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「ビューティフル・ドリーマー」について
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No. 1-9 (2001/03/29 16:08:13)
Name :Zono
Title:「うる星やつら」の夢
すごい書き込みが多いですね〜見る度に増えてますね。
こういう書き込みができる場所があると、嬉しいです。
僭越ながら僕も書かせて頂きます。

ビューティフル・ドリーマー」は、うる星やつらの集大成であり、
終着点ではないかと思います。

すばらしい漫画は、キャラクターが読者の想像の中で、
一人歩きを始めるものではないでしょうか、
読者の一人一人に、少しずつ異なったキャラクターがいて、
いつまでも魅了し続ける、、、「うる星やつら」はそんな漫画だと思います。

しかし、はじまりがあれば必ず終わりがあるもので
僕が読んだ本の中で押井守さんの、こんなコメントがありました

「学生や、思春期の時の頃に見たキャラクターといつ決別したらいいのか。
 今は大人がアニメのビデオを買っても恥ずかしくない時代だから
 売れると分かれば作る。
 それじゃ(キャラクターが)いつまでたっても死ねないし
 (ファンも)いつまでたっても卒業できない。
 これが本当のサービスかというと違う気がします」

そんな押井守さんは、うる星やつらの魅力でいっぱいにした夢を
映画「ビューティフル・ドリーマー」の中で作り出したのではないでしょうか
そして、すばらしいうる星やつらの夢は終わったのだと僕は思います。

つたない文章なうえ、生意気言ってすみませんでした。m(__)m

No. 1-8 (2001/03/29 10:36:04)
Name :刻☆乱犬
Title:皆さんの文章を読んで
初めまして。刻☆乱犬と言います。以後よろしくお願いします。
読んでいて興味深い話題でしたので自分も少し意見させて頂こうと思います。

BDについて、皆さんは「うる星の世界観を壊した作品だ」「各作品ごとに
独立した世界観を持っている」といろいろなお考えでいらっしゃるようですが
皆さんの言っていることはどれも正しいと思います。このようにいろいろな見方が出来るこの作品が、世界的にも評価の高い押井監督が手がけた作品だからと言うのも勿論ありますが、うる星劇場版の中で最も含蓄のある完成度高い作品だというのも十分納得できます。

その反面、上で述べた考えが100%正しいかと詰問されると、自分も返答に困ります。といいますのは、確かにある程度はうる星の世界観を壊したのかもしれませんが、「新機軸を打ち出した」つまり、ドリーマーさんの言われる様に「世界観を変えた」と見ることも出来ますし、その考えもまた正しいからです。あと、私自身の勝手な思い込みなだけかもしれませんが、BDはそれ以前に放送されて見たアニメの「そして誰もいなくなったっちゃ」(題が間違っていたらすみません)とストーリー的に似通った部分があるというところからBDは「うる星の世界観を変えた」などと深く考えることは無く結構スムーズにその世界観を受け入れることが出来ましたし、うる星の世界観が膨らみました。

要は、制作者側がどのような意味を込めて作ったのか、そして私達はそれをどのような形で取り入れたのかによっていろいろな捉え方・考え方が出来る作品だと私は思います。ですから、私は皆さんの意見は正しいと思いますし、真っ向から否定するようなことは致しません。なぜか、自己矛盾に陥ったような説得力に欠ける文章になってしまったるーみっく歴9年(うる星暦5年)の若造の意見ですが、参考にしていただければ幸いです。

No. 1-7 (2001/03/29 00:33:27)
Name :SK
Title:Rさん
レスどうもです。
>うる星にしろ他のアニメにしろ、アニメ化するという時点で
>原作とは違ったものになるのは仕方ないと思います。
僕もそう思います。僕は原作から入りましたが、
アニメもアニメ独自の面白さを出せていたので、抵抗なく見れました。
アニメで原作と全く同じことをやる、というのもつまらないですからね。

>あのあたるの「それは夢だよ」という台詞は
>ファンではなく、監督自身への言葉と受け取ることもできると思います
すいません。この意味がよくわからなかったので、
もう少し説明していただいていいですか?

