「ザット・クレイジー・サマー」第七話 (Page 3)
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メガネ「お判りでしょう。面堂とあたるを除くすべての選手は面堂家関係者とおぼしきものから何らかの妨害を受けています。…これでも納得いただけませんか?」
ラム「できないっちゃ」
メガネ「…ラムさん。我々とは結構長い間お付き合いがありますね…面堂もそうですね…だったらお判りでしょう、面堂の一番のライバルはだれかを。」
ラム「……………」
メガネ「あぁあ〜〜の面堂終太郎という人間が諸星あたるに大した攻撃も仕掛けず二位につけさせているなんて、おかしい!!なんかある!…ジャリテンの発言には信憑性があるのです!」
ラム「……」
メガネ「もうこうなったら苦渋の策です!シャクですが、諸星を応援しましょう!ね、ね!」
ラム「ダーリンが…ダーリンがそんなことするわけないっちゃ!」

ビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビ!!!!!!!


パーマ「おい、おい!!」
メガネ「ああ、わかっている、やはり持つべきは友だな、俺は…」
パーマ「おい、しっかりしろよ!」
メガネ「大げさだっていうに…」
パーマ「おい、動けよ!
     コンピューター!!!!」

メガネ「へ、コンピューター?」
パーマ「面堂からの借りものなんだぞ、あの面堂に壊れましたーなんて言ってみろ、末代までそのことを貸しにされるぞ…参ったなあ…だろ、パーマ!」
メガネ「……………………ぁあのなぁ、ぱ、ぱあま………」
パーマ「あ、よかったよかった、動き出したぜ!ヤッホッホイ!ヤッホッホゥ!」
メガネ「………ま、とにかく、ジャリテンもこういっているわけだし、」
ラム「どうせ脅迫して言わせたとかだっちゃ」
メガネ「ジャリテン、な、自分の意思で自白したよな、な、な、」
テン「さ〜あ〜な〜…」
メガネ「……………くう〜〜〜〜、この天邪鬼!大体ラムさん、なんでそんなにあたるの肩を持つんですか!」
ラム「……ダーリンは…」
メガネ「あのあたるは?」
ラム「……ダーリンは…、うち……の…抜けた…ツノを…もって…いてくれた………っちゃ…………口ではああいって…いる…けど…………本当は…うちのこと………………」

手を組み組み、もじもじ、体はそわそわ、顔は紅潮。

メガネ(んなーろー、あんのヤロウ!俺は新婚夫婦的なお惚気話をきいとるんじゃないんだぞ!!!)
    「………もう結構です。そこまで諸星を信じるなら仕方ありません。どうなっても私ゃあ知りませんよ」
ラム「わかったっちゃ……あ、ランちゃん…またダーリンにちょっかい出す気だっちゃね、そうはさせないっちゃ!」
テン「あ、ラムちゃん待ってえな、……ああ、いってしもうた…」


メガネ「……俺には分からん!あの二人の感情がわからん!夫婦間の機敏がわからん!」
テン「あんなあ」
メガネ「なんだ?あんまり俺が不機嫌になるようなことは伝えんほうが得だぞ!」
テン「いや、…ワイに案があるんやけど…」

パーマ(………………あたる、お前も罪なやつだな…………一生添い遂げてやるんだぞ、ラムちゃんより先に死ぬなよ…)




あたる「らーんちゃーん、僕は君のことをあ」

ビビビビビビビビ

あたる「何をする!」
ラム「天誅だっちゃ!」
あたる「あのなあ、男女間の健全な交際をじゃまするなと何万回言ったらチミはわかるのかね!」
ラム「浮気をしている時点で健全じゃないっちゃ」
あたる「あのねえ、いつ俺たちは夫婦になったのか?式も挙げてなどおらんし婚姻届も出してなかろうが!」
ラム「式や婚姻届がなくてもいいっちゃ!うちらはいわゆる『じじつこん』夫婦だっちゃ!」
あたる「妙なものだけ覚えやがって」

ラン「ラム、わしの計画をじゃまするとはええ度胸やな!これでもダーリンの欲望を抑えることはできるかな?
   いでよ、ラムに翻弄された女性たち!!」

突如現れたのは…

ラム「ああー…」
あたる「お、お、お、お、!!!うひょう・・・」



クラマ「諸星あたるはもう御免なのだがな…」
カラス天狗「まあまあそういわずに、バイトなんですから…婿捜しには資金もいるんですよ」

しゅがあ「復讐じゃい、復讐じゃい、ラム先輩に復讐じゃい!」
じんじゃあ・ぺっぱあ「「おお〜〜」」

エル「あら、あなたは海王星の…」
おユキ「御無沙汰しておりますわ、エル様」



ラン「さあ、ダ〜リン、我慢しなくてもいいわよ!」
あたる「我慢なんてするもんですか、美女六人は俺のもんじゃ、いざいか〜〜ん!」

ラム(ま〜見事にこううちの苦手なタイプというか、めんどくさいのがよ〜くそろったっちゃね〜ランちゃんに負けず劣らずだっちゃ)
ラン「だぁ〜れが負けず劣らずやねん」
ラム「え、ランちゃん、何のことだっちゃ?」
ラン「わし地獄耳やねんぞ、お前のさっき言ったこともちゃあ〜んと聞こえたでえ!苦手なタイプかつめんどくさくて悪かったなあ、ハーッハッハッハ!
   さ、ダーリン、置いていっちゃうわよ〜」

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