Topic 168:降順
柳田理科雄風に駄目っすかね?
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No. 168-17 (2012/06/17 13:34:30)
Name :BD-RML
Title:虹色の髪の秘密(別解)
かなり以前のNHKの番組でしたが、「白クマの体毛は、体温維持のため中空構造である」という解説が
あったのを思い出したので、これを無理やりラムちゃんの虹色の髪とそのボリュームが保たれる事への
解明に当てはめてみました。
透明で中空という事は通常であれば白く(厳密にはキラキラして見え、透明度が落ちるに従い白く)
見えます。これが白クマの体毛です。
光ファイバーの実物をご覧になった事がある方、正にこれがそうです。(光ファイバー自体は中空では
ありませんが、異なる屈折率をもつガラス繊維が二重なっているので構造的には同様です。)
ラムちゃんの髪が地球人と同様キューティクルを持っていたと仮定した場合、極めて薄いウロコ状の
キューティクルで薄膜干渉が起こりますので干渉色(構造色)が現れますが、問題は色の変化と髪の
ボリュームです。ここで私は「髪の毛の外径の変化説」を考えました。
中空…要はちくわ状の髪の断面積を変えずに形状を変えるには、外径が太くなると共にそれ以上に中空
部分も広がる必要があります。そうすると、髪の構造自体が薄くなり干渉条件が変わります。これに
より、干渉色が場所により異なるというのとボリュームが保たれる事双方が正立すると思われますが、
如何でしょうか?
なお外径の変化要因についてですが、人間の髪は毛根から出た時点で成長は止まっていますが、ラム
ちゃんの髪は切られない限りは成長を続けていると考えれば宜しいかと…(ムリヤリ)

No. 168-16 (2012/06/16 12:39:30)
Name :hk
Title:
てことはツノ経由かツノから髪を動かす指令が出てるとゆーことか‥
まぁ 笑

No. 168-15 (2012/03/31 15:02:22)
Name :コリエル
Title:虹色の髪の秘密(再送)
すみません。本文中にミツバチの羽ばたき回数を毎分250回と書きましたが、毎秒250回の間違いです。訂正したのを再掲します。
---------------------------------------------------
ラムといえば、電撃、ツノ、空中浮揚など宇宙人らしい数々の特徴がありますが、忘れてならないのが美しい虹色の髪。
アニメでは、着色の手間を省くために緑色に統一されていますが、原作では虹色という扱いです。(単行本やワイド版の表紙を参照して下さい)
この虹色はCDを光にかざした時に色がついて見えるのと同じ原理で「構造色」と言います。可視光の波長に近い厚さの薄膜/その多層膜/溝・突起による光の干渉によって
色がついて見えます。タマムシや蝶の翅(はね)。クジャクの羽毛などがこれにあたります。実に綺麗で神秘的ですね。
ところで、ラムの髪についてですが、ちょっと腑に落ちないところがあります。それは、全体の髪型。
もし、ラムの髪が直毛だったらサクラ先生や面堂了子のように先端が尖った形に描かれる筈。もしカールがかかっているのなら、ランのように巻き毛の表現になる筈です。
しかし、ラムの場合はそのどちらでもなくて、ボリューム感がある表現になっている。まるで、キツネの尻尾のようです。
これは一体何故か?一本一本の髪が太いからなのでしょうか?
実は先ほどの「構造色」がヒントになっています。先ほど、「構造色」の例としてクジャクの羽毛を挙げましたが、ラムの髪もこれと同じではないかと思います。
人間の髪のように一直線なのではなく、そこから枝分かれした羽毛のような構造になっている。だから、全体にボリューム感があるのではないでしょうか?

さて、ここまで考えてある事に気がつきました。それは、ラムの髪は本当は羽根なのではないかということです。宇宙人であるクラマ姫は耳たぶが羽根になっています、
ですから、ラムの頭に羽根が生えていても、それほど不思議なわけではありません。
ラムの空中浮揚の原理は謎でしたが、髪に似せたこの羽根を使って飛んでいるのではないでしょうか?
ん?漫画でもアニメでも頭の羽根で羽ばたいているシーンはないって? それは、きっと高速で羽ばたいているからです。ヘリコプターのローターも回転中は見えませんよね。

