」
あたるが怒鳴る。
「面白い洒落だ。確かに俺は馬に乗ってるが。」
大神司狼が愛馬の髑髏に跨り愛犬のケルベロスを従え姿を現した。
「先生、僕は常に・・・」
終太郎が大神司狼の隣で口を開く。
「美人の味方だろ。喫茶店の泉って娘に惚れて寝返ったしな。ま、男なら自然な欲求だ。」
大神司狼は終太郎が言い終わる前に的を得た言葉を挿んで終太郎を絶句させる。
「この街は俺たちの庭みてーなもんだ。新しく来たから迷子になるんじゃねーか?」
あたるは自信たっぷりの口調で大神司狼を笑う。
「狩りの始まりだ。」
氷細工を思わせる表情で大神司狼は返す。
「電撃を全部かわす犬なんて始めてだっちゃ。」
ケルベロスに追い詰められて乱れた呼吸でラムは大神司狼に言う。
「馬と犬で挟み撃ちなんて汚ねーぞ。」
髑髏に跨った大神司狼を見上げて、あたるが荒い息遣いで言葉を投げかける。
「先生の行動は面堂家最新追跡装置でも予測できませんよ。」
息を弾ませ追いかけてきた終太郎が馬上の大神司狼に告げる。
「俺は山脈で狼と共に狩りをして育った。着ている革も狼と共に仕留めた獲物からの戦利品だ。」
大神司狼はレザースーツに残る牙の跡を示しながら語る。
「民衆を弾圧する為政者は馬上からヒエラルキーを・・・」
メガネの演説も、この時ばかりは息が絶え絶えで勢いが殺がれていた。
「自分で走らずに馬に乗ってるんだから疲れないのは当たり前だっちゃ。」
ラムが不満そうに口に出す。
「おめーは飛べるから、まだましだ。でも先生は一体、何を食っとるんだ?」
あたるはラムに共感し声をかけながらも自分の素朴な疑問を発する。
「さあ、戻るぞ。おや、あれは?」
大神司狼は生徒たちを連れて友引高校へ向かおうとした時に何かを察知した。

劇場版(3) 引用
No.147-28 - 2003/04/19 (土) 22:44:53 - 大神 司狼 ID:PeG635XU
「今度来た大神って先生は余り先生らしくないっちゃね。」
ラムは語りかける。
「ああ、レザースーツにサングラス、タテガミみてーな長い髪、初めてだ。」
あたるは答えを返した。
「馬乗って犬連れてくるなんて信じられねーよ。生物専門なのに挨拶で英語を披露するなんて。でも温泉より発音は良かったな。」
あたるは呆れたと同時に感心した表情で話し続けた。
「そう言えばラム、大神の野郎が弁当食ってるの見たことあるか?」
一瞬、沈黙する2人。
「ううん、ないっちゃ。学校では米もパンも食べてないっちゃ。味覚が変なのけ?」
ラムは思い出しながら話す。
「おめーが人のこと言えるかよ。自分の味覚、棚に上げといて。」
あたるは激辛で失神したのを思い出し笑う。
「もーっ、ダーリンたら。」
ラムはあたるを小突いて笑いながら答えた。
「昨日、奴は面堂の家に行ったから今日、家に来るんじゃないのか?」
あたるは思い出して言った。
「うちの手料理で歓迎するっちゃ。」
ラムが喜んで言う。

「大神先生、生徒の前でサングラスをしたままでは教師として良くないかと・・・」
校長が挨拶の後で大神司狼を校長室に呼び注意した。
「俺の目を見た奴は殆ど全員が”悪魔!”と吐く。俺は犬歯も長く大きいからな。」
大神司狼はサングラスを外して左右色違いの眼を見せた。
光が当たると同時に瞳は縦長に細く変わった。
表情変化が少ない校長さえも大神司狼の素顔を見て驚愕を隠せない。
「これで解ったろ!昼はサングラスで隠さねば・・・」
大神司狼はサングラスで再び顔を隠し校長室を出た。

「お主のう、学校で何も食うとらんようじゃが、体は持つのか?」
サクラは保健室に大神司郎を呼び心配そうに話す。
「俺の体を注意深く触ってみな。」
大神司狼は顔色を全く変えずサクラの手首を掴み自分の体にサクラの掌を当てさせた。
「これは、どうしたことじゃ。感覚が、まるで・・・」
保健婦を務めるサクラでも始めての体験だった。
「俺は消化器が肉食獣化して植物質を十分に消化できない。だから獣を生で喰うしかない。その姿を生徒に見せられるか!」
大神司狼は自分の苦悩をサクラに告げ保健室を出た。
「邪悪な物の怪には思えぬが・・・」
呟いた後にサクラは言葉を失った。

「清い天使を信じれば純白の鳩が天国へ導いて下さる。」
スローガンを繰り返す団体が友引高校近辺でも活動を始めた。
「バンパイアと呼ばれようと俺は教え子を渡さない。」
大神司狼は自分に言い聞かせる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

*続きは次の機会で!

