うる星やつら regain one's memory エピローグ (Page 2)
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ウサギB 「分かってるんだろうね?」と言った。因幡は、わけが分からず
因幡 「何でしょう?」と言った。それを聞いてウサギAは
ウサギA 「君、試練中に未来の事喋ったよね?」
ウサギB 「喋ったよね?」と言った。すると因幡は、あたるに言った事を思い出し
因幡 「あ、い、いや、詳しい内容は喋ってませんよ」と言うと、ウサギ達は円陣を組むように、ヒソヒソと相談をして
ウサギA 「これは、明らかな規則違反だよね?」
ウサギB 「だよね?」と言い、更に
ウサギA 「規則では、試練の未来は破棄されるんだよね」と言った。すると因幡は
因幡 「えっ?それは、勘弁して下さい!あの未来は、最高の未来になったんです!」と言った。しかし、ウサギAは
ウサギA 「知らないよ、そんな事」と言ったが、続けて
ウサギA 「でも、試練受けたのは、あの人だよね?また来られても困るから、今回は大目にみるよ。でも、因幡くんには貯まった書類全部片付けてもらうからね」
ウサギB 「片付けてもらうからね」と言った。それを聞いて因幡は
因幡 「はい!ありがとうございます」と言い、頭を下げた。

 友引高校の教室では、毎度おなじみの光景が繰り広げられていた。放課後あたるは帰り仕度をしているしのぶの所へ行き
あたる 「ねぇねぇ、しのぶ今からお茶しない?」と言うと、しのぶは
しのぶ 「何言ってるのよ、あたる君ラムがいるじゃない」と言った。するとあたるは
あたる 「あぁ、ラムの事なんて気にしないでさぁ」と言うと、後ろから「ウチが何だって?」と声がした。あたるの後ろでは、ラムが腕を組んでいた。それを見たあたるは
あたる 「あ、居たの?」と言うと、ラムには構わず竜之介の所へ行き
あたる 「ねぇ、竜ちゃん竜ちゃん。これから何か食べに行かない?」と言った。それを見たラムは
ラム 「う〜っ、ダーリン!何だっちゃ!その態度は!!」と言った。あたるは気にもせずに竜之介にチョッカイを出している
あたる 「ねぇ、竜ちゃんってばぁ」と言うと、竜之介は
竜之介 「悪ぃなぁ、俺は今から購買部の手伝いが有るからよう」と言って立ち去ろうとした時、あたるは竜之介の腰にしがみつき
あたる 「竜ちゃん待ってよ〜」と言った。すると竜之介は
竜之介 「離しやがれ!鬱陶しいんだよ!」と言って、あたるに蹴りを入れた。あたるは、竜之介に蹴り飛ばされたが何かを掴んでいた。それは、学生服のズボン・・・その瞬間クラスの男子生徒から一斉に「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」と歓声が上がった。竜之介は、あたるが掴んでいるズボンを見て自分の下半身を確認すると、ズボンを履いていない・・・あたるが掴んでいたのは竜之介のズボンだった。竜之介は
竜之介 「あ、な、て、てめぇ!返しやがれ!」と言うと、あたるからズボンを奪い取りすぐにはいた。すると突然「竜之介、何だその女物のパンツは。男なら赤フンにせんか」と言う声がした。そう、竜之介の父である。
おやじ 「そんなナヨナヨしたもの穿いとるから、お前はいつまでたっても本物の男になれぬのじゃ」と竜之介の父が言った瞬間、竜之介が
竜之介 「俺は、女だぁぁぁぁぁぁぁぁ!」と言って竜之介の父を殴り飛ばした。竜之介の父は、校舎の屋根を突き破り
おやじ 「海が好きぃぃぃぃぃぃぃ!」と叫びならか飛んで言った。校庭で、それを見ていたサクラは
サクラ 「毎度毎度、騒がしいのぅ」と言うと、ため息をつき
サクラ 「今回は、わたしの出番は少なかったのぅ。次に期待するとするか」と言った。その時、教室の窓の外から「よぉ!」と声がした。窓の外には、真っ赤なエアバイクにまたがった弁天と、お雪が居た。それを見てラムが
ラム 「あぁ、弁天にお雪ちゃん。どうしたっちゃ?」と言うと弁天は、教室の中を見て
弁天 「近くを通ったんで寄ってみたんだが、やっぱり地球は飽きねぇや」と言って笑った。竜之介に窓際まで蹴り飛ばされたあたるは、弁天とお雪を見て
あたる 「弁天様にお雪さ〜ん」と言ってエアバイクにしがみついた。その様子を見ていたメガネは
メガネ 「毎度毎度、飽きもせず良くやるわ」と言った。それを聞いたパーマも
パーマ 「ほんと、相手にする気も起きん」と言った。ラムは、パリパリと小さく放電してる。そんなラムを見ていた面堂は、ラムに近づき
面堂 「ラムさん、そんなアホは放っておいて僕とお茶でもいかがですか?」と言ってラムの肩に手を置いた。その時あたるがエアバイクからよじ登り弁天の腰に手を回した、それに怒ったラムが
ラム 「ダーリン!!!」と言って、バチバチバチバチと激しく放電した。面堂はラムの肩に手を置いたまま
面堂 「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!」と悲鳴を上げ感電した。その面堂の悲鳴を聞いてラムは振り返り、焦げて倒れている面堂を見て
ラム 「あれ?終太郎?どうしたっちゃ?」と言って、キョトンとした。面堂は

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