Topic 39:降順
うる星キャラと、めぞんキャラ、ちょっと似てますよね。
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No. 39-79 (2011/08/14 19:02:34)
Name :コリエル
Title:八神いぶきの残したもの
私は「うる星やつら」の原作をリアルタイムで読んでいた世代です。暫くの間、時間の針を巻き戻しますが、ご容赦ください。
うる星の連載が終了した当時、私は相当なショックを受けたものです。最終回を境に少年サンデーを買わなくなったほどに。
「浜茶屋」で梨沙さまもご指摘の通り、諸星こけるの件や、しのぶと因幡君の件はキッチリ結論が出て終わっています。ところが、竜之介に
関していえば、渚を登場させたわりには二人の関係は微妙なままで最終回を迎えています。先にも書きましたが、私はくちずけの呪縛は解け
ていないと思ってます。高橋先生にも似合わない二人に対する中途半端な終わり方。私はこの事が、連載終了後もずっと気になっていました。

当時、私は青年誌に連載中の「めぞん一刻」も読んでいました。(内容は、伝言版No.39-78に概略が書いてありますので、参考にして下さい)
めぞんに登場した八神いぶき。頭の回転が早くて行動力があり、感受性が強くて、そのくせ夢み勝ちな恋に恋する少女。実に魅力的なキャラで、
彼女を中心にいくらでも話が描けそうです。にもかかわらず、高橋先生は連載の中盤で彼女を表舞台から退場させます。もっと、活躍させて
欲しかった、というのが正直な感想でした。
その八神は、「めぞん一刻」の最後の最後、最終回に1ページだけ再登場します。それも実に印象深い形で。
八神再登場の前のページに、七尾こずえと三鷹瞬が登場しています。彼らの容姿は、連載中のものと殆ど変わっていません。ですが、彼らの中に
もはや五代や響子は棲んでいない。彼らにとって五代や響子は過去のひとになっているのです。
一方の八神、大学生になって髪型を変え容姿も大人びたものになっています。けれど、定期入れのなかにはしっかりと五代の写真が入っていて、
彼女はまだ五代への恋心を胸に灯したままになっている。他の主要キャラが大団円を迎えたのに、八神だけが現在進行形で最終回を迎えたのです。

このシーンで、私は高橋先生の意図を理解しました。高橋先生は八神いぶきに音無響子に代わって「めぞん一刻」を継ぐ役割を与えたのです。
響子と八神の境遇の相似もこの為に設定されたもの。八神を物語中盤で退場させた理由も納得できます。八神が響子ー五代と三角関係になった
場合、七尾こずえと同じにように新恋人を登場させて終わらねばならず、物語を継ぐ役割を果たせないからです。
響子ー五代を主役にした「めぞん一刻」の物語は終わるけれども、これからは八神を主人公にした「めぞん一刻」が始まる。
私は高橋先生のそんなメッセージを感じ取ったのです。

八神が「めぞん一刻」を継ぐ存在だと理解したことで、竜之介に対する高橋先生の扱いも、ようやく理解することができました。
竜之介と渚も現在進行形で最終回を迎えている。竜之介もまた、「うる星やつら」を継ぐ役割を与えられたのだ、そう私は理解したのです。
ここまで縷々書いてきましたが、高橋先生が本当にこのような意図を持って作品を書かれたのかどうかは、分かりません。「うる星やつら」が
終わって欲しくないという私の願いが、妄想を生んでいるだけかもしれません。うる星やつらの世界観は千差万別ですので、私の考えに納得
いかない方がいても、やむを得ないと思っています。

ところで、私は渚が竜之介とキスして成仏してしまう、そんな悲しい未来を想像しているわけではありません。
>いつの日か竜之介も渚を好きになり、二人が口づけの呪縛を解くための「うる星やつら」を演じるようになる。
私の考える、うる星やつらの未来はこんな感じです。