自分なりの「リメンバーマイラブ」 引用
No.147-27 - 2003/04/19 (土) 21:49:17 - 毘沙門天 ID:uEopE5lU
あの話、課題(ラムとあたるが会えなくなってしまう内容)はいいんですが、ストーリーがイマイチです。そこで、自分なりにリメンバーマイラブを作ってみました。 宇宙連盟(勝手に作るなよ)が、地球は、連盟に加盟していないことを理由に、地球への出入り及び連絡を一切禁止。また地球に暮らしている宇宙人に十日以内に、ふるさとの星に帰還するように命令。もちろんラムも例外ではなく、鬼星へ帰ることになった。あたるたちはその命令に納得いかず、連盟を宇宙最高裁判所(だから勝手に作るなって)に訴えるが、その努力もむなしく、敗訴。その後のあたるやラムの心情の物語。っとまあこんな感じです。ひさしぶりに思いついたんで、書いてみました。ラストは、皆さんで勝手に想像して作ってみてください。

劇場版(2) 引用
No.147-26 - 2003/04/19 (土) 20:51:08 - 大神 司狼 ID:PeG635XU
「父上、我が財閥の金庫番を解雇されたのですか。」
終太郎は驚きを隠せないまま尋ねた。
子供の時から良い遊び相手で家庭教師も呼んでくれた馴染みの人だったからだ。
「うむ、会社の金を使い込んだのでな。」
面堂家現役当主である父は答え更に続けた。
「”世俗に汚れた金を清らかな白鳩天使様に奉げる。”などと訳の解らないことを口走っておった。」
母が発言した。
「我が財閥に善からぬ輩が入り込むとは・・・」
了子は黒子を呼んだ。
「調べてらっしゃい!」

大神司狼は愛馬の髑髏に跨り愛犬ケルベロスを従え家庭訪問をしていた。
「西洋悪魔じゃ。なんまんだぶ。なんまんだぶ。」
すれ違った御年寄りが吸血鬼を思わせる大神司狼を見て恐れ戦く。
大神司狼は面堂邸の正門前で馬を停めた。
愛馬の髑髏は嘲り笑う死神のように嘶く。
愛犬のケルベロスは牙を隠して待機し彫像のように動かない。
「ここが面堂邸か。」
サングラス越しに門を仰ぎ見る大神司狼。
「教え子を”白鳩天使”の魔手から何としても守らねば。」
彼は本能的な直感が優れている。
彼は嗅ぎつけて危惧している。
「好色な悪ガキでも大切な教え子だ。」
彼は自分に言い聞かせて進んで行く。


「大神先生、初っ端から面堂邸を訪問するなんて危険過ぎますよ!」
温泉マークが発した忠告を大神司狼は思い出していた。
「お主から何かを感じる。ま、お主なら生きて帰って来られるじゃろうが。」
サクラから言われた言葉も同時に浮かんだ。

大神司狼は面堂邸正門の扉を叩いた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

*続きは次回!

あんまり好きじゃないけど ラブコメかな? 引用
No.147-25 - 2003/04/15 (火) 19:28:19 - DDDD ID:tScQJnRA
ついに面堂とラム親衛隊が手を組んで、本格的にラムとあたるをわかれさせようとした。 同じ頃、ラムの幸せを考え、ラムの父とテンと弁天とお雪がラムとあたるを別れさせようとした。 面堂たちは、あたるが嫌われるようにした(見事に失敗、これ以上ひどくならない)弁天たちは他に好きな男を作らせるために、宇宙中を捜したが、みつからない。 この状況に勘付いたしのぶは、竜之介やサクラやランやその他大勢の女友達と協力して、ラムとあたるが別れることを阻止するために動き始めた。(理由は、あたるがラムという足かせがはずれることにより、今まで以上に迷惑をかけることを恐れたため、ランはレイとラムがくっつく可能性をすこしでも減らすため) 当のあたるとラムはそんなことに少しも気づかないで、いつもどおりにしている。 そんななか、やっぱりラムがさらわれる。 今度は地球の鬼 みんなでやりたい放題やってラムを奪還する。 あたるが命がけでラムを守ったので、弁天たちは計画を中断する。 面堂たちはあきらめない。 こうして、またどたばたが繰り返される。

劇場版 引用
No.147-24 - 2003/04/13 (日) 23:28:29 - 大神 司狼 ID:nUOs4dgA
「友引高校の先生について」の項で出した大神司狼を入れてみたい。

宇宙人が地球に公然と現れた結果、冷戦構造は崩壊した。
「地球文明確立」が時代の風潮となり世界は大きく変わって行く。
先行き不透明の時代に何かに縋る空気が蔓延し始めた。
「天使の救い」を題目に「白鳩」を旗印に掲げた団体が友引町に出現する。

大神司狼が友引高校に赴任して来た。
胡散臭そうな眼で「白鳩」を見つめながら。
愛犬のケルベロスを従え愛馬の髑髏に跨って校門を通った。
吸血鬼を思わせる姿に生徒も教職員も驚愕を隠せなかった。
「飛ぶ鳥は必ず糞を落として行く。生き物は人形じゃない。何か臭う。」
美辞麗句を毛嫌いする彼の口癖だった。

面堂終太郎は財閥ネットワークでで大神司狼の情報を探し始めていた。

諸星あたるは大神司狼の裏を掻く策略を思案し始めていた。

全校生徒の前で大神司狼が披露した流暢な英語に英語教師が、たじろいだ。

サクラは霊力で只者ではない何かが来ると予感していた。

ラムは・・・

(続きはキャラクターを動かしてストーリーが決まり次第に出す。よろしく。)

・・・ 引用
No.147-23 - 2003/04/09 (水) 16:41:23 - DDDD ID:bmM16pzQ
別に仮定の話だからそんなに硬く考えなくてもいいとおもうが テーラー展開氏

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