うる星やつら devil planet (Page 6)
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 「どう言う事だ!何で俺が女性恐怖症にならにゃぁならんのじゃ!」と言った。するとソルは
 「な、何の事でっしゃろ?」と言ったが、あたるは引き下がらず
 「とぼけるな!お前が俺の頭の中をいじったのだろうが!いいから元に戻せ!」と言った。ソルは渋々
 「ほな、しゃぁない。ちょっと早いけど元に戻しますか」と言った。そして、ソルとあたるは地下へと続く階段を降りて行った。その頃、ラムと面堂、しのぶ、メガネ達4人組は、あたるの後に続き屋敷のドアを開けると、物音を立てない様に忍び込んだ。そして地下へと続く階段をパーマが見つけ
 「おい、こんな所に下に降りる階段が有るぞ!」と言うと、全員階段の所に集まった。階段を見た面堂は
 「きっと、この下だ……」と言って、ゆっくりと階段を降り始めた。みんなで階段を降りると、鉄製のドアに行きつきラムがゆっくりと音を立てない様に少しだけドアを開けた。するとそこには椅子に座ったあたると、その先にガスマスクを被った怪しい人物が操作盤を操作していた。その時あたるの頭上の機械が低い音を立てながら回転を始めた。ラムは、その機械を見て
 『あ、あれは!人の頭の中を書き換える機械だっちゃ!きっと、あのガスマスクがダーリンの頭の中をいじったんだっちゃ!』と小声で言った。あたるの頭上の機械は、光を放ち始めた。それを見てラムは
 「まずいっちゃ!ダーリンの意識にアクセスする気だっちゃ!」と言うと同時にドアを勢い良く開けると中に飛び込んだ。それを見て面堂とメガネが同時に
 「あ、ラムさん!」と叫んだ。そんな騒ぎにソルが気付き
 「な、なんや!おまえらは?」と驚いて声を上げると、ラムが
 「お前、ダーリンに一体何をしてるっちゃーーーーー!」と言って機械に向かって電撃を放った。それを見たソルは
 「あ!何やっとるんやー!」と言うと慌てて操作盤をいじりだした。しかし機械はラムの電撃を浴びてバチバチと放電を始め、あたるの頭上の機械は物凄い速さで回転を始めた。ソルは操作盤から手を離すと、後ずさりしながら
 「あ、あかん……暴走してしもうた」と言い、ラムの方を向くと
 「何て事してくれたんや!下手したら、あたるはんの頭の中がグチャグチャになってまうで!」と言った。それを聞いてラムは慌ててあたるを助け出そうとしたが、突然機械が爆発してラムは吹き飛ばされた。もうもうとする煙の中でソルは
 (なんやこの星の雌は!空も飛べるし電撃も放つんかいな!)と思った。ラムは吹き飛ばされた衝撃で強く体を打ったがヨロヨロと立ち上がると
 「いったーい……は!ダーリンは?」と言うと、薄れる煙の中に倒れる人影を見つけた。ラムはすぐに駆け寄るとそれはあたるだった。ラムはあたるを抱き起こすと
 「ダーリン!ダーリン!」と呼びかけた。するとあたるは
 「う〜ん」と言うと、ゆっくりと目を開けた。ラムは目を覚ましたあたるを抱きしめ
 「ダーリン!よかったっちゃ」と言った。あたるがラムを見て
 「ラ、ラム?何でここに?」と言うと、ラムは
 「ごめんっちゃ、ダーリン……実は、ダーリンの後をつけて来たっちゃ……」と言った。あたるは、立ち上がりながら
 「そうか」と言うと周りを見渡し、ソルを探した。その時ラムが
 「あれ?そう言えばウチの事、怖くないっちゃ?」と聞くと、あたるは
 「ん?そう言えば……治ってる……治ったぞー!」と歓喜の声をあげた。すると、その声を聞き煙の向こうから面堂を始め、しのぶとメガネ達が表れた。それを見てあたるは
 「あ、しのぶ!やっぱり俺の事が心配だったんだな」と言うと素早くしのぶの後ろに回り込み、背中に指を這わせた。しのぶは全身に悪寒が走り思わず
 「治った途端これかぁぁぁ!」と言うと近くに有った巨大な機械を持ち上げ、あたるに向かって放り投げた。あたるがサッと避けると、その機械は後ろに居た面堂に直撃したかに見えたが面堂は、その機械をどこからか取り出した日本刀で真っ二つにした。そして、すぐさまあたるの所に行き
 「貴様!今のは僕が居るのを知ってて避けたのだろう?」と言って一気に振りかざしたが、あたるは間一髪の所で真剣白羽取りで受け止めた。その様子を見ていたソルは
 (な、なんて事や……あの大きな機械を軽々と放り投げ、それをあの様な剣で真っ二つに切り裂くなんて……しかも、その剣の一撃を素手で受け止めたやと?)と思った時、どこからともなく光体が現れ突然
 「パーティ会場はここかのぅ」と錯乱坊が現れ、それと同時に大爆発を起こした。その爆発でソルも吹き飛ばされた。ソルは錯乱坊を見ると
 「ば、化物や!」と声を上げた。その時、メガネ、パーマ、カクガリ、チビが、錯乱坊に近づきメガネが錯乱坊を蹴りながら
 「この妖怪坊主が!なんの見境も無く、いきなり現れやがって!」と言い、続いてパーマが

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