ボーミーツガールを経て、あたるとラムの絆は一層深まり、あたるの浮気性も影を潜めて、二人は普通に仲良く暮らすようになります。
もう、この二人を中心にドタバタ劇が起こる事は無くなりました。
二人に代わって、騒動の中心になるのは竜之介と渚。生身になったとはいえ、もともとは幽霊である渚には、物の怪を引き寄せる力でもあった
のか、二人はいつも奇怪な騒動に巻き込まれます。
そんなある日、渚が自分の身を犠牲に竜之介を窮地から救う出来事が起こり、竜之介に渚に対する恋心が芽生えます。と、同時に渚も竜之介を
心底愛している自分に気がつきます。この頃から、渚は竜之介にキスを迫るようなことがなくなります。キスして成仏するよりも、少しでも
長く竜之介と一緒にいたい。渚がそう思い始めたからです。
渚は口づけの呪縛を解く方法を探し始めます。そして、竜之介は竜之介でサクラ先生に弟子入りし怨念や呪いを解くすべを研究し始めます。
季節は移り、あるとき些細な行き違いが元で、竜之介と渚が諍いをはじめ、友引町、地球の運命をかけた大きな争いに発展していきます。
二人の運命が、そして地球の運命が破滅のときを迎えようとした、その刹那。二人の求めていたものが実は同じもの、口づけの呪縛を解く鍵で
あることがわかります。二人は力を合わせて鍵を手に入れ、地球も救われて二人は感動の口づけを交わして大団円。
これで、竜之介と渚を主人公にした「うる星やつら」はおしまい。二人は普通に仲良く暮らすようになります。もう二人を中心にしたドタバタ
劇が起こる事は無くなりました。
二人に代わって、また別な少年少女を主人公にした「うる星やつら」が始まります。やがて、その少年少女も真実の幸福を手に入れ・・・
そして又別の子供たちが・・・
このように「うる星やつら」は繰り返し繰り返し、新しい物語を紡いでいくことになります・・・
この世界に恋する心のあるかぎり・・・
いつまでも・・・
果てる事無く・・・

No. 39-78 (2011/05/22 18:50:00)
Name :コリエル
Title:竜之介と八神いぶき。物語を継ぐもの。
 竜之介と八神いぶき。この二人、一見すると似通った所は見当たりませんが、意外な共通点を持っています。それは、連載終了時の二人の境遇が、連鎖当初の主人公
の境遇と似ているという点です。竜之介は、彼女一途な潮渡渚と不本意ながら同居を始め、最初は渚を厄介者と思っていましたが、やがて心を開きます。八神は、先生
である五代に自分から積極的に近づきますが、思慕の情を残しながら別れ別れになる。それぞれ、諸星あたる、音無響子の境遇に似ているとは思いませんか。

 竜之介は登場以来、数々のエピソードに出演し「うる星やつら」を牽引してきた重要キャラです。高橋先生も竜之介はお気に入りのようで、あたる、ラン、クラマ姫
などと絡むことで主役級の活躍をしてきました。(先生はインタビュー記事で、「竜之介親子は動かし易いキャラだった」とおっしゃっています。)

 一方の八神いぶき。登場回数はほかのキャラに及びませんが、彼女は「めぞん一刻」の中で最も重要なキャラの一人なのです。
 「めぞん一刻」には、音無響子と五代裕作を一辺とする三角関係が幾つか描かれています。「響子ー五代ー三鷹瞬」「響子ー五代ー七尾こずえ」。そして、もう一つ
「響子ー五代ー音無惣一郎」。この最後の三角関係は「めぞん一刻」の根底を流れる主題の一つであって、響子が自らに科した軛(くびき)でもあります。その軛とは、
「自分が五代を愛するようになったら、惣一郎への愛がウソになってしまう」という彼女の思いであり、それあるが故この三角関係は「めぞん一刻」の中で最も強力な
ものになっています。響子が胸に秘めたこの思い、それを響子自身に語らせることなく読者に知らしめる、そのために高橋先生は八神いぶきを登場させたのです。
 八神が出てきた時点で九条明日菜も七尾こずえの求婚者もまだ現れていませんが、高橋先生は新しい登場人物によって「・・ー三鷹」「・・ーこずえ」の三角関係を
解消する心づもりだったのでしょう。しかし「新キャラの出現で三角関係が解消したから響子と五代が結ばれた」では「優柔不断な二人が残った者同士でくっついた」
という構図になってしまう。それではいけない、「めぞん一刻」はそんな陳腐なラブストーリーではない。そうさせないためには「響子ー五代ー惣一郎」の三角関係が、
二人の乗り越えるべき壁として存在することをあぶり出しておく必要があった。それには、若さゆえの強引さで響子の内面に肉迫する八神のような存在が不可欠だった
のです。読者が響子の胸に秘めた思いを理解していればこそ、二人が惣一郎の存在を包み込む形で受け入れる姿が感動を呼ぶのであって、八神いぶきの果たした役割は
「めぞん一刻」の色合いそのものを決めてしまうほど重要な意味があるわけです。

