うる星やつら regain one's memory エピソード5 (Page 8)
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ラム父 「なんで、必要ないんや?」と弁天に聞いた。弁天は
弁天 (げっ、なんつぅ地獄耳だ、やっぱり鬼だけあるな)と思い
弁天 「あ、あぁ、諸星のナノマシーンならもうすぐ駆除が終わりそうだからよ」と言うと、ラムの父は
ラム父 「なんやと!弁天、それはどう言う事や!!」と凄い剣幕で弁天に聞いた。弁天は
弁天 「今、ラムが諸星の精神にアクセスしてる所なんだがよ、もう後一匹で駆除終わりそうだから」とそこまで言った時に、ラムの父が
ラム父 「なんちゅー事してくれたんや!!そんな事したらラムは!」と言った所で弁天が
弁天 「心配すんなよ、ちゃんとランの作ったプログラムでラムの精神は戻って来れるから」と言うとラムの父は
ラム父 「アホ!!!そんな事やないんや!駆除する事が問題なんや!」と言った。それを聞いた弁天は
弁天 「な、どう言う事だよ」と戸惑いながら聞いた。するとラムの父は
ラム父 「あのナノマシーンはやなぁ、指揮系統が出来てて各ナノマシーンに指示出してるのが何体かおるんやけど、そのナノマシーンの最後の一体を駆除した時に、駆除したもんの精神に電気信号になって寄生するや、寄生された方は気づかんからそのままアクセスを解いた途端、今度はアクセスしたもんの精神に入り込むんや。しかも今度は実体が無いさかい駆除も出来んっちゅうこっちゃ」と言った。それを聞いて弁天は
弁天 「じゃ、失敗したら目覚めないって言うのは・・・」と言うと、ラムの父が
ラム父 「そう言う事や」と言い
ラム父 「せやから、はようラムのアクセス解除せな!」と言った。その時お雪が
お雪 「それは、無理みたいね」と言った。すると弁天が
弁天 「なんでだ!このままじゃラムが!」と言った。するとお雪は
お雪 「もう、最後のナノマシーンに接触しているわ」と言い、続けて
お雪 「今、解除したらラムの精神にどんな影響が出るか分からないわ」と言った。それを聞いた弁天は 
弁天 「だけどよぅ、このままじゃラムは・・・畜生!一体どうすりゃいいんだ!!」そう言ってテーブルを叩いた。
ラム父 「今、お前らを責めてもなんにもならん。今は、ラムを救う方が先決や」ラムの父はそう言うと、何やらモニターの向こうで操作を始めた、するとモニターの右下に宇宙地図が表示され、ある座標にマークが付いている。弁天はそれを見て
弁天 「ん?ここは何処だ?」と聞いた。するとラムの父は
ラム父 「この星が、例の薬を作ってラムを狙ったやつの星やがな。惑星ルイーザっちゅう星や」と言った。それを聞いた弁天は
弁天 「じゃぁ、その星に乗り込んで薬作った奴に解除させようって事か?」と言った。するとラムの父は
ラム父 「早い話が、そう言いこっちゃ」と言った。弁天は
弁天 「なるほどな、その作戦あたいも参加させて貰うぜ、今回の責任も有るしな」そう言って、お雪の方を見た。お雪も
お雪 「もちろん、私も同席させて頂くわ」と言った。弁天は更にランの方を見ると、ランは今まさにUFOから出ようとしていた。それを見て弁天は
弁天 「おい、ラン!何処行くつもりだ?」と言った。するとランは
ラン 「そんな訳分からん星に行くなんて、わしはゴメンやど」と言った。するとお雪が
お雪 「あら、ラン。あなた随分薄情なのね」と言った。お雪の言葉にランは
ラン 「わ、わし、薄情ちゃうどー」と言った。それを聞いたお雪は
お雪 「そう。なら、行くわよね?」とランを見つめた。ランは、お雪の瞳の奥に怒りの炎が見えた気がして
ラン 「あ、当たり前じゃい」と言って、お雪から目を逸らした。するとお雪は
お雪 「そう。良かった」と言って、ニコリと笑った。そこに、ラムの父が
ラム父 「ええかお前ら、この薬作った奴はえろう用意周到なやっちゃでぇ」と言うと弁天が
弁天 「へっ、用意周到だろうが何だろうが、こいつぶっ放してやりゃあ」とバズーカを取り出した。するとラムの父が
ラム父 「アホ、舐めとったら痛い目みるで。もし、薬がラムに当たらんでも婿どのに当たれば、必ずラムが精神にアクセスする事を予測して、こげなトラップ仕掛けるくらいや、わしらの事かて徹底的に調べてるに決まっとる」と言った。するとお雪が
お雪 「そうね。こちらは向こうの情報まるで無いんだから、ちゃんとした作戦と準備は必要ね」と言った。ラムの父は
ラム父 「その通りや。せやから、わしは乗り込む準備するさかいお前らも、ようけ頼むで」と言って通信を切った。
 その頃ラムは、最後の部屋の中に居た。しかし、その部屋は真っ暗で何も見えない。だが、あたるの気配を感じる・・・その時、部屋の中央付近に灯りが灯った。そこには誰か居る様だ、ラムは、慎重に近づいた。するとそこには、椅子に縛り付けられたあたるが居た
ラム 「ダー・・リン・・・?」ラムは、そのあたるに声をかけた。するとあたるは
あたる 「ラ、ラム・・お前か?
・・・」と苦しそうに言った。するとラムは 

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