Topic 160:降順
こんな「うる星」はいやだ
最新 1 No.指定 一覧
No. 160-229 (2011/11/28 18:05:52)
Name :チェリー
Title:最終回に・・・
最終回にラムちゃんはオカマだった!
あたるは悲しくて悲しくて部屋にこもりました。
「嘘かも知れない!」と思いラムちゃんに頼み宇宙船に行きお父さんに聞きましたすると、「なにを言うとるんやむこどの!!今まできずかんかったんか!!そうやで!!ラムはオカマやからむこどのが、好きやったんや!!それにしても今知ったと言うのはむこどのもにぶいな〜」
それを知ったあたるはまた部屋にこもりました。
それを見たラムは「ダーリンかわいそうだっちゃ!!」と思い
お父さんに知らせました。「ダーリン悲しそうだっだっちゃ!でも、ダーリンは、うちが好きだからうちがオカマと思って泣いたっちゃ!それはそれでうれしいっちゃ!さぁ!嘘だと言いにいくっちゃ!」
「いってらっしゃい!!」
協力ありがとうだっちゃ!!」
そうして嘘だと知ったあたるはカンカンに怒りました!!
「家族で嘘をつくなんてもう、許さん!!!!!!!!!!!!!!」
するとラムは落ち着いていいました。
「ダーリンカレンダーを見るっちゃ!!」
あたるはカレンダーを見て気がつきました。」
「なんだ、4月1日か、やられた!!」
むこどのほんまににぶいなぁ!!」と笑われて終わるうる星やつら!!

No. 160-228 (2011/11/04 00:02:18)
Name :シマーン
Title:とび出るラムちゃん
3Dでお楽しみください

No. 160-227 (2011/09/11 23:03:06)
Name :コリエル
Title:「悲惨な最終回」の最終回
長らく投稿を続けて参りました「悲惨な最終回」シリーズですが、最近、私の投稿が伝言板の趣旨から外れて来ている様に感じておりました。連続投稿も途切れた
ことですし、これを機会に長編は投稿コーナーに送ることにしたいと思います。以下この伝言版に送る最後の長編です。どうか、最後までお読み下さい。

 ボーイ ミーツ ガールの鬼ごっこ最終日、もはや、あたるの体力は限界に達していた。
「ダーリンのバカ!!本当にうちのことを忘れてもいいっちゃ!?」
 ラムが悲痛な言葉を発しても、あたるは応える事も適わない。赤く大きな太陽が最後のときを告げるため、西の空に傾いていく。誰もが、その瞬間がすぐそこに
迫っていることを肌で感じとっていた。土煙と共に記憶喪失装置が着陸し、二つの目が赤く点滅を始める。やがて装置は金属音を発し、辺りを目映い光で包んでいく。

