うる星やつら regain one's memory エピソード6 (Page 3)
Page: 01 02 03 04 05 06 07

メガネ 「なら、お前はここで見張っておけ!」と言い中に入って行った。するとチビも
チビ 「あ、置いてかないで〜」と、一緒に中に入って行った。
 一方テンとラウはラムのUFOに向かっていた。やがてUFOが見えてくるとテンが
テン 「あれがラムちゃんのUFOや」と言った。ラウはテンのスクーターの後ろに座りながらUFOを見て
ラウ (かなりデカイな、あれを引っ張って行くのは難しいな)と思った。
 やがて、UFOに着くと、テンは
テン 「こっちやで」と中に入っていき中に居る弁天達に
テン 「ラムちゃん治せる人連れてきたでぇ」と言った。それを聞いたラウは
ラウ (え?誰か居るのか?)と思った時テンが
テン 「はよう、ラムちゃん見てんかぁ」と言いラウの手を引いて中に連れて行った。弁天達の前に連れていかれたラウは
ラウ (なんだ、女性ばかりか)と思い
ラウ 「あ、初めまして・・」と言いかけた時、弁天が
弁天 「挨拶なんかいいから早くラムをみろ!」とラウを急かした。ラウは
ラウ (な、なんて気性の荒い女性だ)と思った。その時テンがラムの所に居るあたるに気づき
テン 「なんや、お前目ぇ覚めたんかいな」と言うと、あたるは
あたる 「なんじゃ、ジャリテン。俺は目を覚まさない方が良かったみたいな言いぐさだな?」と言った。するとテンは
テン 「あたりまえや!お前みたいな奴はずっと寝てた方が世の中の為や!って、お前わいの事思い出したんかぁ?」
とあたるに聞くと、あたるは
あたる 「あぁ、お前の事など思い出したくもなかったがな」と言った。それを聞いてテンは
テン 「可愛くないやっちゃなぁ!なんでお前やのうてラムちゃんが目覚めないねん」と言った。そのやり取りの中、ラウがラムの所に来た。そして、あたるを見て
ラウ 「うわぁ」と声を上げ、更に
ラウ 「な、なんでお前が」と言って慌てて口を押さえた。その言葉に、いち早く反応したのは弁天だった
弁天 「ん?てめぇら知り合いか?」弁天は、ラウとあたるに対してそう言うとスタスタと二人に近づいた。するとあたるが
あたる 「俺は、こんな奴は知らんが」と言うと、テンは
テン (そうか、スパイやから全部調べて有るんやな?番組の事は、このアホにも内緒っちゅう訳やな)と思った時、弁天が
弁天 「へぇ、諸星が知らねぇのにてめぇは知ってる訳か」と言うとラウの方を向いて
弁天 「てめぇ!一体なにもんだ!!事と次第によっちゃタダじゃおかねぇぞ!」と怒鳴るとラウは
ラウ 「あわわわ」と狼狽えた。するとそこにテンがラウに
テン 「なぁ、もう本当の事言うた方がええでぇ。弁天ねぇちゃん怒らせたら大変やで」と言った。するとラウは
ラウ 「ほ、本当の事?」と言い
ラウ (ま、まさかこいつ全て気づいていて僕を誘き寄せたとでも言うのか?)と思うと、テンが
テン 「なぁ、番組の事話した方がええんちゃうかぁ?」と言った。それを聞いたラウは
ラウ (あ、焦らせやがって)と思い
ラウ 「そ、そうだね、事態が事態だからやむを得ないでしょう」と言うとお雪が
お雪 「どう言う事かしら」と言い、弁天が
弁天 「分かる様に説明しやがれ!」と言った。するとラウは
ラウ 「そう、興奮なさらずに、まず僕の話を聞いて下さい」と言うと、テンに話した事と同じ事を説明した。するとお雪が
お雪 「なるほど、するとラムがその番組の最終選考に選ばれたわけね」と言った。するとラウは
ラウ 「はい、そうです」と言い、お雪は更に
お雪 「そんな番組は、聞いた事ないけど、どこの番組かしら」と言った。するとラウは
ラウ (ま、まずい。やはり子供を騙すのとは訳が違う)と思い、苦し紛れに
ラウ 「実は、今回の調査と番組の事に関しては本人にも教えてはいけない事なんです。ですから、これ以上教える訳にはいないんです」と、焦ってるふりをした。と言うか本当に焦っていた。すると弁天は
弁天 「本人にも内緒って、おかしいじゃねぇか。じゃ、どうやってその番組の会場まで連れて行くんだ?」と突っ込んだ。するとラウは
ラウ 「そ、それは方法なら色々有りまして」と言ったが、弁天は更に
弁天 「例えばどんな方法だ?」と突っ込んだ。答に困ったラウは
ラウ 「そんな事よりも、今はラムさんの容態を診る方が先決なのでは?」と話を逸らした。するとお雪が
お雪 「そうね、まずはラムを見てもらいましょうよ」と弁天に言った。すると弁天も
弁天 「そうだな、だがラムにちょっとでも変な真似してみやがれ、タダじゃおかねぇぞ!」と言った。ラウは、ゴソゴソとポケットの中から何かを取り出すと、それをラムのこめかみの辺りに着けた。それを見て弁天が
弁天 「おい!それは何だ?」とラウに聞いた。ラウは
ラウ 「あぁ、これで意識レベルを計測するんです。」と言い計測を始めた。弁天達はラウから少し離れた所で小声で話始めた
弁天 《あいつ、怪しくねぇか?》
ラン 《わしも、そう思っとった所や》
お雪 《悪意は無さそうだけど、疑わしいのは確かね》

Page 2 Page 4
戻る
Page: 01 02 03 04 05 06 07