うる星やつら regain one's memory エピソード4 (Page 7)
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ラム (みんな本当にありがとだっちゃ)ともう一度心の中でお礼を言って出ようとした時
ラン 「ラム、お前とダーリンの事は、わしらが助けてやるさかい明日は頼むで!そやないと、わしの苦労水の泡や」とランがモニターに背ん向けたまま言った。
ラム 《ランちゃん、ありがとう》ラムは小さな声で、そう言うとUFOを出て行った。
 UFOの中では、弁天が機械を組み立ている。そこにプカプカとテンが飛んできた、どうやら寝ている様だ。それを見つけた弁天が
弁天 「ラムのやつ、ジャリテン置いてきやがった」と言うと、テンのオムツを掴みポイっとお雪の方に投げると
弁天 「おい、お雪!ジャリテンそっちに寝かせといてくんねぇか?ここじゃぁ、アブねぇからよ」と言った。お雪はテンを受けとると
お雪 「分かったわ」と言って、ソファーに寝かせた。その時ランが
ラン 「そっちは、随分楽しそうやなぁ」と言い、更に
ラン 「こっちは一人寂しくやってるわい」と言った。するとお雪が
お雪 「あら、なんならランもこっち来ればいいじゃない」と言ったが、それに対しランは、
ラン 「行きたいのはヤマヤマなんやけど、ラムのUFOのコンピューターじゃ処理が遅くて、何日かかるかわからんで」と言った。それを聞いてお雪は
お雪 「なら、仕方ないわね」とあっさり言ったので
ラン 「ほな、しゃぁない自分で紅茶でも淹れながら頑張るわ」と言った。


 ラムがあたるの部屋に着いた頃は、既に日も暮れちょうど夕食時だった。あたるは、部屋には居なかったのでラムは下に降りて、茶の間を覗いた。すると、あたるは呑気にTVを見て笑っていた。ラムは少し安心して
ラム 「ダー」「ア」「リン」とあたるの背中に抱きついた。あたるは、急にラムに抱きつかれて驚いて
あたる 「おぅ、ラム帰って来たのか」と言った。ラムは
ラム 「うん」と言って腕に、強く抱きついた。あたるは、
あたる 「や、やめんか!」と言いながら腕をブンブンと振った。ラムは楽しそうにあたるの腕にしがみついている。
ラム (明日、明日になればダーリンを今の苦しみから救えるっちゃ。ううん、ウチが救ってみせるっちゃ)ラムは、そう思いながらあたるの腕にしがみつき、あたるの温もりを感じていた。
  
               続く
  
   弁天とお雪の手で、ついに精神にアクセスする装置が完成。ラムは、弁天達の制止を押しきり装置を起動、あたるの精神の中へ。作戦は成功するのか?また、ラウも行動を開始する。
 
 次回エピソード5にご期待下さい。

          エピソード4END










 
 




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