 ビリビリビリッ。高橋先生が執筆中の原稿用紙から紙の裂ける音がした。次の瞬間、紙の一部に切れ目が入り、三宅しのぶのひと型が原稿用紙の上に立ち上がった。
「ちょっと待って下さい。高橋先生。本当にこんな形で連載を終わらせるおつもりなんですか」二次元の三宅しのぶが口をきいた。
わぁー。な、何これ。アシスタントの女性たちが悲鳴を上げる。しかし、流石は希代のストーリーテラーの高橋先生。少しも慌てずしのぶの言葉に応えてみせた。
『そうです。みんなが記憶を無くして、もとの高校生活に戻る。全ては、青春時代の甘酸っぱい夢だった。そんな終わり方を考えています』
「そんなの駄目。絶対いや」しのぶの叫びが高橋先生の言葉をさえぎった。「わたしやみんながラムたちのことを忘れたら、わたしはあたるくんのガールフレンドに
戻らなくちゃならない。そんなのいや。わたしは・・・、わたしは因幡くんが好きなんです。本当に心の底から。先生だって、わたしが因幡君を好きになる様に描いて
下さったじゃないですが。お願いです。どうかこれからも、因幡君を好きなわたしのままでいさせて下さい」
しのぶに続いて、因幡くんのひと型が立ち上がる。
「ぼくからもお願いします。先生。ぼくもしのぶさんのことが好きです。ずっとしのぶさんのそばに、いさせてください」
「うーむ」高橋先生が困った顔で腕組みをする。
「竜之介くん。あなたも出て来てお願いして」
「高橋先生よぅ。このままみんなが記憶をなくしたら、俺や渚のことも無かったことになるんだろ。そんなの納得がいかねえ。おれは渚と決着をつけてえんだ。
だからよぉ、先生。記憶をなくす終わりかたは止めにしてくんねえかな」
高橋先生が思案顔のまま目を閉じる。原稿用紙の上には「うる星やつら」の登場人物たちが次々と現れて来る。
「ちょっと、あんたたち。自分たちが張本人のくせしてに、どうしてマンガの中に残ってる訳。早く出て来て、なんとか言いなさいよ」
しのぶが原稿用紙の中を覗き込み、怒った調子でまくしたてた。その剣幕に促され、しぶしぶという感じで、ラムとあたるが原稿用紙の上に現れた。
「ラム。あたるくん。あなたたち、ほんとにみんなが記憶を無くしちゃっても構わないわけ?」
「うちが本気でそんなこと考える筈ないっちゃ、でも、ダーリンがうちのことを・・・」
「何言ってんだ。そもそもラムが意地っ張りなこと言わなけりゃ、こんなことには・・・」
遅れて現れたサクラ先生が、ラムとあたるを止めに入った。
「待て待て待て。おぬしらが、それでは同じ事の繰り返しじゃ。ここはわたしにまかせて大人しくしておれ」
サクラはいがみ合う二人をなだめすかすと、覚悟を決めた顔で高橋先生と対峙した。
「高橋先生。しのぶをはじめ、みなの者が言っているのは嘘いつわりのないまことの言葉。ラムとあたるも口先はどうあれ、お互い愛し合っている事は
原作者の先生ならば、ご存知の筈」サクラの独白に、ラムとあたるは紅のさした頬で顔を見合わせる。
「この子たちは、まだ本当の恋を知らない子供たちです。先生がどうして皆の記憶を消す事を思い立ったのか存じませぬが、記憶を消して空ろな過去を残すのではなく、
この子たちに、未来という名の真っ白なキャンパスを、授けてやってはもらえますまいか」
「先生」「高橋先生。お願いです」「お願いします。先生」幾つもの声が原稿用紙の上でこだました。
高橋先生はゆっくりと目をあけ、優しいまなざしてマンガの登場人物に語りかけた。
『わかりました。あなたたちの言葉はわたしの心に届きました。最終回は書き直すことにします』
わぁーっ。やったーっ。あちこちで歓声が上がる。躍り上がって喜ぶ人々の姿は、やがて霞の様になって消えていく。最後まで残っていたサクラが、深々と頭を下げた
まま消え去って、原稿用紙は何事も無かった様に机の上に残された。
先生。何だったんでしょう、今のは。暫くたって、アシスタントの女性たちがひとり言のように呟いた。高橋先生は決意のこもった口調でこう答えた。
『みなさん。最終回は書き直すことになりました。急で申し訳ないですが、もう一度、皆さんの力をお借りしたいと思います」

このような事実が本当にあったかどうかはわかりませんが、1987年の少年サンデー8月号をもって、「うる星やつら」は惜しまれながら、その連載を終了しました。
けれど、連載が終わっても「うる星やつら」の世界が消えてしまった訳ではありません。だれかが「うる星やつら」のページを開くたびに、人々の心のなかに友引町が
現れて、ラムやあたるたちの可笑しくも切ない恋物語が繰り返されていく、新たな笑いを、新たな感動を生み出しながら。
そして、「うる星やつら」の物語は人から人へ、時代から時代へ、いつまでもいつまでも語り継がれていくことになる。
この世にマンガを愛するは心のある限り・・・
時の流れの尽きるまで・・・
心と心を乗り継ぎながら・・・

No. 160-226 (2011/09/11 13:29:58)
Name :バカルディ
Title:最終回2
全部、ラムの夢だった。
戦いに明け暮れる鬼族の男性に嫌気がさしていたラムは、夢の啓示を信じて、父ちゃんをけしかけ地球に向かう。
侵略と称して、自分のダーリンを見つけるために。

No. 160-225 (2011/09/10 19:29:54)
Name :バカルディ
Title:最終回
全部、ラムの夢だった。
現実のあたるは愛情表現の電撃を初めて受けたときに死んでいた。

No. 160-224 (2011/09/06 23:42:03)
Name :バカルディ
Title:TVアニメ版
最終回が、みじめ!愛とさすらいの母!?