>まず、夢邪鬼というキャラですが、
>僕は押井監督自身を表しているのではないかと思っています。

僕も同じような印象を抱きました。
夢邪鬼があたるに
「夢や現実や言うたって、しょせん考え方一つや。
ならいっそのこと、夢の中で面白おかしく暮らしたほうがええのと
ちゃいまっか。
わて、なんぼでもええ夢作らせてもらいまっせ。
わての作る夢は現実と同じやから、それは現実なんや。
悪いようにはしまへん」
と言うシーンは、
押井氏が僕らファンに向けて
「いっそのこと、うる星という夢の中で面白おかしく
暮らした方がいいんじゃないか。
監督としては、いくらでも楽しい作品(夢の世界)を作ってあげるよ。
悪いようにはしない」
というメッセージを放っているように思えます。

でも、あたるはそういう夢邪鬼の誘惑を拒否して、
現実世界に帰ります。
ということは、これはファンに対して
「うる星の世界にあまりどっぷりつかってないで、
現実に帰れ」
というメッセージでしょう。
非常にきついですよね。

でも、ただきついだけでは終わらせてないような気もします。
あたるが現実に戻った後、一番最後のシーンでも、
夢邪鬼はまだいました。

つまり、「うる星の世界(=夢)から覚めて現実に戻ったつもりでも、
なかなか夢からは逃れられないよ」
→「これからも、現実に疲れたら、
いつでも夢の世界(=うる星の世界)に戻ってきていいんだよ」
というメッセージをファンに向けて放っているようにも思います。
だから、BDという作品で、押井氏はいったんファンを突き放したんだけど、
ただファンを突き放しただけで終わった作品ではないと思うのです。
というか、そう思いたいです。

No. 1-6 (2001/03/28 23:29:32)
Name :SK
Title:ネコこたつさん
>最近うる星にはまったばっかりだし、
>アニメの方はあまりたくさん見ていないから、
>えらそうに言う資格はないかもしれませんが
僕だって最近はまったばかりだから(ファン暦1年未満)、
本当は偉そうなことは言えないんです。
(言ってしまいましたけどね。^^;
 生意気な奴と思われた方、ごめんなさい。)
ただ、BDについて素朴な疑問が湧いたから書いただけなんです。
ネコこたつさんも、よかったらまたレスくださいね。

>BDはBDで、他の作品は他の作品で、
>それぞれ独立した世界観をもっていると
>言えるのではないでしょうか?
>原作、アニメ、映画、すべてをあわせて
>「うる星やつら」という一つの作品が存在すると、
>自分は思うのですが・・

なるほどそうですね。
僕もそれが一番理想的な考え方だと思うし、
そうであってほしいです。
実際、うる星は何でもありの世界ですから、
それでいいんでしょう。

ただ、BDという作品が、
他の劇場版うる星と比べてかなり異色な存在であることも
確かだと思います。
BDという作品には、他の作品にはない何かがあるように思います。
それはやっぱり、
うる星の世界を壊したとまでは言わなくても、
うる星の世界を客観的に取り出して対象化して、
「これがうる星の世界なんですよ」という形で
ファンに見せた点にあると思うんです。
それが、賛否両論分かれた原因の1つじゃないかなと思います。

これは、他の劇場版にはない点ではないでしょうか?
(僕自身、「完結編」と「いつだって・・・」をまだ見てないので、
なんともいえませんが。)

No. 1-5 (2001/03/28 23:00:24)
Name :SK
Title:ドリーマーさん
早速レスありがとうございます。
BDでうる星にはまったんですか。
僕も、あの作品は、さらにうる星にはまるきっかけとなりました。

>BDがうる星の世界観を壊した作品とは言いきれないと思います。
>この場合変わったというほうが正しいと思います。

もちろん、「うる星の世界観を壊した」というのは、
必ずしも悪い意味で言ってるわけじゃないです。
良く言えば、原作のうる星の世界を超越した作品ともいえますよね。

ただ、気になるのは、
>BDのあの廃墟の世界であたるやメガネ達がラムちゃんと楽しく
>いつまでも遊ぶ、これこそうる星の世界なんだと思います。
と書かれていますが、
その夢の世界がラストシーンで壊れてしまったことについては、
どう思いました?
それをちょっと聞きたいです。

No. 1-4 (2001/03/28 01:48:43)
Name :R
Title:BDに関する私見
僕はうる星歴も浅く、あまり参考にはならないかもしれませんが
取り合えず書かさせて頂きます。

確かにあの作品はうる星の世界観を壊したと思います。
名作と言われるだけあって、面白いですし、僕もあの作品は好きなんですが、
あの内容をうる星でやるのは少し酷ではないかと思いました。
ただ、ファンを裏切る作品ではなかったと思います。