ところで、ラムの髪が羽根だとすると、解せないところが出て来ます。それは、髪(羽根)の大きさ。
鳥類は飛行に適した進化の結果、体に比してとても大きな羽根を持っています。ツバメは体長17cmに対して翼開長(翼を開いた長さ)32cm、タカは体長50cmで
翼開長は110cmです。これと比較すると、ラムの髪は長く見積もっても60cm。翼に見立てると翼開長は120cm。ラムの身長を高校2年生女子の平均と同じとして
158cm。うーむ。これでは飛べそうもありません。髪の毛ツバサ説、危うしです。
しかし、地球上には他にも飛んでいる生物がいます。それは昆虫です。ミツバチは体長15mmほど、翅(はね)を開いた長さはこれよりやや小さい位。ミツバチはその
小さい翅(はね)で飛行するために、毎秒250回の羽ばたきをしています。ラムの飛行もこれと同じなのではないでしょうか? 
よかった、これで「髪の毛ツバサ説」も安泰です。と言いたいところですが、実はとんでもない落とし穴が・・・。
60cmの髪が翼だったとして、90度の角度で羽ばたいたとすると、先端の移動距離は
60×2×3.14×(90÷360)=94.2cm。往復なら188.4cm=1.884m
これを1秒間に250回繰り返すわけですから、1.884×250=471mで秒速471m。
海抜0m、15℃、1013hPaでの音速は秒速340.31mですから、軽く音速を超えています。
これは困った。浮遊するラムとあたるが町なかをデートしようものなら大変です。音速を超えたラムの翼の発した衝撃波であたるの服は裂け、皮膚は破れて血だるまに。
周りには、ソニックブームで気絶した人々が累々と倒れている。友引町に阿鼻叫喚の図が現れます。
いくらゴキブリなみの生命力があるとはいえ、そんなラムを家から追い出さずに暮らしているなんて、やっぱりあたるはラムに心底惚れてたんですね。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
ここからは真面目な話。物体が音速を超えて動くと衝撃波が発生するのは本当ですが、衝撃波で人が傷ついたり物が壊れたりするのが本当かどうかは分かりません。
上の「あたるが血だるまになる」の部分は、柳田理科雄先生の空想科学読本の内容を参考にしています。ですが、この「空想科学読本」、けっこう間違いがある事で知られ
ています。色々調べてみましたが、衝撃波で人が傷つく(血だるまになる)といった研究は見つかりませんでした。
もし、「髪の毛ツバサ説」が本当だったら、髪の毛のように柔らかくて細いものが動くので、ムチの発するような音がすると思います。ムチの音が1秒間に250回も鳴る
のですから、それはそれで五月蝿いとは思いますが。
尚、ムチの音がソニックブーム(衝撃波が減衰した炸裂音)なのは本当らしいです。
http://www.engineering-eye.com/rpt/c007_shockwave/01_05.html
http://math.arizona.edu/~goriely/Papers/2003-PhysD(whip-waves).pdf

No. 168-14 (2012/03/31 13:41:29)
Name :コリエル
Title:虹色の髪の秘密
ラムといえば、電撃、ツノ、空中浮揚など宇宙人らしい数々の特徴がありますが、忘れてならないのが美しい虹色の髪。
アニメでは、着色の手間を省くために緑色に統一されていますが、原作では虹色という扱いです。(単行本やワイド版の表紙を参照して下さい)
この虹色はCDを光にかざした時に色がついて見えるのと同じ原理で「構造色」と言います。可視光の波長に近い厚さの薄膜/その多層膜/溝・突起による光の干渉によって
色がついて見えます。タマムシや蝶の翅(はね)。クジャクの羽毛などがこれにあたります。実に綺麗で神秘的ですね。
ところで、ラムの髪についてですが、ちょっと腑に落ちないところがあります。それは、全体の髪型。
もし、ラムの髪が直毛だったらサクラ先生や面堂了子のように先端が尖った形に描かれる筈。もしカールがかかっているのなら、ランのように巻き毛の表現になる筈です。
しかし、ラムの場合はそのどちらでもなくて、ボリューム感がある表現になっている。まるで、キツネの尻尾のようです。
これは一体何故か?一本一本の髪が太いからなのでしょうか?
実は先ほどの「構造色」がヒントになっています。先ほど、「構造色」の例としてクジャクの羽毛を挙げましたが、ラムの髪もこれと同じではないかと思います。
人間の髪のように一直線なのではなく、そこから枝分かれした羽毛のような構造になっている。だから、全体にボリューム感があるのではないでしょうか?

