うる星やつら チェンジ・ザ・ライフ 第5章 逆襲 (Page 2)
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 「ちょっと待ってよ!そうすると何?泉くんはラムの超能力を奪う準備で下見にでも来たって言うの?」と言った。それを聞いたメガネは
 「まぁ、そう言う事だろうなぁ」と言って、パーマを見た。するとパーマも
 「あたるの言う事が本当なら、それ以外に考えられんな」と言った。しのぶは、ショックを受けて居る様だ。その時チビが
 「で、でもよう、未来のラムちゃんのブレスレット外す手段無いんだろう?どうすんだよ〜」と言い、あたるも
 「そこなんだ…カードキーも使えない、ブレスレットを切断する道具も無い…」と言って頭をかかえた。するとメガネが
 「ラムさんのUFOなら、ブレスレットを切断できる道具は有るんですか?」とラムに聞き、ラムは
 「う〜ん、うちもそのブレスレットを見た訳じゃないから何ともいえないけど」と言い、あたるの方を向き
 「ダーリンの話だと未来のうちはUFOを呼べないから道具が無いって言ってたんだっちゃよね?」と聞くと、あたるは
 「あぁ、確かそう言ってたと思うぞ」と言った。それを聞いたラムは
 「だったら、だいたい見当はつくっちゃ」と言った。するとメガネは
 「だったら、その道具でブレスレットを切断すればいいんじゃないか?」と言った。それを聞いてあたるは呆れた様に
 「だ・か・ら、UFOを呼べないから悩んでるんだろ?」と言ったがメガネは
 「あたる〜、いくら脳ミソにシワが無いと言っても、もう少し考えたらどうだ?今のラムさんならUFOに行けるじゃないか。向こうに道具が無ければ送り届ければいいだけの事だ。おまえの彫ったあの素晴らしい落書き…」と言った瞬間に面堂が日本刀を抜こうとしたが、パーマ、カクガリ、チビに袋叩きにされた。そしてメガネは更に
 「落書きは未来に届いた訳だ。つまり、今の時代にあの木の辺りに道具を隠しておけば、未来に届くんじゃないか?」と言った。それを聞いたラムは
 「メガネさん、凄いっちゃ!」と言い、メガネは
 「いや、この不肖メガネ!ラムさんが苦しむ所なんて見たく有りませんからね」と言ってメガネを直した。そんなメガネにパーマが
 「しかしよう、隠すったってあんな場所のどこに隠すんだ?」と言うと、ラムが
 「それなら心配いらないっちゃ。こんな時に便利な道具が有るっちゃよ」と言い、あたるに
 「ところでいつ行くっちゃ?放課後?」と聞くと、あたるは
 「今から行こう。少しでも早い方がいいだろう。道具を未来に送って奴等に逆襲しちゃる!」と言った。するとカクガリが
 「午後の授業どうすんだよ」と言い、更に面堂も
 「授業をサボるなんて不良の様な真似が僕に出来ると思ってるのか!」と言った。それに加えしのぶも
 「わたしも行ったところで、する事無いし」と行かない気満々だったが、そんな連中にメガネが
 「お前らそれでも友達か!あたるとラムさんが苦しんでるのに平気なのか!いつも俺たちは共に戦って来た!」と言った所でパーマが
 「また始まっちまった」とボソッと呟くと、すかさずメガネは
 「おだまり!!」と叫び、続けて
 「こんな時こそみんなで力を合わせるべきじゃないのか?俺達の友情はそんなものだったのか?」と言った。しかし、そんなメガネにパーマが
 「確か、午後に所持品検査が有ったよな?メガネぇ、お前マズイ物でも持って来ていて所持品検査逃れようとしてるだけじゃないのか?」と言うとメガネは明らかに動揺して
 「な、何を言ってる!俺は純粋に友達としてだなぁ…」と言ったが、それを見たあたるは
 「明らかに動揺しとる。あいつ、何か持ってきたな」と言いニヤニヤと笑った。

 結局、雀の宮にはラムとあたるの二人で行く事になった。結局メガネは
 「やめろー、俺は一緒に行くんだ!放せー!」と叫びつつも、パーマとカクガリに引きずられながら教室に戻った。
 唐突にあたるはラムに
 「ところで、その道具ってのはデカイのか?」と聞くとラムは
 「ぜーんぜん、片手に収まる位だっちゃ」と言うと更に
 「どうするっちゃ?うちのUFOで行くっちゃ?」て言ったが、あるは
 「いや、おまえのUFOじゃ目立ちすぎるから電車で行こう。俺は駅に向かうから、お前は道具を取って駅に来てくれ」と言った。するとラムは
 「分かったっちゃ」と言うと急いでUFOに向かった。それを見届けると、あたるも駅に向かって歩き出した。
 あたるが駅に着くとラムは既に駅前であたるを待っていて、あたるの姿を見たラムは
 「あ、ダーリン!」と言って手を振った。それを見てあたるは
 (あのバカ!あんな大声で呼びおって!恥ずかしいではないか)と思い、ラムの呼び掛けには答えずにそそくさと、きっぷ売り場に急いだ。しかし、そんなあたるにラムは
 「何だかデートみたいだっちゃね」と言ってあたるの腕に抱きついた。するとあたるは
 「えーい、離れんか!歩きづらくてかなわん!」と言った。しかしラムは

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