Welcome To Another World(Chapter 17) (Page 6)
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「わかった!わかりましたァ!!こうなったら結婚でも何でもやってやらあ!!ラムの星でもイスカンダルにでも行ってやるう!!」
ちょっとヤケを起こしたようだ。
「そ・・・そんな・・・あのアホが・・・ラムさんと・・・くええーーーっこんだとおおおーーーー!!?」
「くーっ、クソーっ!」
ラム親衛隊はあたるのこの言葉に相当ショックを受けたようで、4人とも放心状態だった。
そんな中、面堂は以外にも落ち着いていた。
「了子、皆の衆、帰るぞ」
面堂は了子たちを促すと、さっさと帰ってしまった。
「あ、面堂さん・・・」
しのぶの呼びかけにも反応しなかった。
(面堂さん・・・・)
心の中でもう1回そう言った。あたるの「元カノ」である彼女は、「元彼」を複雑な表情で見つめていた。
「ねえ、竜之介君。あたる君がラムと結婚するっていうことは、これからずっと2人でで一緒に暮らすってことよね?」
横にいた竜之介にしのぶは尋ねた。
「あ、ああ。多分そうなんだろうな。オレにはむずかしくてよくわかんねえけどよ。
こういうことはおめえのほうが詳しいんじゃねえか?」
竜之介は答えた。
「と、いうことはあたる君、やっぱり学校は辞めるのかしら?ラムの星に行くのかしら?」
「さあ?どうするか諸星本人に聞いてみたらどうだ?」
「学校辞めてラムの星に行くってことは、あたる君が友引町からいなくなるってことよね?」
「な、何言ってんだよ。そんなの、当たり前じゃねえか!しのぶ、おめえ、さっきからちょっと変だぜ・・・」
「そうか・・・あたる君・・・いなくなるのね・・・この町から・・・」
そう言い終えたしのぶの目は、とても寂しげであった。そんなしのぶを竜之介は横目でちらりと見るのを続けた。
To be continued......

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