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原作「うる星やつら」、みなさんが選ぶNo.1は何ですか?
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No. 127-19 (2010/12/27 22:09:34)
Name :コリエル
Title:ツノる思いが「君待てども」を招く
 すみません。タイトルが文字化けしたので再掲します。『ツノる思いが「君待てども」を招く』が正しいタイトルです。
 No.127-16で高橋留美子自選複製原画集の書き下ろしイラストがNo.1だと書きましたが、ご存知ない方もおられる事なので、連載中でのNo.1を書くことにします。
尚、下記で高橋先生が伏線とした描かれた内容を説明をしています。いわばネタばれですので、うる星やつらについて自分で考えたい方をは読まないでください。

 あたるがラムを好きになったのは「君まてども・・・(コミックス3巻9話)」の回と言われています。私もその意見に賛成なのですが、実はその1週前に連載され
た「ツノる思いが地獄をまねく(コミックス3巻8話)」は「君まてども」の伏線になっていて、二つが組合わさることで重要な意味を成していると考えています。
 「ツノる思い」の回でラムは地球人に化けてあたるの前に現れます。それに対しあたるは「美女じゃ〜っ」と反応し、一生そいとげる事を誓うのですが、実はラムの
変装だったことがわかり「ダーリンは一生うちとそいとげるっちゃ〜っ」となるのがこの回のオチになっています。

 これを踏まえて「君まてども」を読み返してみましょう。あたるは最後のページで「ラムってこんなにかわいかったのか」と、まるで初めてその事に気づいたような
独白をしています。ここで、この『かわいい』がラムの容姿を指していると仮定すると上の内容と矛盾することになります。あたるは地球人に化けたラムが美人である
ことを既に知っているからです。つまり、この『かわいい』はラムの容姿に対して向けられたものではない、ということになります。
 では、何に対してか?。この独白の直前あたるは「またラムに借りをつくっちまった」と言っています。これは「悲しき雨音(コミックス1巻3話)」で星間タクシー
の料金をラムが立て替えた事を指しています。この時ラムは料金を肩代わりする見返りに、あたると同居する約束を取り付けています。しかし「君まてども」のラムは
あたるを助けても何の得もない。そればかりか、傍から見てあたるがラム以外の女性とデートするという事は、ラムにとって屈辱以外の何ものでもありません。
 あたるはこの事に考えいたってハッとします。それまでは勝手に押し掛けて来て自分の邪魔をする厄介者だと思っていたラム。そのラムが己のプライドを犠牲に自分
を救ってくれた献身的な女の子であることに気がついたのです。つまり、先の『かわいい』は自分に対するラムの健気さに感動しての言葉なのです。この感動が、続い
ての「ラム!もうちょっといっしょに歩こうよ」に繋がり、まさにこの回であたるはラムを好きになったわけです。

 ここで大事なのは、あたるが好きになったのはラムの外見の美しさではなく内面の美しさである、という点です。このことはうる星やつら全体を通して重要な意味を
持ちます。あたるは、このあと数多くのガールハントをしますが、他の女性の内面を好きになった描写はない。つまり、あたるにとってラムはその内面を好きになった
只一人の女性であって、唯一無二の特別な存在ということになります。あたるがときにラムのために涙を流し、ときに体を張ってラムを助けるのは、実にこれあるが故
なのです。※1

 正直に言えば、私も連載を最初に読んだときは「かわいかった」の真意を理解できませんでした。最後の モノローグは「かわいかった」ではなく「健気だった」とか
にすべきだろうと思ったものです。「ツノる思い」の伏線に気づいたのはコミックスを何度か読み返したあとのことで、それと同時にうる星やつらは読者に対して何と
深読みを要求するマンガなのかと感心しました。
 「君まてども」はうる星やつらがギャグマンガからラブストーリーに変わった転換点です。そして、うる星やつらは実に奥の深いマンガであると私に気づかせた回で
でもあります。ですから、この二つの意味において、私は「君まてども・・・」が原作連載の中でNo.1となっています。

※1:逆に言えば「ツノる思い」が無いと読者は「あたるがラムの外見を好きになった」と考える可能性があります。ですから「ツノる思い」がアニメ化されなかった
   事を非常に残念に思っています。

No. 127-18 (2010/12/27 11:19:17)
Name :杏奈
Title:私はやっぱり……
私はやっぱり「最後のデート」ですかね★
あたるくんの優しさがじんわり来ます。今の季節に見るとあったまり
ますね♪