 高橋先生は、「うる星やつら」でも「めぞん一刻」でも登場人物が皆ハッピーエンドを迎える大団円で物語を締めくくっています。ランはレイと、しのぶは因幡くん
と心を通わせ、三鷹瞬は九条明日菜と、七尾こずえは同僚と結婚して物語を終えている。ところが竜之介の場合、潮渡渚という格好の相手を用意しながら、彼女が渚を
好きになったのかは微妙なままで終えています。そして何より、渚が竜之介とキスすると成仏し彼女の前から消えるという運命は、解決を見ないままになっています。
 そして八神いぶき。彼女はその機智と行動力でたびたび一刻館を訪れていましたが、響子への「弱虫」発言を最後に身を引く形で二人の前に姿を見せなくなります。
高橋先生はそれまで八神を恋に恋するタイプの少女として描いてきました。五代を好きになったのも「先生にはロマンチックな過去がある」と誤解したのが発端です。
そんな八神が響子の思いを知って感情移入し、身を引く自分にロマンを感じたとしても、それほど不自然なことではありません。高橋先生は、大役を果たした八神には、
響子ー五代と三角関係を作る前に、綺麗な形で表舞台から退場してもらいたかったのでしょう。切ないほど健気な役回りを務め、最後まで五代を慕い続けた八神いぶき。
そんな彼女に新しいパートナーが現れる事はありませんでした。

 重要なキャラである竜之介と八神に対して、高橋先生はなに故ハッピーエンドを用意しなかったのでしょうか。彼女たちの存在をかるく思われていた?。それとも、
ふさわしい結末を思いつかなかった?。いいえ、そんなことはないのです。先生は彼女たちのことを他の誰よりも深く愛しておられる。
 私はこう思うのです。高橋先生は単なる脇役として彼女たちに形だけのハッピーエンドを与えるのをためらわれたのだと、彼女たちには彼女たちを主人公とする未来
を与えたかったのだと。もちろん連載は終了してしまうので先生がその未来を描く事はできません。彼女たちの未来はわたしたち読者の心に委ねられているのです。
 こう考えるなら、先に述べた境遇の相似も納得がいきます。『あたるがそうであったように、いつの日か竜之介も渚を好きになり、二人が口づけの呪縛を解くための
「うる星やつら」を演じるようになる。音無響子がそうであったように、いつの日か八神にも彼女を愛する人が現れて、八神が五代への想いを記憶の宝箱に収めるため
の「めぞん一刻」を演じるようになる。だから皆さん、どうか、彼女たちの未来を心に思い描いてください』高橋先生はそんなメッセージを彼女たちに託したのです。
そして、そうすることで『「うる星やつら」と「めぞん一刻」は終わりはしない、読者の心の中で彼女たちを主人公に、時を越え場所を移して、いつまでもいつまでも
生き続けていく』先生は、そう言いたかったのではないでしょうか。
 竜之介と八神いぶき、彼女たちこそ、それぞれの物語を継ぐものにほかならないのだから。

