「ザット・クレイジー・サマー」第二話 (Page 4)
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    三、…                                     」

ラム「ま、どーせそういう手のことだろーとは思ったけど…」

ラム「なーにが『サクラ及びしのぶとデートできる券』に『好きなものなんでも一つ』だっちゃ!」
あたる「わ、やめろラム…」
ビビビビビ!ビビビビビ!

テン「わーい、わーい、いい気味や!…ん、何やこの張り紙…」

面堂(諸星…わが謀略にはまったらそんな電撃では済まんぞ……おや、…)
面堂の目に留まったのは一番最後の項目だった。

「大会運営企画委員長 校長
               同副委員長 錯乱坊
             同委員 花和
     大会実行委員長 メガネ
           副委員長 パーマ
                      同委員 三宅しのぶ
                      同委員 サクラ     」

面堂「…メガネが実行委員長…しまった…計画が…ん?」
テン「サクラね〜ちゃんとデート…悪うないなあ〜」
面堂「ジャリテン…」
テン「ん?どないしたんや、きっつい顔して」
面堂「ジャ…いや、テンちゃん!こういう競技ってみんなでするのが楽しいよね!」
テン「お前、ほんまにどないしたんや?…はは〜ん、そ〜ゆ〜ことか〜。人に頼みごとをするんならそれなりのほ〜しゅ〜っちゅうもんがほし〜な〜…」
面堂「かわいくないな…」
テン「そんな口のきき方していいんか?」
面堂「…手短に言おう!レイを連れてきて…」

そういうとあたりを気にする面堂。
テン「どないしたんや?」
面堂「ラムさんは…」
テン「つれてこようか?」
面堂「いや、いい!むしろ聞かせたくない」
テン「…まあええか。それより話の続きを…」
面堂「レイを連れてきて…―――――――――。」
テン「――――か…ほんで、何をくれるんや?」
面堂「くれるというより・・・わが面堂財閥の力をして諸星に勝たせてやろう!」
テン「…ええで!」

メガネ「…面堂とジャリテン…なんかあるな…」
パーマ「要マークだな…」

ラン「…この内容だとダーリンは絶対参加するわね〜…
   ふふふ、ラムに復讐をするぜ〜っこうのチャンスがめぐってきたで〜!!」

竜之介「賞金に何でも好きなもの…これで俺もおやじに一泡吹かせられる…なにがなんでも勝ち取るぜ!」

サクラ「色餓鬼どもが勝つことがないように祈ろう…」
しのぶ「間違ってもあたる君とだけは…神様、お願いします…」

錯乱坊「定めじゃ…」






校長室。ぼそぼそっと聞こえるぐらいの話声がしている。電話をしているようだ。

校長「えー…現状では二名の参加は確実です…ええ、あたる君に終太郎君です、ご明察で。
   今後参加者は増えると思われます。おそらくはお顔見知りの方ばかりかと。」
○○「そう…」
校長「と、に、か、く、計画は万事順調に推移しておりますゆえ、ご安心を。」
○○「…(文字では言い表しづらいが満足そうな声)」
校長「成功の暁には例のブツを何卒よろしくお願いしますよ…それでは」







カクガリ「てかさ…自転車使うなら『競輪大会』でいいんじゃないのか?」
チビ「…ホント、なんでだろ?」
半魚人「どーでもいいだっぴゃ!」




=次回予告=
怪しげな陰謀、深まる謎、消えない伏字…
虚々実々に駆け引きは複雑に絡み合うなか、『校内人間競馬大会』の号砲が鳴る…
次回、第三話であうっちゃ!

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