浜茶屋　海が好き

伝言板の最初の方で、いろいろな人の、自分で選んだＴＶ版の話のベストテンがありますが、その中に「みじめ！愛とさすらいの母！？」がないのはなぜでしょう？　ビューティフルドリーマーと、監督、脚本、作画監督が同じだし、奥に深い意味が込められていそうで不思議な雰囲気がして面白いので、人気があってもおかしくないものだと思うんですが。
また、「退屈シンドローム！友引町はいずこへ！？」が自分のベストに入るほど気に入っている人っていますか？　これも、ラム・ザ・フォーエバーなどと同じで、後半のエースでもある人達が、監督、脚本、作画監督をやっていますが、僕が気に入っているのは、そんな表面的なことではなく、内容です。我々は極度に退屈な日常の中にいるが故に、ちょっとした考え方の変化が、変わった世界の素晴らしさなどを体験するきっかけになる、というところくらいまでは結構よく見かける月並みなことだが、そのあと、あたるが時空を混乱させて恐竜などが暴れている世界になっているのに、メガネが退屈な日常を語りだしているのから分かるように、地下鉄サリン事件など、どれだけ衝撃の事件が起こっても、半年もすれば人々からそれは忘れられ、どんなに変わったことが起きても、それらを日常が包み込んでしまうというように、現実を正しくつかんでいるし、また、それを分かっているにもかかわらず、１２９話の最後にメガネがテンに言ったセリフのように、「その良さ」も複雑だが明るく表現してあるところも、考えると奥が深く、本当にギャグ路線のアニメなのかと疑うほど、共感が持てて素晴らしい話だと思うし、ビューティフルドリーマーもこの話のように終わった方が、うる星らしくていいかもしれないとさえ思います。（もう１度見てみると、僕の言いたいことは分かるでしょう。）
というわけで、この２つは僕のベストテンには入るくらいなんですが、どうでしょう？