「ザット・クレイジー・サマー」第六話 (Page 3)
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サクラ「やおら出てったと思いきや今度は半死半生で帰ってきおって…あれから私も考えておったのだが…
    普通でないのはおぬしらではないのか?」
パーマ「俺は違いますからね、メガネがすべての悪の元凶スからね、サクラ先生!信じてくださいよ〜〜!」
メガネ「…………………………………………」
    (あの面堂が口を割るわけもなし、レイは口を利かないから問題外…)


面堂「フフフ・・・すべては僕の思惑通り進んでいる…さて、ラジオでも聞くか…」
しのぶ「…レイ選手止まったまま動きません!レイ選手最下位に転落でーす!」
面堂「なに?!?!?!」

こうして陰謀の渦に巻き込まれつつ三日目は形の上はつつがなく終了した。形の上は…




例のごとくUFO。

面堂「ジャリテン」ひそひそ
テン「なんや」ひそひそ
面堂「ど〜なっとる?レイが最下位なんて…聞いてこい!」ひそひそ
テン「ワイがもう聞いてきとるわい!なんでも『もう禁欲生活はごめんだ、明日のタイ焼き5万個より今日の1個、食欲万歳』やと」ひそひそ
面堂「……………ご苦労」ひそひそ


面堂(…この手だけは使いたくなかったが…作戦の大幅な変更を……いや、そうしたら僕が悪者になってしまうではないか!…いや、もうここまで来た以上はハイリスクハイリターン…)


テン(…レイが最下位…もうレースする気も喪失したようやし…約束、どうなるんかなあ…)


ラム(………うちはどっちの言うことを信じたらいいのけ?それにこの感じ…うち、またダーリンとの間になんかありそうな気がするっちゃ…)
  「ねえ、ダーリンっ」
あたる「何じゃ、ラム、いきなり」
ラム「………………なんでもないっちゃ!」
あたる「用がないなら呼ぶな」
ラム(………………大丈夫だっちゃね、いつものダーリンだっちゃ。…陰謀かどうとか、何でレイをわざわざ呼んだのかとか…うちなんかよくわからないけど…何か…いや、いつものだーりんだったっちゃ。
   …気のせいだっちゃね、気のせいだっちゃね…)
   「ダーリン!!」
あたる「わ、よせ、よせ!公衆の面前で抱きしめるな!それに頬なんか摺り寄せて!気持ち悪いったらありゃしない!」


メガネ(すべては明日にかかっている…のかも、しれん、な…)


温泉「…どうです?!!いよいよ君の番だ!校長になる気はないか?!」
花和「…どうって言われても…私まだ若いですし…」
温泉「そうはいっても…あの校長のバカたれ!!!」
花和「……校長先生の面前ですよ、よされたほうが…」
温泉「知るか〜〜!!もうおれはがっこうのきょーりらんかやめてやるろ!じょ〜ろ〜ら!」
ラムの父「…ちっと飲ませすぎらかのう…」
ラム「『ちっと』どころじゃないっちゃ」
校長「…温泉先生、本音では私の追放を…」
錯乱坊「定めじゃ」
校長「…私哀しいです…人間とは何でこう醜いものなのでしょう…」

サクラ「……最早何も言うまい…」


=次回予告=
うちにはよくわからないけど、何かがおかしい…ダーリンもテンちゃんも終太郎もレイもメガネさんも・…
ダーリン、ねえ、ダーリン!うちのそばにいてくれるっちゃよね…?不安で波乱の四日目は始まっていく…。
次回、第七話であうっちゃ!

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