No. 39-77 (2011/02/06 14:12:14)
Name :コリエル
Title:エルと大口小夏。描かれなかったストーリー。
注意書き)下記にて「うる星やつら」と「めぞん一刻」の裏話を述べています。作品に対する印象が変化するかも知れません。「裏話なんか知りたくない」という方は
読まないでください。

 エルは劇場版アニメ「うる星やつらオンリー・ユー」に登場したオリジナルキャラクターです。デザインはシナリオ作成から参加した高橋先生の絵を元にしています。
「オンリー・ユー」の脚本はクレジット上では金春智子さんですが、押井守監督が内容を変更して映像化しました。オリジナル脚本では、エルは女王様ではなく女性版
あたるの性格設定でした。美男子冷凍の設定は存在せず、ラストであたるが影を踏んでいないことが判ると、一度は落胆するものの通りがかった美男子を追いかけて行
って終わります。(少年サンデーグラフィックス No.13の40-42ページ)。
 オリジナル脚本の情報は断片的で、
 ・あたるのラムに対する感情はどのように描かれていたのか。あたるはエルに連れ去られたのか、ラムを置いて自分の意志でエルの元に行ったのか。
 ・エルはあたるに特別な感情をもっているのか。女版あたるの設定とあるが、あたるがラムに対して特別な感情をもっている設定はエルに反映されているのか。
 ・高橋先生がオリジナル脚本/完成版脚本のどちらを元にエルのキャラクターを描かれたのか。
これらの疑問に対して、残念ながら答えは有りません。

 さて、実は「めぞん一刻」にもエルと似た出自のキャラクターが存在します。それは、大口小夏。坂本キスマーク事件がもとで、五代が北海道を一人旅しているとき
に出会った女性です。(「めぞん一刻6巻#8『夏色の風と』)。高橋先生は、五代に初体験をさせる相手として小夏を登場させましたが編集部の反対で断念しました。
(「語り尽せ熱愛時代―ルーミックワールド VS ウルフランド」での平井和正氏と高橋先生の対談より)。
 たしかに、若くして未亡人となりアパートの管理人をしている響子と、年下で終盤まで定職のない五代では不釣り合いな感じは否めません。結局の所、五代は初めて
の女性である響子と結ばれます。これは『善良だが世渡り下手な五代が長い時間をかけて一人の女性の愛を勝ち取る』という「めぞん一刻」の主題に沿う形の結末です。
この主題に照らすなら、年上の響子に憧憬を持つ五代は、響子と結ばれて成長するのが本来の姿で、やはり発表された形の「めぞん一刻」がしっくりくると感じます。
 上記の対談によれば、高橋先生は小夏と出逢う事で五代の何かを変えたかったわけではないようです。また『夏色の風と』が連載された1983年8月当時、高橋先生
は五代に初体験をさせねばと考えていたようですが、上記の対談が行われた1984年後半には特にこだわりは無い様子です。高橋先生が連載時点で何を意図していたか
は対談の記事からでは判りません。

 エルと小夏。二人とも作者が最初に思い描いたものとは違う物語を演じる結果になりました。映画でも漫画でも、それが観客や読者の目に触れるまでには、作者以外
の考えや思い入れが作品に反映されます。商業ベースに乗るものなら尚更です。また、作者の考えも連載を通して首尾一貫同じだとは限りませんし、新しいアイデアや
展開がひらめくかも知れません。きっと、エルや小夏以外にも描かれなかった物語が沢山あったのだと思います。
 「うる星やつら」と「めぞん一刻」の似たキャラクターということでエルと小夏を取り上げましたが、この二人に対する私の思い入れは全く違います。小夏に対して
の感慨はありませんが、エルに対しては複雑な思い入れがあります。
 私が初めて「オンリー・ユー」を見たときには、原作初期の雰囲気を上手く反映した作品に思えて好感を持ったものです。(当時の)大金をはたいてビデオソフトを
購入したり、エルの改造フィギュアを作ったりした程です。しかし、原作でラムとあたるのラブ話が増え始めると、「オンリー・ユー」に対する見方も変化しました。
ラムとあたるの絆が足りないように思えて来たのです。それと同時に登場人物の心理変化がドタバタを成立させるための御都合主義に見えてくる。特に気にかかるのが
エルの描写で、11年間あたるを想い続ける一方で美男子を冷凍保存していたのでは、あたるへの愛情も疑わしい。最後にエルが流す涙も安っぽい演出に感じられる。
とても好きな映画だったのに、いつしか見るのが苦しい映画になってしまいました。
 描かれなかったオリジナル脚本の「オンリー・ユー」。その中のエルは一体どんな少女だったのでしょうか。
 「エルって本当はいい子だったっちゃね。」ラストシーンでラムにそんなセリフを言わせるような、心やさしいキャラクターであって欲しいと願って止みません。 

