うる星やつら regain one's memory エピソード4 (Page 3)
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ラム 「あ、テンちゃん。もうすぐ弁天とお雪ちゃんが来ると思うから、来たら待っててもらうっちゃ〜」とラムは、テンの話は聞かずに飛んで行った。テンは、渋々UFOの中で留守番をする事にした
テン 「なんや、ラムちゃん。わいの話聞こうともせんで」てんがふて腐れているとUFOのドアが開いて「おいラム、来たぜ」と声がして弁天とお雪が入って来た
テン 「あ、弁天姉ちゃんと、お雪姉たてゃんや〜」テンはそう言って飛んで行った。
弁天 「おぅ、テンじゃねぇか。ラムは居るか?」弁天はそう言うとスタスタと中に入って来た。
テン 「あ、ラムちゃんなぁ、ちょっと学校行くゆうて出てったんや。わいに留守番押し付けて」テンは拗ねた態度で言った。
お雪 「あら、そう。では、ラムが帰って来るまで待たせてもらおうかしら」お雪はそう言うと椅子に腰掛けた。
弁天 「そうだな、じゃテンお前ラム呼んで来い。留守番はあたいらでしててやるからよ」弁天はそう言うとニヤリと笑った。
 テンは、弁天に言われた通り学校に向かった。今度はスクーターに乗って
テン 「なんや、みんなわいの事何やと思ってるねん。わいは、こま使いちゃうど」テンはふて腐れてながらも学校へ向かった。
 その頃ラムは教室に着いた所だった。
メガネ 「あ、ラムさん!」メガネがいち早くラムに気づいた。メガネの声にみんなが反応する。ラムは、教室を見渡すがあたるの姿は無い
ラム 「あれ?ダーリンは?」ラムは、誰となく聞いた。すると、すかさず面堂が
面堂 「諸星なら、今日は欠席みたいですが」と言った。
しのぶ 「あら、ラムはあたる君と一緒じゃないの?」しのぶがラムに聞くと
ラム 「今日は、ウチ用事が有ってダーリンとは朝別れたきりだっちゃ」ラムは、そう言うと
ラム 「わかったっちゃ。みんなありがとだっちゃ」と言って飛び去った。
温泉 「ほらほら、席に着け。授業を再開するぞ」温泉マークの言葉にみんな席に着いた。温泉マークが授業を再開しようとした時
 バババババババ
爆音とともに、テンが教室に入って来た。
テン 「おい、ラムちゃん来なかったか?」テンはスクーターに乗ったまま誰となく聞いた。それを見て温泉マークが
温泉 「おい!さっきから何だ!授業の邪魔ばかりしおって!学校は部外者た立ち入り禁止だ!すぐ出て行け!」とテンに怒鳴った。 
しのぶ 「先生!こんな小さな子にそんな言い方しなくったって!」しのぶが言うと他の女子生徒も
女子生徒 「そうよ、そうよ、謝りなさいよ」女子生徒達は、温泉マークに総攻撃をかけた
温泉 「し、しかし授業が・・・」温泉マークが言いかけると
女子生徒 「授業が何よ!」女子生徒が温泉マークに詰め寄る。それを見ていたメガネは
メガネ 「アホが、自分の立場もわきまえんと迂闊な事するからだ」と呆れて言った。
そんな中テンは
テン 「なぁなぁ、しのぶ姉ちゃん。ラムちゃん知らんかぁ」としのぶに聞いた。
しのぶ 「ラムなら、さっきあたる君探しに来たみたいだけど、居ないからってどこか行ったわよ」しのぶはテンに言うと
しのぶ 「何か有ったの?」と聞いた。
するとテンは
テン 「な、なんもあらへんで」そう言うと
テン 「しのぶ姉ちゃん、おおきに。ほな」と言って教室から出て行った。メガネはそれを見て
メガネ (あたるは欠席し、ラムさんとは別行動。そして、あのジャリテンの慌て様。もしや、事態は俺達の想像以上に深刻なのでは)そう思い、突然立ち上がると面堂、パーマ、カクガリ、チビに目線を配らせた。それを見て面堂は頷き、パーマは平然と、カクガリは慌ただしく、チビはオロオロと教室を出て行った。
  

 ラムはあたるの部屋に向かって飛んでいた
ラム (ダーリン、今日学校行かなかったっちゃ?)ラムはあたるの事が心配で仕方なかった。やがて、あたるの部屋に着くとあたるは・・・たかイビキで寝ていた。ラムは、それを見た瞬間あたるが部屋に居た事にほっとしたのと同時に、腹が立って来た
ラム (ダーリンったら、ウチがこんなに心配してるのに)ラムはそう思い、あたるに向かって叫んだ
ラム 「ダーリン!!!」その声にあたるは目を覚まし
あたる 「ん?あ、ラム」と目をこすり、大きなあくびをした。それを見てラムは
ラム 「学校も行かないで、何してるっちゃ!」と言うと、あたるが
あたる 「何を言うとるか、お前だって行っとらんだろーが」と言い返すとラムは、
ラム 「ウチは、やる事が有るんだっちゃ!」と言って 
ラム 「ダーリンには、普通に学校に行ってて欲しいっちゃ」と言った。ラムは、あたるが学校に行ってれば少しでもあたるの気が紛れるだろうと思ったのだ。ラムの言葉に対して、あたるは聞き取れるか聞き取れないかくらいの声で
あたる 《アホ、学校行ったってラムが居なけりゃ意味無いわい》と言った。
ラムは、あたるが何か言ったのは分かったが何を言ったのか分からなかった
ラム 「何だっちゃ?」ラムは、強い口調であたるに聞いた。

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