さて、ここまで考えてある事に気がつきました。それは、ラムの髪は本当は羽根なのではないかということです。宇宙人であるクラマ姫は耳たぶが羽根になっています、
ですから、ラムの頭に羽根が生えていても、それほど不思議なわけではありません。
ラムの空中浮揚の原理は謎でしたが、髪に似せたこの羽根を使って飛んでいるのではないでしょうか?
ん?漫画でもアニメでも頭の羽根で羽ばたいているシーンはないって? それは、きっと高速で羽ばたいているからです。ヘリコプターのローターも回転中は見えませんよね。

ところで、ラムの髪が羽根だとすると、解せないところが出て来ます。それは、髪(羽根)の大きさ。
鳥類は飛行に適した進化の結果、体に比してとても大きな羽根を持っています。ツバメは体長17cmに対して翼開長(翼を開いた長さ)32cm、タカは体長50cmで
翼開長は110cmです。これと比較すると、ラムの髪は長く見積もっても60cm。翼に見立てると翼開長は120cm。ラムの身長を高校2年生女子の平均と同じとして
158cm。うーむ。これでは飛べそうもありません。髪の毛ツバサ説、危うしです。
しかし、地球上には他にも飛んでいる生物がいます。それは昆虫です。ミツバチは体長15mmほど、翅(はね)を開いた長さはこれよりやや小さい位。ミツバチはその
小さい翅(はね)で飛行するために、毎分250回の羽ばたきをしています。ラムの飛行もこれと同じなのではないでしょうか? 
よかった、これで「髪の毛ツバサ説」も安泰です。と言いたいところですが、実はとんでもない落とし穴が・・・。
60cmの髪が翼だったとして、90度の角度で羽ばたいたとすると、先端の移動距離は
60×2×3.14×(90÷360)=94.2cm。往復なら188.4cm=1.884m
これを1秒間に250回繰り返すわけですから、1.884×250=471mで秒速471m。
海抜0m、15℃、1013hPaでの音速は秒速340.31mですから、軽く音速を超えています。
これは困った。浮遊するラムとあたるが町なかをデートしようものなら大変です。音速を超えたラムの翼の発した衝撃波であたるの服は裂け、皮膚は破れて血だるまに。
周りには、ソニックブームで気絶した人々が累々と倒れている。友引町に阿鼻叫喚の図が現れます。
いくらゴキブリなみの生命力があるとはいえ、そんなラムを家から追い出さずに暮らしているなんて、やっぱりあたるはラムに心底惚れてたんですね。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
ここからは真面目な話。物体が音速を超えて動くと衝撃波が発生するのは本当ですが、衝撃波で人が傷ついたり物が壊れたりするのが本当かどうかは分かりません。
上の「あたるが血だるまになる」の部分は、柳田理科雄先生の空想科学読本の内容を参考にしています。ですが、この「空想科学読本」、けっこう間違いがある事で知られ
ています。色々調べてみましたが、衝撃波で人が傷つく(血だるまになる)といった研究は見つかりませんでした。
もし、「髪の毛ツバサ説」が本当だったら、髪の毛のように柔らかくて細いものが動くので、ムチの発するような音がすると思います。ムチの音が1秒間に250回も鳴る
のですから、それはそれで五月蝿いとは思いますが。
尚、ムチの音がソニックブーム(衝撃波が減衰した炸裂音)なのは本当らしいです。
http://www.engineering-eye.com/rpt/c007_shockwave/01_05.html
http://math.arizona.edu/~goriely/Papers/2003-PhysD(whip-waves).pdf

No. 168-13 (2010/12/12 19:07:16)
Name :コリエル
Title:鬼族。優しき隣人
 続きです。(尚、前回のタイトルが途中で切れてしまいました。本当は「鬼族。天(あま)駈ける旅人」です。)
 前回で人類が鬼族の子孫であることが判りました。ところで、これまでラムたちを鬼と呼んでいましたが、本当は正しくない。あたるがラムたちを鬼呼ばわりするのは、
彼らが日本人の鬼のイメージに似ているいう理由からです。鬼という名から、「恐ろしい、悪い者」と思われがちですがとんでもない、彼らはとても優しい人々なのです。

