うる星やつら regain one's memory エピソード1 (Page 4)
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 次の日の休み時間あたるは、ラムの目を盗みこっそりと保健室に行っていた。
さくら 「で、お主の悩みとは?」サクラは、そう言うとくるりと椅子に座ったまま振り向いた。
あたる 「実は・・・・」あたるは言葉を飲んだ。
サクラ 「ん?なんじゃ?言うてみい。私はこ学校のカウンセラーじゃ」あたるは真剣な眼差しで
サクラを見つめ
あたる 「このままサクラさんとデートに行くにはどうすればいいか悩んでるんです」とサクラの
手を取った。
サクラ 「その様なつまらん悩みでいちいちくるなーーーーーー!!!!」と、あたるに対して強
力蹴りで、保健室の窓から蹴り出した。あたるは、遥か上空に消え去った。サクラは「まったく」
とつぶやきながら再び椅子に腰掛けた。すると向かいの椅子にはあたるがアホな笑い顔で座ってい
た。サクラは、それを見るなり
サクラ 「おのれ!この妖怪小僧がーーー!!」と、お祓い棒をどこからか出し、あたるをお祓い
棒で殴り飛ばした。あたるは、ロッカーに叩きつけられながらも
あたる 「悩みがあるのは本当なのに」と訴えた。サクラは
サクラ 「だったら、何故素直に打ち明けんのじゃ!」と怒りながらも椅子に腰掛けた。
あたる 「あいたた、サクラさん見てたらつい」と、あたるはだらしのない笑を浮かべた。
サクラ 「して、悩みとは?」サクラは、再びあたると向き合った。
あたる 「実は、夢を見たんです」あたるは、うつむき加減で話しだした。
あたる 「と、いう訳です」あたるは言った。
サクラ 「と、いう訳では何のことか解らん」あたるは激しくコケた。そしてこちらに向き
あたる 「あのなぁ!作者!普通は説明を省くための展開だろうが!!」あたるは椅子から立ち上が
り怒鳴った。
あたる 「状況説明はいいから、早く話を進めんか!」
サクラ 「お主、誰と喋っておるのじゃ?」*作者(汗)回想略*

サクラ 「なるほどのう、それは予知夢やもしれん」サクラは、話を続けた
サクラ 「しかし、ただの予知夢とも思えん」サクラは考え込んだ
あたる 「予知夢?それじゃあラムが?」あたるは、不安な気持ちを隠せなかった。
サクラ 「うむ、それは私には解らん」
あたる 「そんな・・」あたるの不安は更に大きくなった
サクラ 「とにかく、ラムから目を離さぬ事じゃ。分かったな?」サクラは真っ直ぐにあたるの目を
見て言った。
 ガラガラ、保健室のドアが開きあたるが出てきた。そこに、しのぶが通りかかった。
しのぶ 「あら、あたるくんじゃない」しのぶがあたるに声をかけた
あたる 「あぁ、しのぶ」あたるの顔を見てしのぶは
しのぶ 「どうしたの?顔色悪いけど・・」あの、あたるが病気などするはずが無いのを知っているし
のぶは、何か気になったのである。
あたる 「いや、何でもない」と、あたるは教室に戻って行った。
 これから起こるとんでもない事を、誰も知る由もなかった。

                            エピソード1 END











 
 

 


 
 
 



 


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