うる星やつら regain one's memory エピソード2 (Page 4)
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サクラ 『まだ、夢を見るのか?』と、あたるの手をつねりながら耳打ちした。ラムに気を使ってとった行動を、あたるは自分を誘ってるものと勘違いして
あたる 「夢?僕は、いつだってサクラさんの夢を見ています」と抱きついた。それを見てラムが
ラム 「ダーリン!!!」と叫ぶのと同時に、サクラの鉄拳があたるの顔面にめり込んでいた。
サクラ 「お主の悩みに真面目に向き合った私が馬鹿だった」と言うと、校内に去って行った。だが、サクラは腑に落ちなかった、昨日の悩みを打ち明けた時のあたるの目は、決してふざけている目ではなかったからである。
 サクラは足を止めて、振り返った。
ラム 「ダーリン!ちょっと油断するとすぐに他の女にちょっかい出して〜っもぉぉぉ!」とあたるに電撃を放とうとした。あたるは
あたる 「ちょっと待て!!今のは、サクラさんから口説かれたのだ!」
 あたるがその言葉を発した瞬間に、サクラが猛スピードであたるに近づき
サクラ 「誰が、お前など!口説くかー!」と必殺の蹴りをお見舞いした。
あたるは
あたる 「ブルー、インパルスーーーー!」と言いながら、空の彼方へ消えて行った。
ラム 「ダーリン!!!」 
 ラムは、蹴り飛ばされたあたるを追って飛んでいった。
 それを見てサクラは
サクラ (あやつの態度・・・昨日のそれとはまるで違う様に見えたが) と、違和感を感じていた。
 

 あたるとラムは、家に帰り二階のあたるの部屋に居た。ラムは、時間を見て少しソワソワしている様だ。それを見てあたるは
あたる 「トイレなら我慢せん方がいいぞ」と、まるでデリカシーの無い事を言った。それを聞いてラムは
ラム 「トイレじゃないっちゃ!」と、少しムッとして答えた。そして再び時間を見ると
ラム 「ウチ、ちょっとUFOに行ってくるっちゃ」と、窓からポーンと飛んで行った。あたるは、さほど興味もないのか
あたる 「あぁ」と、マンガを読みながら軽く手を振った。
 ラムは、急いでUFOに戻るとすぐに大きなモニターのスイッチをいれた。すると、すぐにモニターにはラムの父の姿が写し出された。
 ラムは、我慢できずに
ラム 「父ちゃん、どうだったっちゃ?」と、父に解析結果を求めた。
ラムの父は
ラム父 「あのなぁ、ラム。解析結果でたんやけどな」と、何だか話しづらそうだ。ラムは、すぐに父親の態度に気づき
ラム 「勿体ぶってないで、速くおしえるっちゃ」と、父を急かした。父は意を決した様に話はじめた。



 ラムの父が明かす解析結果とは、そして呑気にマンガを読んでるあたるの運命は?
 次回エピソード3にご期待下さい。

           エピソード2  END








 



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