No. 127-17 (2010/12/26 21:02:51)
Name :コリエル
Title:ツノる思いが「君待てども」を招く
 No.127-16で高橋留美子自選複製原画集の書き下ろしイラストがNo.1だと書きましたが、ご存知ない方もおられる事なので、連載中でのNo.1を書くことにします。
尚、下記で高橋先生が伏線とした描かれた内容を説明をしています。いわばネタばれですので、うる星やつらについて自分で考えたい方をは読まないでください。

 あたるがラムを好きになったのは「君まてども・・・(コミックス3巻9話)」の回と言われています。私もその意見に賛成なのですが、実はその1週前に連載され
た「ツノる思いが地獄をまねく(コミックス3巻8話)」は「君まてども」の伏線になっていて、二つが組合わさることで重要な意味を成していると考えています。
 「ツノる思い」の回でラムは地球人に化けてあたるの前に現れます。それに対しあたるは「美女じゃ〜っ」と反応し、一生そいとげる事を誓うのですが、実はラムの
変装だったことがわかり「ダーリンは一生うちとそいとげるっちゃ〜っ」となるのがこの回のオチになっています。

 これを踏まえて「君まてども」を読み返してみましょう。あたるは最後のページで「ラムってこんなにかわいかったのか」と、まるで初めてその事に気づいたような
独白をしています。ここで、この『かわいい』がラムの容姿を指していると仮定すると上の内容と矛盾することになります。あたるは地球人に化けたラムが美人である
ことを既に知っているからです。つまり、この『かわいい』はラムの容姿に対して向けられたものではない、ということになります。
 では、何に対してか?。この独白の直前あたるは「またラムに借りをつくっちまった」と言っています。これは「悲しき雨音(コミックス1巻3話)」で星間タクシー
の料金をラムが立て替えた事を指しています。この時ラムは料金を肩代わりする見返りに、あたると同居する約束を取り付けています。しかし「君まてども」のラムは
あたるを助けても何の得もない。そればかりか、傍から見てあたるがラム以外の女性とデートするという事は、ラムにとって屈辱以外の何ものでもありません。
 あたるはこの事に考えいたってハッとします。それまでは勝手に押し掛けて来て自分の邪魔をする厄介者だと思っていたラム。そのラムが己のプライドを犠牲に自分
を救ってくれた献身的な女の子であることに気がついたのです。つまり、先の『かわいい』は自分に対するラムの健気さに感動しての言葉なのです。この感動が、続い
ての「ラム!もうちょっといっしょに歩こうよ」に繋がり、まさにこの回であたるはラムを好きになったわけです。

 ここで大事なのは、あたるが好きになったのはラムの外見の美しさではなく内面の美しさである、という点です。このことはうる星やつら全体を通して重要な意味を
持ちます。あたるは、このあと数多くのガールハントをしますが、他の女性の内面を好きになった描写はない。つまり、あたるにとってラムはその内面を好きになった
只一人の女性であって、唯一無二の特別な存在ということになります。あたるがときにラムのために涙を流し、ときに体を張ってラムを助けるのは、実にこれあるが故
なのです。※1

 正直に言えば、私も連載を最初に読んだときは「かわいかった」の真意を理解できませんでした。最後の モノローグは「かわいかった」ではなく「健気だった」とか
にすべきだろうと思ったものです。「ツノる思い」の伏線に気づいたのはコミックスを何度か読み返したあとのことで、それと同時にうる星やつらは読者に対して何と
深読みを要求するマンガなのかと感心しました。
 「君まてども」はうる星やつらがギャグマンガからラブストーリーに変わった転換点です。そして、うる星やつらは実に奥の深いマンガであると私に気づかせた回で
でもあります。ですから、この二つの意味において、私は「君まてども・・・」が原作連載の中でNo.1となっています。

※1:逆に言えば「ツノる思い」が無いと読者は「あたるがラムの外見を好きになった」と考える可能性があります。ですから「ツノる思い」がアニメ化されなかった
   事を非常に残念に思っています。

No. 127-16 (2010/09/07 23:21:56)
Name :コリエル
Title:(無題)
原作と言えるかどうか分かりませんが、私は高橋留美子自選複製原画集
の書き下ろしイラスト(原画集のケースの画)がNo.1です。

