うる星やつら regain one's memory エピソード11 (Page 4)
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カロン 「感動の再会の所、水を挿すようで悪いが、ちょっといいかな?」と言った。ラムは、聞いた事の無い声を聞き、カロンの方を見た。そして、あたるに
ラム 「あれ、誰だっちゃ?」と聞いた。あたるは
あたる 「あいつが今回の事件の黒幕だ」と言った。するとラムは
ラム 「事件?なんの事だっちゃ?」と言った。それを聞いてあたるは
あたる 「何の事って、俺の記憶が消えそうになって、お前が助けてくれたろ?」と言った。ラムは、遠くを見る様にして、やがて
ラム 「あ、あぁぁぁぁぁぁ!」と、何かを思い出し声をあげた。そして
ラム 「ナノマシーン!!」と言った。あたるは
あたる 「そう、あのナノマシーンはお前をここに連れてくる為だったんだ」と言った。するとラムは
ラム 「ウチを?」と言った。その時カロンが
カロン 「その通り。ラムには、私の花嫁になってもらう」と言った。それを聞いてラムは
ラム 「冗談じゃないっちゃ!ウチにはダーリンがいるっちゃ!」と言った。するとカロンは
カロン 「そんな些細な事は、問題ではない」と言った。カロンの言葉にラムは、バチバチと放電を始め
ラム 「ダーリンの事、些細な事とは何だっちゃーーーーーーーー!!!!」と叫び、カロンに向かって電撃を放った。しかし、電撃はカロンの僅か手前で見えない壁に遮られた。ラムは
ラム 「!!!電撃がガードされてるっちゃ」と言うと
ラム 「ウチは、絶体お前の所になんて行かないっちゃ!」と言った。カロンは不敵な笑いを浮かべていた。

 その頃弁天達は、カロンの部屋へ向かっていたが、次々に押し寄せる兵士達に足止めされ、なかなか進めなかった。その時ランが
ラン 「あら、スピーカーからラムちゃんの声が!」と言った。すると、他のメンバー全員がランの所に集まり
弁天 「なにぃ!」
お雪 「まぁ」
しのぶ 「え?」
面堂 「ラムさん!」
メガネ 「ラムさん!」
パーマ 「ラムちゃん!」
カクガリ 「ラムちゃん!」
チビ 「ラムちゃん!」
テン 「ラムちゃん!」
錯乱坊 「・・・」全員が錯乱坊に注目している。錯乱坊は
錯乱坊 「な、なんじゃな?」と言い、更に
錯乱坊 「不吉な」と言った。
 ドガッ、バキッ、グシャ!
錯乱坊は、全員に袋叩きにされた。錯乱坊は
錯乱坊 「と、年寄りは、いたわるものじゃぞ」と言った。すると面堂が
面堂 「だったら、いたわられる年寄りになったらどうだ!」と言った。その時ランが
ラン 「ダーリンの声もするから、二人とも無事みたいね」と言った。それを聞いて弁天は
弁天 「こんな所でぐずぐずしてる場合じゃねぇな!」と言った。他のメンバーも同じ気持ちの様だった。ランは、発信器の信号を見て
ラン 「もう、近くよ」と言った。その時、前方に他のドアとは明らかに違う扉が見えた。それを見て弁天が
弁天 「あの部屋か?」と言うと、ランは
ラン 「みたい」と言った。弁天は一旦止まり
弁天 「よし、皆準備はいいか?」と言うと全員頷き、それを見て弁天は
弁天 「よし、行くぜ!!」と言うと、扉を蹴破って中に入った。中には、あたるとラム。そしてもう一人いた、カロンである。弁天は
弁天 「ラム!無事か?」と言った。すると、それを見たラムは
ラム 「あ、弁天!」と言い、その後に続いて入ってくる他のメンバーを見て
ラム 「お雪ちゃん、ランちゃん、しのぶまで!」と言った。しかし、まだメンバーは入ってくる。ラムは
ラム (皆来てくれてたんだっちゃね)と思った時、あたるが
あたる 「弁天様〜、僕も無事ですよ〜」と言った。それを聞いて弁天は
弁天 「おめぇは、殺しても死なねぇだろうから心配はしてなかったけどな」と言った。するとあたるは
あたる 「もう、弁天様ったら〜」と甘えた声を出した。それを見てラムは
ラム 「ダーリン!こんな時まで!いい加減にするっちゃ!」と言った。そんなやり取りを見ていたランは
ラン 「なんや、バカらしゅうなって来たな」と言った。と、その時、弁天達が入って来た扉とは反対側の扉から、兵士達がなだれ込んで来た。そして、その後方には牢獄からあたるを連れ出した男が居た、ドイルである。弁天達は、すぐにあたるとラムの所へ行き、戦闘体勢をとった。その時弁天が
弁天 「あの後ろのヤツが指揮官だな。確かドイルとか言ったか・・・」と言った。するとお雪が
お雪 「今までほど簡単には行きそうもないわね」と言った。すると弁天が
弁天 「とにかく、ここで戦うのは不利だ。一旦逃げるぞ」と言った。全員で弁天達が入って来た扉から出ると、出口を目指して走り出した。しかし、次から次へと兵士が押し寄せ、なかなか進む事が出来ない。弁天は
弁天 「これじゃ、らちがあかねぇぜ」と言った。すると、突然横の壁が破壊され人影が現れた。舞い上がる粉塵の中、「こっちです!」と声がした。弁天は、迷わず声の方へ行き
弁天 「こっちだ!」と叫んだ。全員が、弁天の方へ行くとそこにはなんとラウが居た。お雪が

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