友引町を奪還せよ-act3- (Page 4)
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あたるとコースケは何処か人通りの多いところにメガネを連れてった。
「いやだ〜!」
メガネは泣いた。
「聞く耳持たん!」
そして・・・
「これより、公開死刑をはじめる。被告人、何か言い残すことは?」
あたるはメガネを電信柱に縛り付け、メガネに向かって語った。
「なぜ俺が貴様に処刑されにゃならんのだ!?この縄をほどけ!」
「構え!」
あたるは無視してコースケに命令を下す。コースケはエアガンをメガネにむけた。
「こんな事しとる場合か!さっさと助けにいくぞ!」
メガネは弁解するかのように言った。足をばたばたさせ、奇声をあげ、はっきりって近所迷惑である。するとあたるはずかずかと寄ってきて胸ぐらをつかんだ。
「きさまこんなところでなにをしてんだ!ラムはどうなっても良いのか!!」
あたるはメガネの縄をほどき、責任をなすりつけた。
「このやろ〜、全てが終わったらラム親衛隊最高幹部会の名の下に成敗してくれる!」
「ごちゃごちゃいっとらんで、面堂のところに行くぞ!」
あたる・コースケは聞いちゃいなかった。既に先方五十メートルと言ったところにいた。
「・・・」

面堂邸 第4門警備室
「さて、どうするか・・・」
三人は口をそろえて言った。後ろには口をハンカチでふさがれ、縄で体と手を縛られた警備員がいた。
「侵入しかないな?」
メガネは提案した。面堂に電話して、説得するという方法を思いつかなかったらしい。
「ああ、そうだな。前、五人でここに侵入したことあるんだろ?(死闘!あたる対面堂軍団!!より)」
コースケも同意する。しかしあたるは
「いや、無理だ。面堂家のセキュリティシステムは何倍も良くなっている。事実、俺が確認した」
と、言った。
「いつ確認したんだよ」
「んなもん作者に聞け!」
「作者って・・・だれだよ?」
「俺が知るか。とにかく一人では無理だ。ありゃあ、二十人ぐらい必要だな」
「だが、どうやって二十人も集めるんだよ?」
コースケの言うとおりだった。メガネもうなずく。
「いるではないか・・・」
あたるは余裕の笑みを浮かべる。
「だ、誰だよ・・・」
「元友引高校二年四組のメンバーだ!」
「あっ・・・」
二人はそうかといったような声を出した。
そして三人は動き出した。
ー続ー

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