イラストの内容は、しのぶ・サクラ・面堂ほかレギュラー陣が写った
セピア調の写真を背景に、あたるとラムがデートにお出かけといった
構図になっています。
あたるの上着は緑色で、ラムの髪とさりげなくペアルックです。
ラムは両腕をあたるの左腕に絡めていて、あたるの右手は読者に手を振っ
ているように見えます。
「うる星やつら 原画集」ググれば画像が見られると思います。

この原画集は1987年3月発売で、サンデーでの連載が終了した直後です。
ですから、この画はボーイ ミーツ ガール のその後を描いた物と
解釈しています。
そして、レギュラー陣を写真の中に納めた構成から考えて、あたるが
「ドタバタ劇はもう過去のもの、これからはラムと仲良く暮らしていく
から安心してくれ。バイバイ」と言っているように見えるのです。
ラムとあたるの幸せな未来を感じさせるイラストに作者の暖かみが感じ
られて、とても心に残る作品だと思います。

No. 127-15 (2010/07/30 08:36:40)
Name :エンちゃん
Title:(無題)
・命かけます授業中
 これは、本当におもしろかった!!
あとは、あたる君と面堂のやり取りがある話、あたる君の優しさがわかる話が好きですね。

No. 127-14 (2010/07/29 11:44:00)
Name :うるちゃ
Title:(無題)
・最後のデート
・君去りし後
・命かけます授業中
・買い食い大戦争
・ミス・友引コンテスト
・夜を二人で

「夜を二人で」の面堂の「死ね、諸星。それしかない。」
のセリフがおもろいです^^

No. 127-13 (2004/05/17 12:23:58)
Name :鉄ジョン
Title:やっぱりこれが好き
う〜む、ムツカシー質問ですな。原作には大変面白い話がいくつもあるんですからね。うる星やつらとはどんなストーリーなのか、そしてそれを示す話はどれだという視点から考えてみると…あまりにも複雑でもう何が何だかわからなくなります。(笑

でも、次の話が好きです、個人的に:
最後のデート(こういうリストには欠かせませんね。)
買い食い戦争(ドタバタしていてたまらない)
ボーイミーツガール全体(スペースオペラみたい)
岩石の母(と、いったかなぁ?)
君去るし後 (確かそういったね…)
呪われた卵 (いっぱい笑えた)
秘密の花園 (同じく寝小便してしまうだろうかと思っていたほど笑えた)
嵐を呼ぶデート(長い話が好きです)

こういう好みが僕の性格に語るかどうかはわかりませんが、とにかく好きです。^^

No. 127-12 (2004/04/23 12:34:47)
Name :まみ
Title:因幡くん
わたしは因幡くんが出て来る話2つどちらも。
どちらも不思議な世界がよく表現されていて素敵です。
昇級テストの話は人魚や極楽(モドキ)の女の子達が皆すごく
可愛くて改めて先生を尊敬。

No. 127-11 (2004/04/13 16:15:11)
Name :ラグナロク
Title:(無題)
訂正 4位の『君待てども』は間違いです 二つも書いてしまいました

No. 127-10 (2004/04/13 16:11:10)
Name :ラグナロク
Title:(無題)
1位・・・夜を二人で
2位・・・ラムちゃん牛になる
3位・・・愛は国境を越えて
4位・・・君まてども
5位・・・ボーイミーツガール
6位・・・君去りし後
7位・・・更け行く秋のイモの悲しき
8位・・・酒と泪と男と女
9位・・・必殺ヤミナベ
10位・・・君まてども
11位・・・見合いコワし
12位・・・明日へもういっちょ
13位・・・七夕デート
14位・・・電飾の魔境
15位・・・惑わじのバレンタイン
16位・・・勇気ある決闘
17位・・・ダーリンの本音
18位・・・極彩のペアルック
19位・・・愛と闘魂のグローブ
20位・・・夢で逢えたら
21位・・・酔っぱらいブギ
22位・・・ザ・障害物水泳大会
23位・・・月に吠える
24位・・・歳末は鐘鳴り
25位・・・大ビン小ビン
26位・・・ハートブレイク
27位・・・ハートをつかめ
28位・・・愛 ダーリンの危機
29位・・・幸せの黄色いリボン
30位・・・平安編
31位・・・台風は楽し
32位・・・霊魂とデート
非常に長くなってしまいました やはりあたるとラムがラブラブな話が好きです

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