No. 39-76 (2011/01/01 10:18:54)
Name :のの
Title:(無題)
コリエルさん、ありがとうございます。
実は私、もともとは手塚先生のファンでした。(もちろん今も)スターシステムのこと知ってたんですが詳しくかくの忘れてました。ありがとうございます。

No. 39-75 (2010/12/30 21:45:58)
Name :コリエル
Title:スター・システム
ののさん
マンガのスター・システムは巨匠手塚治虫先生が元祖と言われています。
同じ外見・性格(ときには名前も)のキャラクターを複数の作品に同じような役柄で登場させるのが元々のスタイルです。
手塚先生の例では
 ヒゲオヤジ:探偵など善玉の脇役。
 アセチレン・ランプ:義理堅いなど憎めない面もある敵役。
 スカンク草井:性根の腐った悪役。
といった具合で、登場しただけで役割が想像できる程に類型化していました。
 これ以外にも、キャラデザインは違うが性格や役柄が同じ(タイムボカンの敵役)、とか、同一人物が違う作品に登場(ドラえもんに登場した星野スミレ)
などのパターンがあります。

 サクラー>音無響子ー>間宮桜 についてですが。
>高橋先生が意図的にそうしたかは知りませんが。
高橋先生がスター・システムを意図していたのかは私にも分かりません。

 本来のスター・システムに近い例としては「見合いコワし(コミックス9巻7〜10話)」に登場した地底のプリンスと四谷さんでしょうか。
 二人とも穴を掘る(壁に穴を開ける)のが好きで、空気を読まずにトラブルを起こす点が似ています。地底のプリンスはサングラスをしているので顔は同じ
かまでは分かりません。
 めぞん一刻は1980年11月からの連載で、「見合いコワし」は1981年夏頃の作品です。しかも、地底のプリンスは読者がデザインした事になっています
ので、四谷さんがモデルになっていたかも知れません。

No. 39-74 (2010/12/29 12:23:37)
Name :のの
Title:(無題)
こういうのスターシステムっていうんじゃないかな。
響子さんは、初期から半ばにかけてはサクラさん、で、後半はたまーに
犬夜叉のかごめっぽい顔になったりしてます。なんからんまのかすみさんにもにてますね。おっとりして、ちょっと天然なとこが。
五代君はやっぱりつばめ。でも時折表情があたるにそっくりになるときもあります。(あの妄想してるときとか・・・)
あと、これは私の勝手な考えですが、響子さんが、学生時代の制服
着る話があるじゃないですか。あの制服が、りんねの真宮桜ちゃんの
高校の制服にそっくり、いやほとんど同じなのです。
響子さんは、うる星の「サクラ」、その学生時代の制服がりんねの
「桜」・・・さくらつながりですごいことになっとるのです。
高橋先生が意図的にそうしたかは知りませんが。

No. 39-73 (2010/12/19 18:15:37)
Name :コリエル
Title:望ちゃんと七尾こずえ
 望ちゃんと七尾こずえ。

 青春を病院のベッドの上で過ごし、病室の窓から見える風景が世界の全てだった望ちゃん。彼女の瞳には、あたるの姿がはどのように映っていたのでしょうか。
彼女はあたるの浮気症も、ラムに対する思いも知りません。雪の降る中であたると腕を組む、そんなささやかな願いを至上の喜びとして天国に召されていった望ちゃん。
それが幸せだったのかどうかは、彼女自身にしかわかりません。