No. 160-223 (2011/08/21 21:57:20)
Name :コリエル
Title:悪だくみ
ボーイ ミーツ ガールの最後で記憶喪失装置が発動し、地球人はラムたちとの記憶を全て忘れてしまう。そして・・・
「醤油を煮てホイップすれば、不味(マズ)い旨(ウマ)い辛(カラ)いよ」
「『将を射んと欲すれば、まず馬から射よ』ではないのか」
「そうとも言うな。・・・つまりラム先輩をやっつけるために、まずラム先輩の夫を人質にとろうというのが今回の作戦じゃ」
「だがのう、しゅがあ。前にそいつを味方にしようとして、失敗した事があるではないか」「そうじゃ。じんじゃあの、言う通りじゃ」
「ふっふっふっ。じんじゃあ、ぺっぱあ。わしの情報網を甘く見てはいかん。わしが聞いた確かな噂ばなしによれば、ラム先輩は今ひとりで里帰り中・・・」
「なるほど、その隙に乗じて、というわけじゃな」「これぞ千載一遇のチャンス!勝ったぞ。ラム先輩に」

「なんや、ラム。今夜も、星を見とるんか。」
「・・・うん・・・」
「おまえ、まだムコどののこと、忘れられんのと違うか?。意地はらんと地球に戻ったらどないや」
「なっ、何いってるっちゃ!。もう、地球のことなんか忘れたっちゃ」
「そんならええけど。遅くまで起きとらんと早よやすみや。それから戸締まりはきちんとな。最近、倉庫からガラクタが盗まれよったで、母屋の方も気ぃつけんと」
ひとりになると、部屋の空気が胸をしめつける。ラムは空の彼方にある見えない星にむかってため息をついた。
と、そのとき。かわいいコックさんの形をした巨大メカが、ラムの家の前に土煙を巻き上げて着陸した。
「わはははは!!驚いたかラム先輩」「ここまで追って来るとは思わなかったようじゃな」「油断大敵とはこの事じゃ」ホログラム画面が現れ、三人娘が悪態をついた。
「お、お前たちは。ヌガー、ジンジラ、ペッペー」「ちがーう!!しゅがあ、じんじゃあ、ぺっぱあ、じゃ。今日はラム先輩に引導を渡しに来たのじゃ!見ろ」
ホログラム画面に、暗闇に閉じ込められてもがく諸星あたるの姿が映し出される。「ダ、ダーリン!」
「ぬはははは!!恐れ入ったか、ラム先輩のダーリンは人質として預かっておる。返して欲しくば、わしらに詫びを入れて家来になれ」
ラムが怒りの形相に変わる。「うちが・・・どんな気持ちでここに居るかも知らずに・・・。うちとダーリンの関係を弄んで・・・」目には悔し涙が滲む。
「とっとと、ダーリ・・・そいつを連れて地球に帰るっちゃ!」ドババババッ。電撃が宙を走り、巨大メカの手が吹き飛んだ。
「うわーっ」巨大メカの中で三人娘がパニックになった「しゅがあ。こんな筈では無かったのではないか?」「ラム先輩本気じゃぞ」
「わっ、分かっておるわ。こっちには奥の手がある」ポチッ。しゅがあがコントロールパネルのスイッチを押すと、三人娘の前に巨大な鬼の人形が迫り上がって来た。
