めざせ協力!ペアもちつき大会!! (Page 1)
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めざせ協力!ペアもちつき大会!!

(某月某日・2年4組にて・・・)
温泉:「な、なんと申し上げればよいのか・・・。」
校長:「・・・ふう、いつもながら困ったものですなあ。」
そのいつもながらえらくボロボロになった教室で二人は話していた。
校長:「で、今日はな〜〜にが原因ですって?くわしく説明してください温泉さん。」
温泉:「は、はあ実は・・・」
温泉が言うにはそもそもは諸星あたると面堂終太郎の毎日こうれいのいがみあいであったのだがそれが
発展し、ラム・テンの加入、メガネたち4人を中心とするその他の男子、そして一応騒ぎを止めようとしたしのぶ、
それにともないそのしのぶを止めようとした竜之介、そしてなぜだかしらんがその親父までもが加入。それに、
おそろしくうるさいため仕事ができん、と怒ったサクラさんが加入。さらに騒ぎのとばっちりをくらい、それがあい
もかわらずラムのせいだと勘違いし、ラムに復讐しようとラン(ランちゃん人形)が加入。そしてとどめに神出鬼没
の怪僧チェリーがでてきてこうなったのだということであった。
たしかに見たところ8つのポイントから容易に推測できた

第一・教室中には刀傷がつき、真っ二つになった釣り鐘と折れた刀が何本も落ちていた・・・あきらかにあたると面堂の戦闘の跡である。

第二・教室中は焼けた跡だらけであった・・・ラム・テンのしわざだろう、まさに火を見るよりも明らか、といったところである。

第三・ハンマーに竹刀などさまざまな武器が散乱していた・・・男子生徒が使用したのだろう。

第四・教室内だけでなく教室外の半径数十メートル内に机に椅子が散らばっていた・・・明らかも明らかでしのぶが投げたものである。

第五・教室のいたるところに穴があきまくっており、おまけに血が垂れていた・・・藤波親子のであろう、しかし極めつけは教室は水浸しであった・・・あきらかに親父           
     の「海が好き!!」である。

第六・天井を含む壁にはちょうど人型の穴があきまくっていた・・・寄ってくる男どもをサクラさんが蹴り飛ばした跡だろう。

第七・2年4組だけでなくその他のクラスまでもが窓が割れたりと被害を受けていた・・・ランちゃんのメッセンジャードールの爆発によるものであろう。

第八・教室内、そして教室外にも、もうとっくに帰っているはずの生徒たちが全員なにか疲れきっている上に、なにかにショックを受けたのか呆然とし、うなだれてぴく   
     りとも動かないでいた・・・いつものとおりだがチェリーが脈絡もなく教室に現れたためであろう。

校長:「・・・なるほど、で温泉さん、あーたはなにをしていたんですか?」
温泉:「ギクッ!も、諸星と面堂を止めようとしました時に後ろに気配を感じたのですが・・・次に意識があった時にはもうこんな状態でした(一緒になってけんかして
       いたなんていったら私の教師生命の一巻の終わりだ、だまっておかなければ・・・)」
校長:「気絶していたにしてはずいぶん詳しいですね。」
温泉:「そ、それは・・・私はこのありさまを見て推測したんですよ。」
チェリー:「うそを言うではない、おぬしも立派に参加しておったではないか。」
ちゅどーーん!!
温泉:「や、やかましい!それよりも校長こいつらどうしましょうか?」
校長:「そうですねえ・・・。」
温泉:「私としましてはやはり便所掃除一ヶ月、実力テスト、はたまた停学などと。」
校長:「え〜私が思いますにこのようなことはこの人たちの人間関係に問題があるからではないかと思います。ということで・・・そうですねえ、もちつきをしましょ
    う。」
温泉:「こ、校長そんなことを?やはり今後のためにもこいつらに愛のムチをくれてやるべきではないかと・・・。」
校長:「そうと決まりまったらさっそく準備にとりかかりましょう。」
校長は温泉の言葉など耳に入っていない様子であり、2年4組をあとにして急ぎ足で帰っていった。
温泉:「こ、こうちょ〜〜〜〜!」
チェリー:「運命じゃ。」

(次の日曜日体育館)
ラム:「ねーダーリン、なんで日曜日に登校なんかするっちゃ?」
あたる:「さあな、まったく俺たちだけとは・・・やっぱりエスケープしてしのぶと映画でも観にいくんだった。」
ラム:「ダーリン!またそんなことを〜〜。」
温泉:「全員静粛に!全員このはっぴを着るように、今日は前に校舎をボロボロにした罰としてペアもちつき大会をおこなう!」
あたる:「もちつきだあ?前にもクラス対抗もち争奪校長胸像杯、とかいってわけのわからんことをしたではないか!」
しのぶ:「そうよ!大体前うちのクラスだけハンデだとかいって重しをつけされてひどい目にあったのよ!私なんかか弱いレディーなのに両腕に重しをつけさせられた
     し・・・おかげで腕を上げることさえできなかったじゃないの!それに私は騒ぎを止めようとしただけよ。」

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