うる星やつら regain one's memory エピソード7 (Page 8)
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あたる 「すると、4つの試練をクリアしなくてはならない訳か」と言うと
あたる 「なら、こんな所で話してる時間なんて無いではないか!なんで、さっさとそれを言わんのじゃ!」と言って、赤の通路に走って行った。それを見て夢邪気は
夢邪気 「あ、あんさん!まだ説明終わってへんでー」と言ったが、あたるは行ったしまった。夢邪気は
夢邪気 「ほんま、せっかちなお人や」と言った。
 あたるは赤の通路を進んで行くと、赤の扉の前に出た。あたるはその扉に手をかけ
あたる (この扉の先に何が・・)と思い
あたる 「えーい、ままよ」と言って、勢い良く扉を開けた。
 するとそこには、、、、夢邪気が居た。
あたる 「な、なんでお前が・・」あたるがそう言うと夢邪気は
夢邪気 「あんさん、人の話ようけ聞かんと飛び出したらあかんがな」と言った。するとあたるは
あたる 「え?じゃぁ、ここはもと居た部屋?」と夢邪気に聞いた。夢邪気は
夢邪気 「ちゃうちゃう、ここは現在の試練やで。たまたま担当がわてでしたんや」と言った。あたるは
あたる 「現在の試練?」と、更に夢邪気に聞いた。すると夢邪気は
夢邪気 「そや、試練は、過去・現在・未来と有り、それぞれ条件は異なりまっせ」と言い、更に
夢邪気 「で、あんさんが今居るのは現在の試練や。この試練は、最近のあんさん自身に今の状況を知らせると同時に、間違った道を進まん様に導く事や。それと、この世界ではあんさんは命の有る者には一切接触できまへんので、よろしゅう」と言うとあたるは
あたる 「接触出来ないって・・じゃ、どうやって知らせるのじゃ」と言った。すると夢邪気は
夢邪気 「夢で知らせるしかあらへんなぁ」と言った。あたるは
あたる 「夢でって、どうやるんだ?」と聞くと、夢邪気は
夢邪気 「そらぁ、簡単でっせ。夢見せたいお人の夢に入り込めばええんや」と言った。するとあたるは
あたる 「だからそれをどうやるか聞いとるんじゃ!」と言った。夢邪気は
夢邪気 「しゃぁない、ほな今回はわてが連れてったるさかい、うまくやってや」と言った。
 しかし、あたるは気になる事が有った。そして、その疑問を夢邪気にぶつけつみた
あたる 「さっきから気になってるんだが」あたるがそう言うと夢邪気は
夢邪気 「なんでっしゃろ?」と聞き返した。あたるは
あたる 「俺は、ラムの心の中に入ったんだよな?て事は、ここもラムの心の中なのか?」と聞いた。すると夢邪気は
夢邪気 「ラムさんの心の中は、あんさんが最初に入った部屋で、ここは違いまんなぁ。ここは、現実世界でっせ」と言った。それを聞いたあたるは
あたる 「現実世界!?ラムの心の中から現実世界に?」と言った。夢邪気は
夢邪気 「あんさんが開けた赤の扉は、ちょっと前の現実世界と繋がってたっちゅう事やな」と言った。するとあたるは
あたる 「なんで、現実世界なんだ?」と聞いた。夢邪気は
夢邪気 「3色の扉は、それぞれラムさんにとっての心のドアを開ける為のカギになる出来事につながっとるんですわ」と言った。あたるは
あたる 「なるほど、でここはいつ頃だ?」と言った。夢邪気は
夢邪気 「そらぁ、あんさんが自分で確認してや」と言って、姿を消した。突然あたりが暗くなり、あたるの目の前には布団に入っているあたる自身が居た。あたるは
あたる 「とにかく、夢で伝えないとだな」と言うと、天井の方に顔を向け
あたる 「おい!夢邪気、夢の中に入れてくれ!」と言った。すると、どこからか夢邪気の声がして
夢邪気 「ほな、い〜きまっせ〜」と言う声と共に、あたるはあたる自身の夢の中に入った。
 あたるが自分の夢の中に入ると、そこは何も無い空間だった。あたるは 
あたる 「おい!夢邪気!何だここは?」と言った。すると夢邪気は
夢邪気 「そこが、あんさんの夢の中やで」と言った。あたるが


あたる 「夢ったって何も無いではないか」と言うと、夢邪気は
夢邪気 「そら、そうや。これからあんさんが創るんやさかい」と言った。するとあたるは
あたる 「創るったって、どうやって」と言うと、夢邪気は
夢邪気 「なに、簡単な事や。あんさんが伝えたい事を考えるだけでっせ」と言った。あたるは
あたる 「そうか、よし!」と言うと、目をつむり集中し始めた。

            つづく

 ラムを目覚めさせる為に試練に挑むあたる。はたして、限られた時間内で試練をクリアする事は出来るのか?そして、牢獄に囚われた一行は脱獄出来るのか?
 次回、エピソード8にご期待下さい。

         エピソード7 END

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