 ラムたちが地球に来た目的は侵略です。侵略というからには何か経済的、政治的な理由があるに違いありません。さて、「悲しき雨音(コミックス1巻3話)」で、ラム
はあたるが使った星間タクシーの運賃を雷エネルギーで清算しています。その価値は地球の石油含有量と同じなのですが、ラムはいとも簡単に支払っている。ラムが働いて
いるシーンは「うる星やつら」にありませんから、無職の女の子がこずかい程度で払える額ということになります。また、おなじ回で地球一個分の料金で成層圏まで行ける
ことが判明しています。成層圏は高度11kmからで、あたるの家から学校までの距離を1kmと仮定して約11倍、ラムには無理でも、ラムのとうちゃんなら払えそうです。
これらの事から、宇宙規模で見た地球の経済的価値は情けないほど低いということになります。そうなると、経済的理由で地球を侵略する意味はない。つまり、ラムたちの
地球侵略の理由は政治的なものだった、地球を支配したかったかどうかは不明ですが、何らかの理由で地球を鬼族の勢力範囲に入れておきたかったということになります。

 ところで、連載第1話であたるがラムの鬼ごっこの相手になったのは鬼族のコンピュータが「適当」に選んだためです。この『適当』という言葉、『いいかげん』の他に
『目的にふさわしく』の意味もあります。ラムは鬼ごっこに負けましたが、その後あたると同居を始め、お互いを好きになる。将来はきっと結婚するでしょう。そうなれば、
鬼族と地球人の間に絆ができるわけで、地球が鬼族の勢力範囲に入ったといってもよい。つまり、鬼族の目的は達成されたことになるわけで、あたるがラムの相手に選ばれ
たのは、まことにもって『目的にふさわしかった』ことになります。
 このように鬼族としては、ラムとあたるの鬼ごっこで、どちらが勝っても目的を達成できる両面作戦をとっていたのです。しかし、鬼星と地球の科学力の差は歴然として
いますので、ラムが負けた場合でも言いがかりをつけて地球を侵略することは出来た筈です。でも、そんなことはせずに、ちゃんと最初の約束を守って鬼星に帰っていく。
律儀というか、寛容というか。いや、そもそも圧倒的な科学力で地球を制圧しようとせず、鬼ごっこでの決着を提案したこと自体が、人類に対する寛容と言えるのです。

 上に書いた寛容さですが、実は人類以外にも向けられている、それは弁天たち、福の神に対してです。
 ここで、福の神について考えてみましょう。「いい日旅立ち(コミックス1巻8話)」で鬼族と福の神は節分の合戦と称して「玉入れ」を行っています。鬼族と福の神の
関係は謎ですが、節分の後の余興シーンでは舞台下で同席しているので、どうやら普段は敵対関係にあるわけではないらしい。また、ラムの友人の中では弁天が一番友情に
厚いので、個人レベルでは親しい交流があるらしい。ところで、その弁天ですが、喧嘩っぱやくてガラが悪い一方で超能力は使えない。どうやら福の神は超能力を使えない
ようです、そして福の神の容姿も人類に似通っている。こう見ると福の神も人類同様に鬼属の子孫ではないかと推測できます。
 遠い昔に鬼族と分かれ独自の文明を持つまでに進化した福の神。鬼族が彼らと再び相まみえたとき、地球と同様に彼らを自分の勢力範囲に入れたいと願ったのではないか。
そして、そのときも地球の場合と同様で、「玉入れ」での決着が鬼族から提案されたのではないか。超能力のない福の神と鬼族では、鬼族が圧倒的に有利なのは明らかで、
ここでも鬼族の寛容さが発揮されたのでしょう。その玉入れの結果がどうなったかは不明ですが、今の鬼族と福の神の関係を見れば、きっと平和的な決着だったのでしょう。
あるいは、その玉入れをきっかけに、ラムとあたるの関係に似たロマンスが、鬼族と福の神の間にあったのかもしれません。

 鬼族のこの寛容さはどこから来ているのか? おそらくは、宇宙を広範囲に往来する鬼族にとって、敵対関係の星を作らずに勢力範囲を拡大するためには、この寛容さが
必要だったのでしょう。鬼族、彼らは天駈ける旅人であると同時に、優しき隣人だったというわけです。

No. 168-12 (2010/11/27 18:12:05)
Name :コリエル
Title:鬼属。天(あま)駆ける
 柳田理科雄先生のように数字を駆使しての解説はできませんが、鬼属と地球人の関係について考察したいと思います。

 鬼属の超能力については後で考察しますが、まずは鬼属と地球人の相似について。鬼属と人地球人との外見上の差は「ツノの有無」と「頭髪の色(CDの虹色と同じ)」
くらいのもので、体全体の作りは非常に良く似ています。そればかりではありません、「系図」(コミックス2巻3話)でラムは諸星こけるにツノが無いのを見て、自分と
あたるの子どもではないことを嘆いています。これはラムとあたるの間に子どもができたら、ラムの形質が遺伝することを意味しており、鬼属と地球人は遺伝子レベルまで
同じな生き物ということになります。つまり、鬼属と地球人は共通の祖先を持っていて、過去の何処かの時点で枝分かれしたと考えられるわけです。

