「ザット・クレイジー・サマー」第七話 (Page 2)
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メガネ「…ジャリテン…ありのままを聞かしてもらおうか」
テン「…実はな…かくかくしかじかぺらぺらちょめちょめけんもほろろにぎっちょんちょんのどんじゃらほいとゆ〜わけなんや」
パーマ「ほお!最後の面堂とあたるのくだり以外はお前が見立ててた通りじゃねえか!やっぱ伊達に妙なことに知性を発揮してはいないな…」
メガネ「うゎあったりまえだ!こんなことがわからんようではラム親衛隊最高幹部会議長の地位が泣くぞ!
    っそれにしても、あたると面堂とは意外だったなあ…そんなことをしても面堂の得にはならんと思うのだが…
    …まあ、たとえ自分の利益が消滅したとはいえ、ひとまずその勇気ある行動に敬意を表し礼を言おう。…さあ、こうなったら一刻を争う!すぐにラムさんを呼んできてくれぇ!!」
テン「…ま、わかったわ。それとワイ、思うんやけど…」
メガネ「いいからさっさと呼べ!」
テン「ちぇ、人使いが荒いなぁ…」




一方そのころレース会場では…

栗林「賞金五万円なんかお前らには高額すぎる!健全な学園生活を維持するためにも、断じてお前たちを通すわけにはいかん!
   温泉先生が回復するまで通さんぞ!…おや、久しぶりだね、諸星君」
あたる「……………………」
カクガリ「……………………」
面堂「……………………」
栗林「ま、特に話す言葉もないだろうがな、はっはっはっはっ」


あたる・カクガリ・面堂「「「あんた誰だ?」」」


栗林「………へ?」

あたる「だから、あんたは誰だといっておる。」

栗林「あの栗林だぞ!教育大臣認可、切り札教師株式会社推薦の…」
面堂「さ、こんなやつ放っといて次に行くか…」
栗林「ま、待て、俺を忘れやがって…先生方、作戦Wお願いします!!」

サクラ「了解した」
花和(…本当にこんなことしていいのだろうか…教師であるからこそフェアーな競争そ応援しなければいけないのではないか、これはあまりに…)
栗林「どうかされました、花和先生?」
花和「あ、いえ…」
   (理想と現実の剥離はこうも大きいのか…)



あたる「何じゃこのでっかい石垣は!」
サクラ「壁じゃ。」
あたる「さ、サクラさん、これじゃ通れませんよ!早くどけてください!」
サクラ「それは無理な相談というものじゃ。」
あたる「そんなこといわずに、ねえ〜」

サクラ「……人にすり寄り抱き着きながら頼みごとをするな〜〜っ!

    まぁったく…ゼィゼィ…」
面堂「諸星をけ飛ばしたのは賛同いたしますが、我々レースの途中なんですよ、どうにか」
サクラ「ならん」
面堂「…………そんなにべもなくいわなくても」
サクラ「すまんが、私にもツキアイというものがあるのでな…ほれ」

指を差されて目にしたものは…

『生徒の優勝・商品獲得断固阻止』
『《校内人間競馬大会》粉砕!』
『明るい学校、厳しい指導』
『舐めるなよガキども』
『校長を倒せ』
『俺を忘れるな!』
『俺だって小槌てたたき返してやろうか』

		[温泉マーク先生を支援し生徒の優勝・商品獲得を強く阻止する友引高等学校教員連合(温援友引連)]


面堂「あ、安保闘争じゃないんだから…」
サクラ「ま、とにかく無理じゃな、それじゃあ」

面堂「待ってください、…くそ、登るしかないか」
あたる「そのようだな」


栗林「フフフ、手も足も出まい、たとえ壁をのぼってもびくともせん!」
花和「…あ、まずい、お〜い、この壁は…」

それは石垣を登って数十秒後であった。


面堂「まさかベニヤ板だったとは…」
カクガリ「予算がないなあこの学校も…」
竜之介「くだらねえや、さっさといこう」
あたる「そーしよ、そーしよ」

キコキコキコキコキコキコキコキコキコキコキコキコキコキコキコ…


半魚人「…あんたら、大丈夫だっぴゃ?」
栗林「大丈夫も大丈夫じゃないもあるか!ベニヤ板が崩落するなんて誰が思うか!手抜き工事やりやがって!」
温泉「手抜き工事をした奴、誰だ…病人だから思い通り動けんのだぞ、こっちは…」
花和(やはりこれでよかったのだろうか…)




さて、大会本部に話を戻す。

メガネ「だぁ〜〜かぁ〜〜らぁ〜〜!ほっっんとうだって言ってるでしょう!ジャリテンが自白したんです!最善の策は諸星あたるが優勝することなんです!」
ラム「竜之介あたりが優勝したほうがよっぽどましな結果になるっちゃ」
メガネ「そうおっしゃるだろうと思いました。こちらをご覧ください」

モニターをみる。映ったのは…

面堂の父「松千代に梅松、定平に兼五郎…由松に光御前までどうした?」
飛麿「飛鳥、なんでここに…」ベキボキベキ「ああ、肋骨があ…」
レイ モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグ…

竜之介「何でおれたちが兵隊から攻撃されなきゃいけねえんだ?!」
カクガリ「誰か教えてくれ〜〜!」
温泉「教師生活当初、悪ガキのいたずらから逃げる覚悟はあったが、兵隊の鉄砲玉から逃げるとは想定外だったぞ!」
半魚人「もう、勘弁してくれだっぴゃ!」

パチッ


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