「ラム先輩の家から失敬してきた記憶喪失装置じゃ。これを見せて『言う事を聞かねば、あいつの記憶を消す』と脅すのじゃ」しゅがあがモニター画面に命令を発する。
「良いか、そると1号。わしがスイッチオンと言ったら、記憶喪失装置を作動させるのじゃ」
「ハイ。ワカリマシタ。記憶喪失装置ヲ作動サセマス」そると1号が無機質に応答した。ウイーン。ガガガガ。同時に記憶喪失装置の目が点滅を始めた。
「わぁ。馬鹿もの。わしは命令の説明をしただけじゃ」しゅがあが慌てて打ち消したがあとの祭り、装置のうなり声が甲高くなる。
「いかん。わしらも巻き添えになる。早く止めるんじゃ」「ど、どうやって」「何でもよいからスイッチを押せ」
チュドーン。閃光が空と地面を二分して、そると1号が木っ端みじんに吹き飛んだ。
「ダッ、ダーリン」ラムは悲鳴に近い叫びとともに、舞い上がる粉塵の中に飛び込んだ。
「ラム。その声はラムだな。ラム。どこだー」ラムの耳に懐かしいあたるの声が聞こた。閃光で目が見えなくなったのか、あたるは手探りで瓦礫の中を彷徨っている。
「ダーリン」ラムは顔をほころばせ、あたるの方に数歩近づいた。しかし、ラムは直ぐに歩みを止め、顔から笑みが消えていく。ラムは未練を振り払うようにあたるに
背を向け、その場から飛び去ろうとする。
すれ違いに、騒ぎを聞きつけたラムの両親が現れた。二人は記憶喪失装置の破片とラムの名を叫ぶあたるの姿を見て、直ぐに状況を飲み込んだ。
「わかったで。こないだ盗まれたガラクタの中に記憶喪失装置もあったんや、きっと盗んだ奴が使い方を間違うてムコ殿の記憶を・・・」とそのとき、母の肘鉄が父の
脇腹に炸裂した。「痛ったーっ。何すんのや、おかあはん」「あんさんは黙ときなはれ。」母が小声で父の言葉を制し、飛び去ろうとするラムを呼び止めた。
「ラム、ラム。あそこでお前の名前を呼んでるのは、ムコ殿じゃないの。ムコ殿が記憶を取り戻したのよ」
「ダーリンの記憶が戻っても、うちには関係のない事だっちゃ。うちは、もうダーリンのことは忘れたんだっちゃ」
「ラム。よくお聞き。消された記憶が甦るなんて、普通にはないことなの。これは奇跡なのよ。その奇跡が何故起こったと思うの?」
「えっ!」母の問いかけに、ラムは空中で立ち止まった。
「それはね。ムコ殿が本当にあなたの事を愛していたからよ。その愛が奇跡を起こしたの。あなたはそうは思わない?」
「ダ・・・ダーリン」ラムが涙に濡れた顔で振り返った。
「さあ、もう我慢しなくていいのよ。ムコ殿のそばに行って上げなさい」母に促され、ラムはあたるの元に駆け寄った。
「ダーリン」「ラム、ラム。戻って来てくれたんだね、ラム」「ダーリン。ダーリン、ダーリン。うちはもう何があってもダーリンのことは離さないっちゃ」
二つの影がしっかりと寄り添って一つになった。失われていた二人の時間を埋め合わせようとするかのように・・・