 ところで、鬼属と地球人の科学レベルを比べると、鬼属はテンちゃんですら恒星間旅行を苦もなく行っているのに対し、地球人は衛星(月)に人を送るのさえ国家規模の
プロジェクトが必要です。このことから、地球人が過去に鬼星に到達していたとは考えにくく、逆に鬼属の祖先が過去の地球にやってきたと見るのが自然です。
 さて、地球上には鬼属が到来したことを示す痕跡は見当たりません。その宇宙船も彼らの築いたであろう文明の痕跡もない。もし、植民目的で地球にやって来たなら、幾
ばくかの痕跡が残るはずです。それに遠い鬼星から地球に到達するだけの科学力があるならば、植民に成功して今頃地上は鬼たちでいっぱいだったはず。このことから、地
球を訪れた鬼属たちはかなり少数で、且つ鬼星との連絡は希薄であったか、あるいは全く無かったのではないかと考えられます。おそらく、鬼属が地球を訪れた理由は遭難
や亡命といった緊急避難的なものだったのではないでしょうか?。

 さて、鬼属の特徴として数々の超能力が上げられます。人類が鬼属の子孫と仮定して、これらの超能力はなぜ人類に引き継がれなかったのでしょう。
 ここで鬼属の超能力について考えてみましょう。ラムと言えば電撃です。その発生原理はわかっていませんが、エネルギーは計算できます。
 ラムはビューティフル・ドリーマーでプールの水を電撃によって一瞬で蒸発させています。プールの大きさはレオパルド戦車の大きさ(L9.54m x W3.25m x H2.61m)
から推定してL12.5m x W7m x H1.3m = 113.75立方m、水の量は約114tとなります。蒸発に要するエネルギーは1kg 当たり2,257,000ジュールですので、
2,257,000 x 114,000 = 257,298,000,000ジュール、熱量に換算して61,468,000キロカロリー。このエネルギーを体内の脂肪を燃やして発生させたとすると、
脂肪 1グラムで 9キロカロリーなので、脂肪が6,829キログラム必要になる。約7トン。なんと、ラムはオンリーユーの「七化けのロゼ」も真っ青の巨漢だったのです。

 しかし、うる星やつらのどこを見ても、そんなラムの描写はない。高橋先生が出鱈目を描くはずがないので、私の計算のどこかに間違いがあるに違いない。そうだ、脂肪
をエネルギー源にしたのがいけなかった。しかし、ラムの体重を50キロとして、約20%がそのエネルギー源だったとすると、1グラム(1円玉の重さ)あたり6,147キロ
カロリーで ステーキ15枚分にもなります。地球上にそんな高エネルギー密度の栄養素は見当たらない。
 ん。待てよ。ラムは宇宙人なんだから、なにも地球の栄養でなくても良いですね。そういえばテンちゃんが鬼属のお菓子をツバメや微生物に与えて巨大化させていました。
どうやら、鬼星にはすばらしく高カロリーな栄養素があるようです。この栄養素が超能力のみなもとだったのです。
 
 先程書いたように、鬼属が地球にやってきたのは緊急避難的な理由です。当然、鬼星の食料は限られている。それを食べ尽くしたら、あとは地球にある食料で食いつなぐ
しかありません。そうなったら超能力を使うこともできなくなる。使わない機能が退化するのは進化の必然で、鬼属たちは超能力を使えなくなった。鬼属のツノと超能力は
密接な関係があるらしいので、当然ツノも生えなくなる。こうして、鬼属は目出度く人類へと進化していったというわけです。

 これで、人類が鬼属の子孫であることが判ったわけですが、長くなったので続きは別の機会に。

No. 168-11 (2003/06/25 17:52:51)
Name :毘沙門天
Title:(無題)
> そう言えば、前にサド山くんレギュラー化説をあそこで読んだような気がするんですが、その後、いくら探しても見つかりません。勘違い?
この前探してみたところオンリーユーの所にありましたよ。


No. 168-10 (2003/06/24 17:11:16)
Name :DDDD
Title:すいません 操作ミスです↓
化石をうごかす光線銃と幽体分離銃発射だっちゃはずるいとおもう。
「うちに不可能なことはないっちゃ〜」どっからでてくるのだ、その自信。

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