GSサクラお払い大作戦 (Page 5)
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「う〜ん・・・にしても、世間に恥ずかしい詩集見られるのが嫌で、地縛霊なんかになって・・・」
「しかも、わざわざウチ達を見られたくない部屋なんかに案内させてるっちゃ・・・」
「『バカ』・・・この一言につきるのう。まったく。」
「にしても錯乱坊破魔札、すごい威力だったっすね〜。」
「まったく。腐っても叔父上。ワシでもあれほどの破魔札は作れん・・・」

ようやく除霊を終えた俺達は、屋敷の外へ出た。
待ってましたと言わんばかりに、大島氏と火暮さんが寄って来た。
「ど、どうでした?結果は?」
「うむ。除霊成功じゃ。一階に隠し部屋があるからそこに置いてある本を全部、御寸釘氏の墓に供養してやるとよい。」
「あ、ありがとうございます。なんとお礼を言ったらよいやら・・・」
「礼なんかいらないさ・・それより火暮さん、ボクと一緒にお食事にでも行きましょーー!住所は?電話番号は?」
「ダーリンーー!!!(ドババババッッ!!!バリバリー!)」
「うぎゃ〜〜!!!!」
・・・やっぱり強い。やっぱり地縛霊に使った電撃より、今俺が喰らってる方が強い・・・そう思った。



−ゴーストスイーパー−
それは常に死と隣り合わせの危険な仕事である。
それでも私は、この職場を愛していた。
理由はもちろん、
未知への挑戦と冒険を求める為である。


「ふは・・・ふははは・・・か、雷の核が見る・・・新魂さん、いらっしゃ〜い・・・」
「ちょ〜っち、やり過ぎたっちゃ?・・・」
「いや、そんなとこじゃろう。」



                            −終わり−


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