「やったぞ。ついにラム先輩を泣かしよったぞ。」「うむ。我ら三人のスケ番伝説の始まりじゃ」
「ところで、わしらはいつまでこうして隠れておればいいのかのう」
ラムとあたるが感動の抱擁を続けるなか、三人娘はバラバラになった巨大メカの下で悶々と息を潜めているほかはなかった。

No. 160-222 (2011/08/07 22:22:26)
Name :コリエル
Title:最近、いやだなと思ったこと。こんなうる星だったら、本当にいや
ボーイ ミーツ ガールの最後でラムとあたるが感動の抱擁をする寸前、
「今度は二本立て。X月X日から公開される『劇場版うる星やつらブラック』『劇場版うる星やつらイエロー』でお楽しみ下さい」
とテロップが出て終わるうる星やつら。

No. 160-221 (2011/07/31 18:43:25)
Name :コリエル
Title:しあわせ、ふしあわせ
ドゴゴゴゴーン。
はらわたに響く金属音とともに、分厚い鉄の扉が押し開けられた。
「もう。こんな所にもどってくるんじゃないぞ」
看守が出所する囚人を決まり文句で送りだす。
「へい。お世話になりやした」
相手が、これまた決まり文句の台詞を返す。
長いあいだ監獄に閉じ込められていたせいか、やせ細った足の歩みがぎこちない。しかし、その歩みとは裏腹に、目には鋭い輝きが宿っている。
「小娘。待ってろよ、きっとお礼参りにいくからな」
 :
鬼ごっこ最終日、もはや、あたるの体力は限界に達していた。
「ダーリンのバカ!!本当にうちのことを忘れてもいいっちゃ!?」
ラムが悲痛な叫びを発しても、地面にへたり込んだあたるは、顔を上げる事すら適わない。ラムはその姿に悲しそうな視線を送ると、顔を背けて飛び去ろうとした。
と、そのとき。しぱぱぱぱぱぱ。怪しい光がラムを襲った。
「なっ、何するっちゃ」間一髪のところで身をかわし、ラムが光の発せられた方向を睨みつけた。そこには大きな図体をした幸福魔の青い鳥が不適な顔を見せていた。
「小娘。忘れたとは言わせねえぜ。おめえのおかげで臭い飯を食うはめになったんだ。たっぷりと礼をしてやるぜ」青い鳥が凄みをきかせる。
「うるさいっちゃ。うちはいま、とりこみ中だっちゃ」
ドババババ。ラムの電撃が宙を走る。青い鳥の羽根に焦げ目がついた。
「て、てめえ。手加減してやりゃ、図に乗りやがって。おいらの武器は幸福光線だけじゃねえぞ。これでも喰らえ。災厄(わざわい)光線発射」
じばばばばばば。青い鳥から放たれた光の矢はブーメランのように軌道を変え、執拗にラムの後を追い回す。
「あっ!」ついに光線がラムを捉えた。ラムは一瞬目がくらみ、真っ逆さまに墜落した。
「ラム!!」動けない筈のあたるが、ラムと地面の間に体を投げ出す。ドスッ!!鈍い音とともにラムはあたるのうえに落下した。
 :
「うーん・・・」暫くしてラムが目を覚ます。ラムはあたるの体で命拾いしたことに気づいてハッとした。
「ラム。大丈夫か?怪我はないか?」あたるが弱々しく声をかけた。よく見ればあたるの腕から血が流れている。身を投げ出した拍子に瓦礫にぶつかったに違いない。
「ダーリン・・・」ラムの心に暖かい炎が灯った。
「さあ。鬼ごっこの続きをやろうぜ」あたるが消え入りそうな声で強がった。
「ダーリン。そんなんで、続けられるわけないっちゃ。大体、うちが気絶してる間に何で掴まえようとしなかったっちゃ?」
「これは事故だからな。ちゃんと決着しなくちゃ、お互いに気が済まないだろ」
「意地っ張り!!。もう、まともに動けないくせに」
「やってみなけりゃ、わからないだろ」
「何いってるっちゃ。うちをつかまえたかったら、”好きだ”っていえばいいっちゃ。その一言ですむんだっちゃ」
「ラムのアホ。この状況でそんなこと言ったら、本当かウソか分からんだろうが」
ラムの目に熱いものがこみ上げる。
「ダーリンのバカ!。ダーリンの本心なんて、うちは全部わかってるっちゃ。どんだけ長く一緒に暮らしてると思ってるっちゃ」
「ラム・・・」「ダーリン・・・」もうそれ以上、言葉は必要なかった。二つの影が一つに結ばれた、初めから、それが一つのものであったかのように。
 :
上空を舞う幸福魔の青い鳥が、涙で抱き合う二人を見下ろしながらが毒づいた。
「いまさら泣いても遅いぜ、小娘。てめえがその男から逃げようとしてたのは、お見通しだ。だから、そいつと一生添い遂げる不幸をくれてやったぜ。ざまあ見ろ」
青い鳥は捨て台詞を残し、空の彼方に飛び去っていった。
災厄光線の霊験あらたかだったのか、二人はいつまでも仲良く暮らしましたとさ。めでたし、めでたし。

No. 160-220 (2011/07/24 22:33:54)
Name :コリエル
Title:2011年7月24日
ボーイ ミーツ ガールの鬼ごっこ最終日、もはや、あたるの体力は限界に達していた。
「ダーリンのバカ!!本当にうちのことを忘れてもいいっちゃ!?」
はあ、はあ、はあ。苦しい息の中で、
「忘れるもんかーっ!!」
あたるは最後の言葉をしぼりだした。と、同時にあたるの足がふらつく。ガッ。ドタッ。
コン・・・コロロロ・・・
倒れ込んだ拍子にあたるの手から何かがこぼれ落ちた。
「・・・うちのツノ・・・・・・」
「くっ!!」あたるは、ばっとツノも拾い上げる。
「ずっと、大切に持って・・・」
あたるがヨロ・・・と立ち上がる。その目にはラムの姿しか映っていない。
「・・・意地っ張り・・・」
ラムの瞳に熱いものがあふれ、その涙がラムとあたるを隔てていたものを、優しく洗い流していく。
あたるがラムの胸にとびこみ、ラムはそれを躊躇無く受け入れた。
「ダーリ

ご覧のアナログ放送の番組は本日正午に終了しました
今後はダジラル放送の番組をご覧下さい
【お問い合わせ先】
デジタルコールセンター
0570−X XーX X X X
視聴者サービスセンター
03ーX X X XーX X X X

最新 1 No.指定 一覧