 七尾こずえ。彼女もまた五代の響子に対する思いを知りません、この点で望とこずえは似ているといえます。こずえは響子への嫉妬で胸を焦がすこともなく、失恋の
悲しみで頬をぬらすこともない。同僚からの求婚を受入れたことで、五代への背信に心を痛めたでしょうが、五代からの「他に好きな人がいる」との告白で救われている。
彼女はごく普通の結婚をして物語を終えています。それが彼女の願ったものなのかどうかは、彼女自身にしかわかりません。

 良いことなのか、悪いことなのか、この二人を見ていると「自分を幸せだと思える者が幸せになることができる。」そんな風に思えてなりません。

※「最後のデート(コミックス24巻2話)」に関しては、あたるの優しさについて語られる事が多いですが、あたるとの関係を悟られないように振る舞っていたラムも、
 望ちゃんに対しては充分に優しかったと、私は思っています。

No. 39-72 (2010/12/01 23:12:27)
Name :コリエル
Title:ラムと九条明日菜
ラムと九条明日菜。
ラムは天真爛漫なアウトドア派、九条明日菜は引っ込み思案のインドア派、まったく正反対に見えるこの二人ですが、一途に愛を貫くところは非常によく似ています。

ラムは鬼ごっこでの勘違いをきっかけに、最初から最後まで首尾一貫して、あたるを好きでありつづけます。
九条明日菜も、弟や妹たち(犬たち)が三鷹瞬に懐いたのをきっかけに、最後まで三鷹を慕い続けます。
この二人、相手を好きだと思う気持ちが決してブレないのです。相手から拒絶されたり、相手が他に好きな人がいる様子をみせたりしたら、普通は自信をなくしたり
自分の愛情に疑問を感じたりするものなのですが、この二人にはそれがない。
五代裕作や音無響子には歯がゆさを感じるときもあるのですが、ラムと明日菜の愛情はすがすがしいくらい真っすぐで、自然と応援したくなってきます。

ラムはその一途な愛情によって、早い段階(「君待てども」コミックス3巻9話)であたるの心をつかみました。
一方、明日菜の場合にはかなり時間がかかります。三鷹との愛が成就するまでのひた向きな姿は感動的ですらあります。終盤に三鷹の勘違いから結婚することになります
が、こんな結末でいいの?と読者を心配させえおいて、最後の最後で明日菜のまごころが三鷹の胸に届く。
三鷹が「ゆっくりとしあわせになりましょう。ぼくたちはこれから・・・ずっと一緒なんだから」と言ったときには、『三鷹さん、あなた本当にいい人だ』と心底ホッと
しました。

愛に勝ち負けはないのでしょうが、この二人に関しては「最後に愛が勝つ」という言葉がぴったりだと、としみじみ思います。

※五代裕作を一途に慕い続けるという点で八神いぶきもこの系譜に入るのですが、彼女についてはまた別の機会に。

No. 39-71 (2006/02/23 23:07:47)
Name :優
Title:(無題)
スレ違いですいませんが、ちょっと独り言。
わたしが、中学生の頃。
四谷さんは面堂家でクロメガネとして働いているという説が有力でした。
面堂家に関わっていることは、すべて秘密にしなくてならず。
悟られないよう、皆を煙にまいているのだと。

No. 39-70 (2006/02/21 16:15:14)
Name :レイラ
Title:うる星とらんまとめぞんだと・・・
あかね=しのぶ 乱馬=竜之介 かすみお姉ちゃん=響子さん 東風先生=五代(顔は全然違うけどおっとり感がね)久能と面堂も似てるけど久能のが倍変態・・・。てゆうからんまキャラは変態が多い。うる星よかお下劣。なびきおねえちゃんのキャラすごい好きだけど!

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