まず、夢邪鬼というキャラですが、
僕は押井監督自身を表しているのではないかと思っています。
ラムちゃんの「いつまでもみんなといたい」という夢は同時に
我々ファンのの「いつまでもうる星のファンでありたい。」という夢を
表していると思います。少なくとも僕はそう思いました。
夢邪鬼がラムちゃんの夢を現実のものとする存在であるなら
押井監督は制作者という点で我々の夢を叶えてくれる存在でも
あるのですから。
そして、最後に夢邪鬼は校舎の奥へ(言い換えればスクリーンから)
消えてしまいますよね?
あれはBDを最後にうる星から手を引いた監督自身ではないでしょうか?
そういった点で僕は夢邪鬼が監督を表していると考えています。
とすれば、あのあたるの「それは夢だよ」という台詞は
ファンではなく、監督自身への言葉と受け取ることもできると思います。

また、夢邪鬼の最後の台詞、「あの方達と付き合うのは〜」
というのは監督が我々に
「これからも『うる星やつら』を楽しんでください」
と言っているように思えてなりません。
だから、ファンを裏切る作品ではない…,と思います。

また原作ファンを裏切る、というのもどうかと思います。
うる星にしろ他のアニメにしろ、アニメ化するという時点で
原作とは違ったものになるのは仕方ないと思います。
ただBDは違いすぎたので賛否両論あるんでしょうね。
だから原作ファンがアニメを見るなら割り切って考えるしかないと思います。
(例えば、キャラの声だって想像してたのと違ったり気に入らなければ
 それは原作とは違うことになりますから。)
僕はうる星にはアニメから入ったのですが、それでも
高橋先生のうる星、押井監督のうる星、やまざき監督のうる星(敢えて言うなら『いつだってマイ・ダーリン』の山田監督のうる星)は別のものとして
考えています。全然違うって訳ではないですけどね。

少々長くなったくせにちゃんとまとまっていないんですが、
こんな意見でも参考にしてくれたら嬉しいです。

No. 1-3 (2001/03/28 01:39:57)
Name :ネコこたつ
Title:ビューティフル・ドリーマー
自分的には、最近うる星にはまったばっかりだし、アニメの方はあまりたくさん見ていないから、えらそうに言う資格はないかもしれませんが、個人
的にはBDは大変好きです。
BDによってうる星の世界観が壊れたといわれてるみたいですが、BDは
BDで、他の作品は他の作品で、それぞれ独立した世界観をもっていると
言えるのではないでしょうか?原作、アニメ、映画、すべてをあわせて
「うる星やつら」という一つの作品が存在すると、自分は思うのですが・・
大切なのは、一つ一つの作品の良さを理解することだと思うのですけどね。
スミマセン。なんか、変な文章で。

No. 1-2 (2001/03/28 00:51:10)
Name :ドリーマー
Title:ビューティフルドリーマーについて
お久しぶりです。
ぼくのペンネームはBDから、うる星に本格的にはまったのもBDというドリーマーというものです。(ちなみに16歳)

ところでみなさんBDについて多彩なご意見をおもちのようですが、BDがうる星の世界観を壊した作品とは言いきれないと思います。
この場合変わったというほうが正しいと思います。
僕はBDによってうる星の世界観が何倍にもふくらみました。
ああ・・・これが待ち望んでいた世界なんだって。
BDのあの廃墟の世界であたるやメガネ達がラムちゃんと楽しくいつまでも遊ぶ、これこそうる星の世界なんだと思います。

それから、劇場版の中で一番完成度の高い作品であることは間違いありません。
ストーリー、音楽(星勝さん)、スタッフ(押井守さん等々)と、トップクラスだとおもいます。
それに今でもこういう討論が繰り広げられるのもBDが奥深く、興味をそそられる作品であるからだと思います。

No. 1-1 (2001/03/27 22:30:35)
Name :SK
Title:「ビューティフル・ドリーマー」について
早速トピック作らせてもらいました。
内容は、タイトルのとおりです。
BDについて、僕が「海が好き」伝言版のほうで
「ある意味、うる星の世界観を壊した映画ではないか」と
言うことを書きましたが、
どうでしょうか?
いろいろな人の意見が聞きたいです。

じつは、BDがうる星の世界観を壊した作品だという話を、
いろいろな本で読んだことがあるんですよ。
で、僕も同じような感想を持ったので、
他のファンの皆さんはどう思ってるのかなと
思ったんですが、どうですか?
ご意見、お待ちしてます。

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