うる星やつら regain one's memory エピソード6 (Page 2)
Page: 01 02 03 04 05 06 07

お雪 「残念ながら、今は分からないわ」と言った。するとテンは
テン 「そうかぁ」と言って、肩を落としたがハッと何かを思い出した様に
テン 「わい、心当たりあるねん!ラムちゃん治せるかもしれへん人おるで!」と言った。すると弁天が
弁天 「な、なんだと!」と勢い良く立ち上がった。そして
弁天 「だったら、すぐにそいつ連れて来い!」と言った。テンは
テン 「分かったで!すぐ連れてくるさかい、まっててや!」と言うとスクーターを引っ張りだし、スクーターに乗ってUFOを出て行った。テンの後ろ姿を見ながらお雪は
お雪 「大丈夫かしら?」と言った。すると弁天が
弁天 「とにかく今は、可能性の有ることは全部やるだけだぜ」と言うと、お雪も
お雪 「そうね」と言った。その時ランが
ラン 「あら、ダーリンが目を覚ましそうよ」と言い、弁天とお雪もあたるの所へ行った。
 あたるは、ゆっくりと目を覚ました。そして起き上がると、すぐに弁天、お雪、ランを見つけて
あたる 「弁天さま〜、お雪さん、ランちゅわ〜ん」と言って一番近い弁天に抱きつこうとしたが
弁天 「てめぇは、進歩ってものがねぇのかー!」と言ってあたるの顔面に正拳突きを食らわせた、あたるはそのまま壁まで殴り飛ばされた。弁天は
弁天 「てめぇは、記憶が戻ったみてぇたが、ラムを見てみろ!」と言うと、あたるは振り返りラムの寝ているベッドを見た。弁天は
弁天 「てめぇのナノマシーンを駆除した挙げ句、この通り眠ったまま目を覚まさなくなっちまったんだぜ!」とあたるの胸ぐらを掴んで言った。あたるは
あたる 「え?ま、まさか・・・」と言い
あたる (あれは、夢じゃなかったのか)とラムがあたるの精神にアクセスしてきた事を思い出し、ラムの横に行くと
あたる 「ラム!!」と声をかけた。それを見て弁天は
弁天 「やっと理解しやがったか」と言い、続けて
弁天 「今、色々方法を考えてるんだが、やっぱり敵の星に乗り込むしか無さそうだぜ。もちろん、てめぇも行くよな?」と言い、あたるは黙って頷いた。

 その頃テンは、UFOからラウの宇宙船に急いで向かっていた。テンは手近な所にスクーターを停めて、ラウの宇宙船に向かった。
 ちょうどそこに、メガネ達四人組が通りかかりテンを見つけた。メガネは
メガネ 「おい、ありゃぁジャリテンじゃないか?」と言うと、カクガリが
カクガリ 「なんか急いでるみたいだな?」と言い、パーマが
パーマ 「おい、後つけて見ようぜ」と言うとテンの後を追いかけた。それを見てチビは
チビ 「お、おい、待ってくれよぅ」と3人に続いた。暫く進むと少し拓けた所にでて、メガネ達はそこに有る物を見て驚愕した。それは、間違いなく地球上の物ではない乗り物でラムのUFOともまるで違う物だった。それを見たメガネは
メガネ 「な、何だこれは!」と言うと、パーマが
パーマ 「おい!あそこ見ろ!」と指を指した。それを見てメガネが
メガネ 「あれはジャリテン・・なんで奴があんな物の中に」と言うと四人は様子を伺った。
 テンは、宇宙船の中に入りラウの所へ行くと
テン 「大変や」と言った。するとラウは
ラウ 「おや?どうした?」と落ち着いた態度でテンの話を聞いた
テン 「ラ、ラムちゃんが眠ったまま意識が戻らんのや」とラウに訴えた。ラウは
ラウ 「なるほど」と言うとテンは
テン 「なぁ、超一流のスパイなら治せるやろ?」と言った。ラウは
ラウ (ドイル様の言う通りだ。よし、この状況を利用してラム様を星まで、お連れしよう)と思い
ラウ 「うーん、実際見てみない事になんとも言えないから、僕をラムさんの所に連れていってくれるかい?」と言った。テンは
テン 「ほな、すぐ行こう」とラウと共に宇宙船を出た。それをメガネ達四人が見ていて、メガネが
メガネ 「おい、出て来たぞ」と言うと、テンの後から出て来たラウを見てパーマが
パーマ 「おい、ジャリテンの後から出て来た奴、誰だ?」と言った。するとメガネが
メガネ 「見た事無い奴だなぁ」とメガネを直しながら言った。するとパーマが
パーマ 「おい、ちょっと見に行かねぇか?」と言い、宇宙船に近づいて行くと、他の3人もパーマの後に続いた。
 宇宙船のドアの所に着いたパーマは
パーマ 「まさか、このドア開かないよな?」と言ってドアに付いているボタンを押すと、
  プシュー
と言う音と共にドアが開いた。パーマは驚き後に飛び退いたが、後にはメガネ、カクガリ、チビが居て将棋倒しの様に四人は倒れた。
メガネ 「いたた、何やっとるんだ、何を!」メガネは、そう言いながら起き上がった。するとパーマは
パーマ 「悪ぃ、悪ぃ、急にドアが開くもんだから驚いちまった」と笑った。先に起き上がったメガネは
メガネ 「よし、中を見てみようじゃないか」と言うと、振り返り3人を見た。するとチビが
チビ 「え〜、やめようよぅ」と言い、それを聞いたメガネが

Page 1 Page 3
戻る
Page: 01 02 03 04 05 06 07